【高野山「奥の院」】 弘法大師空海、入定の聖地。日本三大霊山の一つ

ずっと高野山について書いてきましたが、今回の記事が最後です。

【高野山の総門「大門」】【壇上伽藍(だんじょうがらん)】【高野山 金剛峰寺(こんごうぶじ)】と続き、奥の院の紹介です。

 

奥の院は、壇上伽藍と同じく、高野山の二大聖地の一つです。

朱色の根本大塔が華やかな、明るい雰囲気の壇上伽藍とは全く違い、奥の院はお墓だらけで少し重々しい雰囲気がします・・・。

参拝記

高野山公式HPからマップを拝借。

奥の院は、高野山の東側にあります。

 

 

車で行く方は、駐車場が中の橋近くにあるので、中の橋から入ることになると思うのですが、正式には一の橋が表参道です。

中の橋と一の橋にはそれぞれ案内所があるので、詳しく聞けばよいかと思いますが、距離はだいたい1キロくらい、車で4分くらい離れています。

 

バスで行く場合、一の橋から行く場合は「奥の院口」で下車し、中の橋から行く場合は「奥の院前」で下車します。

 

どちらのルートで行っても、途中から同じ道になりますが、正式には一の橋からお参りしますし、大名や武将のお墓がありますので、一の橋からお参りするのをオススメします。

 

 

私達は駐車場に近い、中の橋から入りました。


 

たくさんの人が参道を歩いていました。


巨木が立ち並びます。

・・・ハイ、私の写真はここまでです。

 

 

高野山は、青森県の恐山、滋賀県の比叡山と並び、「日本三大霊山」です。

 

恐山は夫のふるさと青森県にあるので「一度行ってみたいなぁ」と思っていたのですが、お気に入りのTV番組である「ドキュメント72(NHK)」を見て、「観光気分」で行くところではないなぁと思いました。(恐山は、あの世に最も近いと言われているそうで、故人を想う場所なのだそうです)

高野山もはっきり言うと、観光気分で行くところではないなぁと思います。

 

古い大名、戦国武将のお墓や、慰霊塔がたくさん並んでいて、恐山のように涙を流す人こそ見ませんでしたが、あの雰囲気は独特的なものがあります。

そのため、写真は気分的に撮れませんでしたし、観光というよりは、弘法大師空海の聖地巡礼として、厳かな気持ちで訪れる方が多いと思います。

 

私は中の橋を入ったあたりから写真撮影をやめましたが、弘法大師が眠る霊廟手前の「御廟橋(ごびょうのはし)」までは、写真を撮ってもかまわないそうです。

 

 

 


高野山①大門の記事でも載せましたが、高野山の土産物店には「ガイドブック」がありますので、オススメです。

撮影禁止の弘法大師御廟の写真や、国宝の像、曼荼羅の写真など、掲載されています。

 

 

 

行きは一の橋、帰りは中の橋から、とすると全て見れると思います。

一の橋から入ると、
・関東大震災横死者供養等
・阪神淡路大震災物故者慰霊碑
・曽我兄弟の墓
・多田満仲の墓(高野山上で最も古い墓碑)
・熊谷直実と平敦盛の墓
・上杉謙信、景勝の霊廟(重要文化財)
・武田信玄、勝頼の墓(県史跡)
・伊達政宗の墓
・上智禅尼の墓(県史跡)
・石田光成の墓
・明智光秀の墓
・姿見の井戸・・・自分の影が映らないと早く死ぬという伝説がある(私はこういうのは見ません)
・汗かき地蔵・・・諸人の罪業を一身に背負い、衆人にかわって焦熱の苦を受けているといわれている
・結城秀康石廟(重要文化財)
・織田信長の墓
・豊臣家の墓(秀吉、母公、淀君ら一族の墓。県史跡)
などなどがあります。

 

中の橋から入ると見れませんので、ご注意を。

 


 

 

中の橋から入って驚いたのは、日本しろあり対策協会の「しろあり慰霊碑」です。シロアリを供養なさっているんですねぇ・・・。定期的に慰霊祭も行っているそうです。

仏教には「十善戒」というものがあり、その中の一つに「不殺生・・・故意に生き物を殺さない」とあるので、害虫駆除がお仕事であるとはいえ、供養する気持ちは大切であると思います。

