【上野動物園】 世界三大珍獣が見られる、日本最古の動物園。東日本でパンダが見られるのはココだけ!

今日は東京都台東区の「上野(うえの)動物園」を紹介します。

レジャー記

公共交通機関で行く場合、JR上野駅(公園口)から徒歩5分とめちゃくちゃ交通アクセスが良いです。

車で行く場合、付近の有料駐車場を利用することになりますが、上野公園周辺の駐車場は結構高いです。

入園料は、大人600円、中学生200円(都内在住・在学の中学生は無料)、小学生以下無料です。「東京・ミュージアムぐるっとパス」対象施設です。

 

月曜日休園(月曜が祝日の場合、翌日休み)

開園時間は9時30分~17時(入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで)

 

 

上野動物園は1882年3月20日に開園し、今年(2021年)で創業から139年と日本で一番古い動物園で、希少動物をはじめ500種あまりの動物を飼育しており、種類は愛知県名古屋市の東山動植物園(550種)に次いで多いです。

また、日本で一番多くのお客さんが訪れる動物園でもあります。

 

面積はズーラシアや多摩動物公園に比べて狭いですが、駅に近くて平坦地なので、散策しやすいです。

→→【ズーラシア】の記事はこちら・・・神奈川県横浜市。
→→【多摩動物公園】の記事はこちら・・・東京都日野市。世界初のライオンバス。

 

 

 

約500種類あまりの動物が居る中で、特におすすめなのが、「世界三大珍獣」が見れること!

 

世界三大珍獣

  1. ジャイアントパンダ
  2. コビトカバ
  3. オカピ

 

日本で世界三大珍獣が一つの場所で見られるのは、上野動物園だけです!!

 

 

まず、上野動物園と言ったらジャイアントパンダ!

上野動物園に初めてジャイアントパンダがやってきたのは1972年10月。日中国交正常化を記念して、オスのカンカンとメスのランランが中国から日本に贈られ、日本でパンダブームを巻き起こしました!

 

東日本でジャイアントパンダが見られるのは、上野動物園だけです!

 

というわけで、「ジャイアントパンダ」から紹介。

(これは2016年の写真です)

土曜日の16時くらいに撮ったシンシン(メス)前の写真。

表門に近いし、東日本でジャイアントパンダを見られるのは上野動物園しかないため、とっても混雑します。

 

 

メスのシンシン。

2017年追記・・・シンシンが流産を経て、無事赤ちゃんを産みました! おめでとう! 名前は「シャンシャン(メス)」です。
2021年追記・・・シンシンが双子を踏みました! おめでとう! 名前は「シャオシャオ(オス)」と「レイレイ(メス)」です。
2023年追記・・・2023年2月21日に、シャンシャンは中国に返還されます。

 

 

こちら、オスのリーリー。

シンシンは門を入ってすぐの手前側にいるのでとっても混雑しますが、もう一つ奥のリーリーは、シンシンほど混んでいません。

 

「うわぁ・・・すごい人だぁ・・・」と、パンダ舎の混雑に思わずひるんだ方は、ぜひ奥のリーリーを見てください。

 

現在(2021年)、日本でパンダを飼育しているのは上野動物園で5頭、王子動物園(兵庫県神戸市)で1頭、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で6頭です。

→→アドベンチャーワールドの記事はこちら・・・和歌山県白浜町。繁殖がとてもうまくいっており、日本で一番パンダが見られる施設です。

 

 

 

 

次に紹介する世界三大珍獣は「コビトカバ」。
カバの体重が2~3トンあるのに対し、コビトカバは200kgとずいぶん小柄です。
あまり似ていないのですが、カバの祖先の姿を保った貴重な動物らしいです。

やたらに皮膚がテカテカしていて動かないので、「柵の中にブロンズ像を飾っているのかな~?」と思ってしまいました。

 

 

カバとコビトカバは隣同士なので、サイズの比較、外見の違いがわかりやすいです。

 

コビトカバは、生息域が驚くほど狭いので、環境保護しないといけませんね・・・。

 

 

最後の世界三大珍獣は「オカピ」。

【ズーラシア】の記事に掲載した写真をここに貼り付けます。(上野動物園のオカピは見忘れました・・・)

日本国内でオカピを展示している動物園は、東京の上野動物園、神奈川県の【よこはま動物園ズーラシア】【金沢動物園】の三つしかありません!

