【丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)】 弘法大師空海が創建した

前回からの続きです。

弘法大師空海と関わりの深い慈尊院の南側に、弘法大師空海が創建したといわれる丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)があります。

ここも慈尊院や、高野山の伽藍、奥の院金剛峰寺と共に、紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産登録されています。

参拝記

先ほどの慈尊院の派手な多宝塔の奥に、このような階段があり、上った先に丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)があります。


階段はなんと、119段。

 

「和歌山で長い階段のある神社」と言えば、和歌山市和歌浦の「紀州東照宮(関西の日光)」が上げられますが、それでも108段なので、こちらのほうが段数が多いです。

けれども、先日東京タワーの階段(約600段)を上ってきた私には、119段は楽勝でした。

 

和歌山でスゴイ階段のある神社と言えば、やっぱり神倉神社でしょう。

神倉神社(世界遺産)も階段がスゴイ。538段!・・・足腰の弱い人はご注意を! 山上に「ゴトビキ岩」がある。

 

 

 

ちょうど台風が九州に近づいていた時で、雨が降ったり止んだりで、笠をさしたり閉じたり・・・が忙しかったです。

 

夫と子供達には、道の駅柿の郷くどやまで遊んでもらっていたので、先ほどの慈尊院と、丹生官省符神社は私一人でお参りに来ました。

 

神社仏閣の一人お参りは、静かで良いです。

 

ちなみに、この119段の石段と石造りの鳥居、石灯籠は槙尾明神参道からこちらへ移されてきたそうです。

 


 

石段の途中、右手側にこんな石の塔があります。

これは町石(ちょういし)といって、道標(道しるべ)のようなもの。

 

1町(約109メートル)ごとに置かれ、高野山の壇上伽藍・根本大塔を基点として慈尊院まで180基、根本大塔から奥の院・弘法大師御廟まで36基の、合計216基の町石があるそうです。

これは180番目の町石。鎌倉時代の石です。

 

 

 

階段を上りきると、朱色の鳥居。

 

 

 

こちらが本殿です。 国の重要文化財、世界遺産。

主祭神は丹生都比売大神、高野御子大神、大食都比売大神、市杵島比売大神。

 

もとはこの四神に太神宮(天照大御神)、八幡宮(誉田別大神)、春日明神(天児屋根大神)の三社を祀り、神宮寺の神通寺をあわせ神通寺七社明神とも呼んだそうです。

 

丹生都比売大神(にうつひめ)、高野御子大神(たかのみこのおおかみ)は、高野山の壇上伽藍の記事でも取り上げましたが、弘法大師空海を高野山の地へ導いた神様です。

 

 

丹生都比売大神は、別名、稚日女尊(わかひるめのみこと)とも言い、生田神社(神戸市中央区)や玉津島神社(和歌山県和歌山市)の祭神で、天照大神の妹神(もしくは幼名)とされているそうです。

 

いろんな説があるそうなので、ウィキペディア 稚日女尊(わかひるめのみこと)でご覧になってください。

 

丹生官省符神社のHPには、「丹生都比売大神は、天照大神の妹神である」と書いてありました。

 

 

 

もう一人の神様「高野御子大神(たかのみこのおおかみ)」は狩場明神(かりばみょうじん)のことです。

社殿には、文化財に指定されている魔除・厄除獅子頭のパネルがありました。写真は丹生官省符神社HPでご覧になってください。

 


絵の左が弘法大師空海。右が高野御子大神(狩場明神)。

狩場明神が従えていた白と黒の犬が、弘法大師空海を高野山の地へと案内します。

 

 

 

高野山②壇上伽藍(世界遺産)などの記事で、「空海が高野山に導かれた話は神秘的だけど、本当はもっと普通だったんじゃないかと思う」と書きましたが、ここへお参りに来て、
「うーん・・・。神様の、お導きだったのかもなぁ・・・」
と思いました。(こっちのほうがロマンがある)

 

 

(神社の説明書きより抜粋)

丹生官省符神社の創建は816年で、弘法大師空海が慈尊院を開いた時、丹生明神と高野明神の二神を祀り、元は紀ノ川の河畔に鎮座しました。

その後、現在の地に移され、神々を合祀し「七社明神」とも称されたが、明治に入って三殿となった。

向かって右から第一殿、第二殿、第三殿と配置され、同規模同形式の社殿となっている。

 

ここから高野山の根本大塔まで、1時間毎に約5~10分の休憩と、30分間の食事をとった場合、 約7時間20分もかかるそうです。(ということは、弘法大師空海は、一ヶ月に9回、片道7時間20分かけて慈尊院の母公のもとへ通われていた、ということになりますね)

 

 

次は、かつらぎ町にある丹生都比賣(にうつひめ)神社を紹介したいと思います。

 

全国に約180社ある丹生都比売神を祀る神社の総本社です。

 

以前、高野山奥の院の記事でも取り上げましたが、丹生とは水銀を意味し、丹生都比賣大神(にうつひめ)は水神・水銀鉱床の神です。

 

丹生官省符神社からは山道をグネグネ走って、車で30分くらいで到着します。

 

 

関連記事

弘法大師空海に関係する記事です。

→→慈尊院(世界遺産)・・・弘法大師空海の母公(玉依御前)と関わりの深い寺。珍しい乳房型の絵馬がある。

→→高野山の記事はこちらから・・・大門や奥の院など。

→→生石(おいし)高原の記事はこちらから・・・空海が修行した山。

→→【比叡山と高野山、最澄と空海】 比叡山延暦寺紹介の前に、簡単に説明

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、南海高野線九度山駅で下車し、徒歩25分(2km)です。

和歌山駅から行く場合、橋本駅で南海高野線に乗り換え、九度山駅で下車。料金は1100円、一時間半の乗車時間。

遠方から行く場合、 新大阪駅で新幹線をおります。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

 

歩くのが不便な人は、九度山町を巡回するバスがあります。乗車料金は100円、子供50円。
平成28年1月24日(日)~平成29年1月7日(土)のうち土日祝および特定日(計123日間)の運行で、九度山駅前~九度山町役場~真田庵前~道の駅柿の郷くどやまを巡回します。
赤いバスで六文銭がついています。
九度山駅巡回真田バスHP

 

道の駅柿の郷くどやまで巡回バスを下り、慈尊院まで徒歩10分、800mです。丹生官省符神社は慈尊院の南側にあります。

九度山町役場で、レンタサイクルの貸し出しもあるようです。

車で行く場合、参拝者用の駐車場がありますが、台数が少ないです(10台未満くらい)。
近くの旧体育館跡地駐車場か、道の駅柿の郷くどやまに駐車するのをおすすめします。
真田ミュージアム駐車場案内

フリー切符

九度山・真田ミュージアム開館期間中、真田・九度山切符が発売されています。こちらはミュージアムの入場券引換券つきです。
真田・九度山切符

各私鉄がフリー切符を出していますので、「○○電鉄 九度山フリー切符」で検索してください。
フリー切符は、必ず注意事項をよく読んでお使いください。

近くの宿泊施設

中川旅館。九度山駅から徒歩数分。

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