 

 

高野山一帯は聖地なのですが、薄暗い時刻に一人で歩きたくないなーと、直感的に思いました。(お墓だらけですから・・・)

 

弘法大師が眠る御廟の少し手前にある「御廟橋(ごびょうばし)」は、渡る前に合掌して一礼しましょう。弘法大師がこの橋まで、参拝者を出迎えに来てくれているそうです。

 

霊廟では、今も弘法大師空海が生きており、瞑想を続けていると信じられているそうです。

 

そのため、1200年もの間、一日に2度、食事が運ばれているそうです。

 

 

→→空海 ウィキペディア・・・即身仏説もあれば、火葬説もあるようです。

 


良い映像を見つけました。
弘法大師空海が残した言葉。

 

あなたはどの言葉が胸に響きましたか。

 

 

「道理に迷って苦しむのも、自分の中にある仏に目覚めて正しく励むのも、みな自分の決心次第である。」

「ものの道理を見る目が開いていれば、身の回りのもの全てが大事なものだとわかる。」

 

 

うーん、・・・精進せねば!

 

 

以前、「世界ふしぎ発見! 空海 天才の秘密に迫る」という番組の放送がありました。

・空海は豪族「佐伯氏」の生まれ。
・大学を中退。
・高知県の洞窟で修行し、100万回お経を唱えたら、明けの明星が口の中に飛び込んできて超能力が目覚めた。
・ありがたいお経を読みたいけれども梵字(ぼんじ)が読めなかったので、中国の長安(現在は西安)に私費で留学。
・長安には土木など最先端の学問がそろっていたので、いろんなジャンルに詳しくなった。
・サンスクリット語(梵字)をマスターし、さまざまな学問を学ぶ。
・字がとても上手だったので、中国でとても尊敬され、五筆和尚(ごひつおしょう)と呼ばれた。
・長安の青龍寺で密教の第一人者である恵果(けいか)と出会う。恵果は空海を後継者に指名し、全ての教えを授けた。
・密教を布教するため朝廷から京都の東寺をさずかり、修行の場として高野山を選ぶ。
・水銀(大仏のメッキに必要)に関わりが深かった。丹生は水銀のこと。
・高野山と四国88箇所は、中央構造線の近くで、水銀鉱山の近くにある。
・宗教、鉱山、医学に詳しく、ダビンチに匹敵する万能の天才であった。
・宿曜経を日本にもたらし、曜日が使われるようになった。
・62歳で入定(にゅうじょう)。永遠の瞑想に入る。
・朝廷が「弘法大師」の称号を送る。
・空海は日本に炭(白炭)を伝えた。江戸時代に改良が加えられ、和歌山県の特産品である備長炭になった。

・・・そういえば、いたるところに「弘法の湯」とか「弘法の水」がありますが、鉱脈を探すのに長けていたのであれば、水脈も見つけたんだろうなぁと思います。

 

弘法大師が湧かせた水(弘法水)は全国に1400箇所以上もあり、ミネラルやイオンなどが豊富なんだそうです。

 

宗教、医学、土木、治水に詳しく、石油、石炭、温泉の使用方法、麦のまきかたなど、さまざまなジャンルのプロである空海は、行く先々で困っている人々を助けたことでしょうね。

 

 

→→生石高原。ススキの名所で、弘法大師空海が護摩修行をした笠石がある。 ・・・空海が山で修業をしたのは、鉱脈を探していたかららしい。

 


 

さらに空海は「いろは歌」を書き、人々に文字を教えたとも言われているそうです。(空海ではないとする説もある)

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

(意味)・・・綺麗に咲いたあの花も時が来れば散っていく。人も同じで子供も大人となり、年をとって花のように散っていく。草でも木でも、この世の中に、変わらないものは何一つない。世の中のうつりかわっていく定めにさからって、悩んだり願ったりして苦しまずに、いつでもできるだけのことを力いっぱいやり、人のため世のためにつくし、どんなことが起きても心配のないようにしっかりとしておく。そうすれば、年をとってから花のように散っていくことも、少しも苦しみにはならない。

(「教育まんが お大師様」の本から意味を抜き出しました。良いこと書いてるなぁ~~~)

