ずーっと和歌山県の観光スポット、神社へのお参りを取り上げていますが、今日から和歌山市和歌浦のお参り・観光スポットについて書きたいと思います。
以前、マリーナシティ①ポルトヨーロッパと、マリーナシティ②黒潮市場の記事を書きましたが、マリーナシティから和歌浦湾をはさんだ北側に和歌浦があるので、神社へのお参りがお好きな方、綺麗な景色を見たい方はマリーナシティと併せて行くと良いかと思います。 (マリーナシティから和歌浦口までは、和歌山バスで22分、340円です)
和歌浦は平成22年8月、国の名勝に指定された景勝地で見所はたくさんあるのですが、2016年9月の三連休に訪れた、紀州東照宮、和歌浦天満宮、不老橋、玉津島神社、塩釜神社、妹背山と観海閣について順番に取り上げたいと思います。
参拝記
最寄り駅は紀三井寺駅なのですが、徒歩で行くには少し遠いので、公共交通機関で行く方はJR和歌山駅または南海和歌山市駅から和歌浦口行きのバスに乗車し、権現前か和歌浦口で下車。車で行く方は、有料駐車場があります。
和歌浦のマップは「otent」が見やすいのでご覧ください。
正式には「わかのうら」と言うのですが、和歌山市民は「わかうら」と言います。
万葉集にも詠まれた古くからの風光明媚なところですが、宅地開発、観光開発がかなり進んでいる地域です。
昔はどんな風景だったんでしょうね。
駐車場近くの鳥居。
【マリーナシティ】の帰りに行ったので、時刻は16:25でした。
駐車場の係員さんに「参拝は17時までです」と言われ、「あらー、あまりゆっくり出来ないなー」と少し急ぎ足でお参りをしました。
参道。
途中左手側に稲荷台明神、右側に弁財天が祀られています。
紀州東照宮は山の上にあるため、お参りするためにはたくさん階段を上らないといけません。
写真は108段ある侍坂。
108・・・、煩悩の数と同じですね、除夜の鐘も108つ。
この階段数は神仏集合の名残でしょうね。
侍坂の左手側に、ゆるやかな階段がありますので、この階段がこわいなーという方は左側へどうぞ。
傾斜の強い長い階段は、紀州東照宮の大祭「和歌祭」で神輿が降ります。(→和歌祭りの動画はこちらでご覧ください)
のぼりはそんなに怖くないのですが、下りはちょっと怖そう・・・。
私はラクでしたが、夫は傘をさしながら11kgもある娘を抱っこして上ったので、ちょっとしんどかったそうです。
立派な負荷運動ですな!
写真は紀州東照宮の楼門。重要文化財です。
ここよりももっと辛い階段が、和歌山県新宮市の神倉神社(かみくらじんじゃ)にあります。
神倉神社は、今までお参りした神社の中で一番恐い階段で、538段もありました!
東京タワーの階段で600段ですからね・・・。なかなか上り甲斐がありましたよ・・・。
紀州東照宮の楼門はこんなふうに鮮やかでとても綺麗。
階段を上りきり、後ろを向くと和歌浦の町を見渡せます。
昔は湿地帯だったそうですが、現在は写真のようにたくさん建物が建っています。
台風が接近中(この翌日、和歌山を直撃した)なので、海が灰色ですが、お天気の良い日は和歌浦湾がキラキラして綺麗でしょうね。
唐門。重要文化財。
この向こうに拝殿があります。 最後にお参りに来たのが十数年前で改修工事をしていたため、唐門をはっきり見たのはこの時が初めてでした。
500円納めると、国指定重要文化財の本殿・拝殿・唐門を職員の説明つきで拝観できるそうなのですが(所要時間10~15分)、輪になってお祈りをしているグループがいて、そちらが気になってしまい説明を見落としました。
お祈りグループの邪魔をしたら悪いよね・・・、と拍手を控えめにしてお参りをさせていただきました。
本殿には左甚五郎作の彫刻や狩野探幽作の襖絵があるそうです。(見たかったなー。紀州東照宮HPに写真があります)
紀州東照宮は今から400年ほど前の元和7年(1621)、南海道の総鎮護として紀州藩祖徳川頼宣公(徳川家康の10男で、8代将軍徳川吉宗の祖父)によって創建されました。
規模はかなり小さいですが、「関西の日光」とも言われているそうです。
御祭神は、江戸幕府初代将軍 徳川家康を神格化した東照大権現と、紀州藩初代藩主 徳川頼宣を神格化した南龍大神。
猫目石のブレスレットが開運厄除けの御利益があるとのことで、社務所でお一つ授与して頂きました。
ピンク、黄色、青色の三色あり、1000円。
知らなかったんですけれども、猫目石(キャッツアイ)って天然石ではなく人工ガラスなんですね。
境内図。
108段の侍坂を下るのはちょっと怖かったので、帰りは楼門を出て右側にあるゆるい階段道を下りました。
うーん、あの階段を、神輿を担ぎながらおりるなんて、すごいな~。
和歌祭りは日曜日に行われるそうなので、また和歌山帰省とタイミングが合えば、見てみたいな。
まだ時間があったので近くの和歌浦天満宮へ行こうかと思い、紀州東照宮の駐車場係員さんに道を聞いたとき、「今日は玉津島神社で観月短歌祭をやってるから行ってみたらどう?」と教えていただいたので、和歌浦天満宮へのお参りのあと、【玉津島神社(たまつしまじんじゃ)】へも行くことに。
次は、和歌浦天満宮を取り上げます。
紀州東照宮駐車場から和歌浦天満宮駐車場までは300mくらいしか離れておらず、徒歩4分です。
(和歌浦天満宮には参拝者専用無料駐車場があります)
前回からの続きで、和歌山県和歌山市和歌浦のお参り・観光を紹介します。 「関西の日光」とも呼ばれる紀州東照宮の次は、和歌浦天満宮。 この二つの神社は300mくらいしか離れていません。 参拝記 和歌浦天満宮の最寄[…]
(この参拝記は2016年です)
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交通アクセス
JR和歌山駅または南海和歌山市駅で電車を下車し、和歌浦口行きのバスに乗車。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
おりるバス停は和歌浦口か権現前。権現前バス停が一番近いのですが運賃が高く乗車時間も長くなるので、ちょっと歩く必要がありますが和歌浦口で降りるのをおススメします。JR和歌山駅から25系統のバスに乗り和歌浦口で降りた場合、運賃は310円、乗車時間16分。
・和歌山バス運賃・路線検索
車で行く場合、1時間まで300円、以降一時間毎500円追加の紀州東照宮専用有料駐車場があります。
近くの宿泊施設
和歌の浦 木村屋。