 

オカピもコビトカバ同様、生息域がすごく狭いです。

オカピも、コビトカバも西園(正面口から遠いところ)にいます。

 

 

 

12時になったのでお昼御飯を食べることに。ドリンクを買わなくても、無料のお水コーナーがあります。

 

 

満腹になったところで、西園散策を再開。

小獣館に初めて入ったのですが、ここはオススメです。
なぜかというと、ハダカデバネズミ(裸出歯鼠)のコロニーが見れる!

ひっくり返ってグースカ眠るハダカデバネズミ達。
後ろ向き・前向きでも同じスピードで進めるという不思議な生き物で、トンネルの中をセカセカ走り回っていました。

 

 

世界一長寿なネズミで28年以上生き、ガンにかからない体質なのでアンチエイジングやガンの研究に使われているそうです。

ハダカデバネズミが見られる動物園は、上野動物園と、埼玉県こども動物自然公園、静岡県のizoo、長崎バイオパークのみです。

 

ずーっと見たいなぁと思っていた「ハダカデバネズミ」を見れて感激!

 

 

ミーアキャットも小獣館にいました。

他に、アルマジロや、コモンマーモセット、こうもりなどなど、なかなか見ごたえありました。(4年前に訪れた時も忘れずに入ればよかったな~~~。もったいないことした!)

 

 

 

「動かない鳥」で有名なハシビロコウもいます。

 

西園には、珍しい動物がたくさんそろっていますので、「東園だけで疲れちゃったから帰ろう」と思わないで、じっくり見てくださいね~。

 

ちなみに、静岡県の伊豆シャボテン公園では、柵無しでハシビロコウに会えます。
私達がシャボテン公園に訪れた時は、雷が鳴っていたためか、よく動いてました。(また今度記事にします)

 

 

西園のこども動物園の端っこのほうに世界最大のげっ歯類カピバラがいました。
かわいいのですが、一匹だけ。

 

動物と触れ合えました!

 

 

日本初の猿山もあります。

 

 

西園と正門口のある東園は「上野動物園モノレール(正式名称は上野懸垂線)」で繋がっていましたが、2019年から運休。
写真は歴代モノレールの写真。
運賃は中学生以上の大人150円、2歳以上の子どもは80円でした。

 

 

運行距離は上のマップの赤線距離(300m)しかありませんが、日本初の懸垂式モノレールです。

 

 

 

 

2016年は池之端門から入ったので西園の動物から紹介しましたが、次は東園の珍しい動物を紹介。

こちら、ヘビクイワシ。
足がスラーッと長い大型の鳥で、頭の飾り羽がインディアンみたいでカッコ良かったです。

この鳥も初めて見たので、感激!

動物って、不思議で、おもしろくて、美しいですね~。

 

 

こちらも初めて見た鳥、コンドル。
ものすごい大きくて、飛べる鳥の中では最大だそうです。

バッサッサと跳んで、ドズッと岩場に下ります。

その雄姿は、
「おわっ!? ・・・おおおお~~・・・」と唸ること、間違い無し。

コンドルはアンデス地方の人々の間で、古くから神様の使いとして崇められているそうです。たしかにあの存在感は、特別な鳥って感じがするなぁ~。

 

 

飛べる鳥の最大はコンドルですが、最大の鳥は飛べない鳥のダチョウで、次はエミュー。

 

エミューにエサやりしたい方は、静岡県の富士花鳥園に行きましょう。柵無しでエサやりが出来ます。

→→富士花鳥園の記事はこちら・・・静岡県。

 

 

上野動物園では、他に、ハゲワシや、オオワシもいました。オオワシは、めっちゃカッコ良いです。

 

 

 

もう一つ初めて見た動物、「インドライオン」。

アフリカライオンはいろんな動物園にいますし、上野動物園の分園として作られた多摩動物公園にもたくさんいますが、インドライオンを飼育している動物園は少ないです。

野生生物保護区でも523頭が生息しているだけ・・・。

というのも、繁殖力が低く、約500回近い交尾で1回の出産となり、平均2-3頭しか産まないそうです。

また限られた狭い範囲での生息の為、近親交配が生じるのか遺伝的多様性が低く、精子の70-80%が奇形と言われているそうです・・・。

インドライオンの展示は、上野動物園のほか、【ズーラシア】でも見られます。ズーラシアは日本で初めてインドライオンを展示した動物園だそうです。

 