 

 

 

長くなってきたのでこのあたりで終わりますが、真言宗の一番短いお経は、
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」です。

 

「仏さまの慈悲の光は、すべてのものに及び、すべてのものに幸せを及ぼそうという智慧(ちえ)の働きは、ダイヤモンド(金剛石)のように堅固で輝きを失いません」という意味です。

 

 

私が厄除け祈祷を受けた川崎大師平間寺は、高野山真言宗ではなく、真言宗智山派ですが、
「なーーーーーーーーーむーーーーーだいーしーーーーーーへーんじょーーう こーーんごーーーーーーう」
と、唱えていました。
(高野山真言宗も同じようなリズムでしょうか?)

 

 

 

今も昔も人の心をひきつける弘法大師空海。
日本全国にその足跡がありますが、ぜひ、高野山にも訪れてください。

 

 

 

 

 

弘法大師空海が唐から学び、持ち帰った両界曼荼羅。

胎蔵界曼荼羅・・・大日如来の慈悲を表す。

 

 

 

 

金剛界曼荼羅・・・大日如来の知恵を表す。

 

 

 

宇宙の真理を誰もが見えるように視覚化したものが曼荼羅だそうですが・・・、うーん、見てもわかりません・・・(^_^;)

 

多くの仏様に見守られている感はひしひしと伝わってきますね。

 

 

空海と言えば、天台宗の開祖である最澄と仲たがいをしたとする話が有名です。

【比叡山と高野山、最澄と空海】 比叡山延暦寺紹介の前に、簡単に説明に書きましたので、併せてご覧ください。

 

 

次回から高野山周辺(と言っても、車で1時間くらい離れている)観光スポットを取り上げたいと思います。

 

 

田辺(たなべ)市
→→護摩壇山(和歌山県最高標高)。ごまさんスカイタワーと、高野龍神スカイライン。・・・高野山から南へ車で40分くらい

 

有田川町
→→欄島(あらぎ島)。江戸初期に開拓された棚田が奇麗!・・・高野山から南西へ車で1時間

 

関連記事

→→【比叡山と高野山、最澄と空海】 比叡山延暦寺紹介の前に、簡単に説明

 

和歌山県で弘法大師空海と関連のある記事です。

→→高野山①大門の記事はこちら

→→高野山②壇上伽藍(だんじょうがらん)の記事はこちら

→→高野山③総本山金剛峰寺(こんごうぶじ)

→→高野山④奥の院

→→慈尊院。空海の母と関わりの深い寺で、乳房型の絵馬がある・・・九度山町。

→→丹生官省符神社・・・九度山町。空海創建の社。

→→丹生都比売神社・・・かつらぎ町。丹生都比売神を祀る神社の総本社で、水神・水銀鉱床の神。

→→生石高原。ススキの名所で、弘法大師空海が護摩修行をした笠石がある。 

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、南海高野線の極楽橋駅から南海高野山ケーブルに乗車し、終点の高野山駅で下車します。
遠方から行く場合、 新幹線利用ならば新大阪駅で下車→南海なんば駅→特急こうやに乗車。
飛行機利用なら、関西国際空港で降りて、南海電鉄に乗車し、なんば駅→特急こうや。

電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

高野山駅からは、南海りんかんバスに乗車します。奥の院へは、奥の院行きのバスに乗り、奥の院口で下車します。
南海りんかんバス路線図、時刻、運賃

車で行く場合、高野山内にはたくさん駐車場があります。奥の院に一番近くて大きな駐車場は、高野山観光協会中の橋案内所のすぐ近くにある、中の橋第一駐車場です。
高野山駐車場マップ

 

フリー切符

南海電鉄の「高野山・世界遺産きっぷ」が便利です。
高野山駅までの電車割引往復乗車券と高野山内バス2日フリー乗車券がセットになったお得なきっぷで、2日間有効。
拝観料2割引、指定お土産屋さんで1割引などの特典があります。
南海電車お得な切符

バスのフリー切符のみ欲しい方は、高野山内バス一日乗り放題でご覧ください。大人830円、小児420円。

近くの宿泊施設

恵光院。奥の院一の橋近くの宿坊です。

お得で便利な、旅の予約サイト

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