 

こちら、毛並みの美しいスマトラトラ。
トラは大人気で、パンダについで混雑していました。

 

 


ホッキョクグマ。

 

ツキノワグマ。

この後でヒグマを見たのですが、あまりにも体格と匂いが違うので驚きました~~!

ツキノワグマに襲われたらなんとか頑張ったら助かるような気もしますが、ヒグマはマズイですね。不意に遭遇したら、人生ここまでかと覚悟します・・・。

 

 

 

私が一番観察時間をとったのは、ニシローランドゴリラ。チンパンジーやニホンザルの展示はあちこちで見ますが、ゴリラの展示をしている動物園はとても珍しいです。

オスの美しいシルバーバックを撮りたかったのですが、ハオコくんは岩にもたれてお食事中だったので、10分ねばったのですが無理でした。
写真はメスのゴリラです。

なんというか、ゴリラと目が合うと、不思議な知性を感じます・・・。

ニホンザルやチンパンジーはヤンチャですが、オランウータンとゴリラは静かですね・・・。

オランウータンは、分園として開園した東京都日野市の【多摩動物公園】にいます。

 

 

私は動物園が大大大好きで、近くにある多摩動物公園をヒイキにしているのですが、今回しっかりと上野動物園を見て、
「ああ、この動物園も、良いなぁ~」
と惚れました。

 

展示数の豊かさと、珍しい動物を揃えているところは、さすが「日本初の動物園」「日本一の集客数を誇る動物園」のプライドを持っているな~、と関心。

 

自宅からは1時間ちょっとかかるので多摩動物園より遠いのですが、また遊びに行こう♪

楽しいお出かけになりますように。

 

(このレジャー記は2012年と、2016年です)

 

 

次の記事はこちら

クリスマスも終わり、お正月の準備が迫ってきましたね。 そこで、東京都台東区上野の「アメヤ横丁」のことを書きたいと思います。 近くには【上野動物園】や恩賜公園、【国立科学博物館】や美術館などありますので、遊んだ帰りに寄れば良いかと[…]

 

 

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→→多摩動物公園の記事はこちら・・・東京都日野市。私のお気に入り動物園。世界初のライオンバス。

→→【井の頭自然文化園②】 小さな遊園地つきの動物園(本園)で、リス園や彫刻館がある。追悼ゾウのはな子・・・東京都三鷹市

→→ズーラシアの記事はこちら・・・神奈川県横浜市。

→→金沢動物園の記事はこちら・・・横浜の動物園。長いローラー滑り台で遊べます。

→→野毛山動物園の記事はこちら・・・横浜の無料動物園。

 

 

→→【旭山動物園】の記事はこちら・・・北海道旭川市。行動展示の先駆者。

交通アクセス

・JR上野駅(公園口)から徒歩5分
・京成電鉄上野駅(正面口)から徒歩10分
・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅(7番出口)から徒歩12分
・都営地下鉄大江戸線上野御徒町駅(A5出口)から徒歩15分
電車の乗り換えは、ヤフー路線などでお調べください。

遠方から行く場合、 上野駅で新幹線をおります。

車で行く場合、近くの有料駐車場を利用します。(上野公園周辺の駐車場は高いです!)

料金について

大人600円
中学生200円(都内在住・在学の中学生は無料)
小学生以下無料

開園記念日(3月20日)/みどりの日(5月4日)/都民の日(10月1日)は、無料開園日です。
こどもの日(5月5日)は、中学生無料です。

月曜日休園(月曜が祝日の場合、翌日休み)

開園時間は9時30分~17時(入園および入園券・年間パスポートの販売は16時まで)
上野動物園は、ぐるっとパス対象施設です。

近くの宿泊施設

三井ガーデンホテル上野。JR上野駅浅草口より徒歩2分/東京メトロ銀座線・日比谷線1番口より徒歩1分。

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