【神倉神社(世界遺産)】 御神体は、崖の上にある巨石ゴトビキ岩

前回からの続きで、熊野詣でです。

熊野本宮大社(世界遺産)の記事はこちら
大斎原と熊野川(世界遺産)の記事はこちら
玉置神社(世界遺産・熊野三山の奥宮)の記事はこちら
と、お参りをした翌日、熊野速玉神社摂社である「神倉(かみくら)神社」へお参りに行きました。

 

熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地です。

参拝記

神倉神社に、8時半前に到着したため、収容台数の少ない駐車場は3分の2ほど空いており、無事に停められました。

まだ早い時間でしたし、小雨が降っていたため、境内は参拝者が少なく静かでした。

 

太鼓橋。

 

 

境内入ってすぐにある猿田彦神社と、神倉三宝荒神社。
お導きの神様である猿田彦神社の総本宮が三重県伊勢市にあります。

 

 

お参りをしてから、神倉神社へ向かいました。

神倉神社は、神倉山(標高120メートル)に鎮座しているため、538段もの石段を登らなくてはなりません。

この石段は、鎌倉幕府を開いた源頼朝公が寄進したそうです。

 

 

この階段が、なかなかしんどいです

 

東京タワーを上る階段数は600段くらいなので、それに匹敵する段数。

 

さらに、ゴツゴツした石で作られているため、トトトトト・・と駆け上がるのは無理で、よいしょ、うんしょ、と大股で上らなくてはなりません。

 

足の悪い方は無理をせず、階段の下からお参りしたほうが良いと思います。

 

熊野本宮大社、熊野速玉大社の2社はとても参拝しやすいので難易度1とすれば、、熊野那智大社は難易度2、神倉神社は難易度3です。

 

ヒールの高い靴は絶対にやめておきましょう

危険です。

 

 

雨が降ったり止んだりだったので、傘を差したり閉じたり・・・を何度か繰り返しながら無事に上れました。

夫は2歳の娘(12kg)を抱っこして上ったので、汗をかいていました。

7歳の息子は階段の途中、「もうダメだぁ、僕はもう上れない」と心が折れかけたのですが、私と手をつないで上りきりました。

階段はずっと急勾配なわけではなく、中ほどまでです。

それ以降は、そこそこ上りやすい階段でした。

 

境内入ってすぐにある猿田彦神社と、神倉三宝荒神社の近くから、女坂と呼ばれる道が続いており、男坂と呼ばれる急勾配の階段を避けるルートになっているようですが、あまり上る人がいないらしくキノコだらけでしたので、あまりオススメしません。

 

男坂を登れなかったら、無理をせず、階段下でお参りをしたほうが良いです。

 

 


「神倉神社の手水鉢」。新宮市の指定文化財。

新宮城第2代城主の水野重良から寄進されたものだそうです。

およそ400年くらい前に造られた手水鉢で禊をさせていただく・・・、なかなか贅沢ですね。

 

 

ゴトビキ岩はこちら。
神倉神社の御神体です。

それにしても大きいですねー。

この不思議な光景に、息子も大変驚いていました。

なぜこんな山の上に、ツルンとした巨石があるのか・・・。

本当に、不思議ですね・・・。

 

「ゴトビキ」とはヒキガエルをあらわす新宮の方言だそうです。

 

 

熊野大神が熊野三山として祀られる以前に、一番最初に降臨された聖地とされているそうです。

 

ゴトビキ岩横の社殿には、高倉下命(タカクラジノミコト)と天照大神(アマテラスオオカミ)が祀られています。

神倉山は、神武天皇が東征の際に登った天磐盾(あめのいわたて)の山で、天照大神の子孫の高倉下命は、神武天皇に神剣を奉げました。

 

神武天皇は、天照大神の遣わした八咫烏の道案内で軍を進め、熊野・大和を制圧したとされているそうです。

 

 

ゴトビキ岩の根元を支える袈裟岩。

 

岩の周辺には経塚があったそうで、平安時代の経筒が多数発掘され、その下層からは銅鐸片や滑石製模造品が出土されたため、神倉神社の起源は磐座信仰からきているとされているそうです。

 

神社の創建は128年ごろだそうですが、神代の時代からあったのでは・・・といわれているそうです。

 

巨石信仰は、超古代文明のにおいがしますね。

歴史ロマンにワクワク!

修験者がたくさん修行をした地でもあるそうですよ。

 


ゴトビキ岩から見た景色。奥に見える海は、熊野灘です。

 

 

お参りをして、しばらく景色を楽しんでいると、雨が止んだので、今がチャンスとばかりに階段を下りました。

男坂は、上りもそれなりに恐かったですけれど、下りのほうがもっと恐いです。

体を横向きにして、一段一段確かめるように降りていかなくてはなりません。

 

途中、5組くらいの参拝者とすれ違いましたが、皆さん、息子に
「おー、がんばれよー」
と声をかけてくれたおかげか、弱音を吐かず、一段一段慎重に降りてくれました。

 

「雨降ると傘さしながら下りなきゃいけないから、神様に、下りるまで雨を降らさないでください、ってお願いしぃ」
としゃべりながら下りていたのですが、まさに私達が階段を下りきった瞬間、雨がバラバラバラ・・・と降り出したのでした。

 

願いをかなえてくれたかのような出来事に、息子は大変感動したようで、この後の、熊野那智大社の別宮である飛瀧神社(御神体が那智の滝)と、熊野那智大社へのお参りを、まるで先導するようにがんばってくれました。

 

(子供は気力が萎えるのも早いけど、一旦やる気に火がつくとびっくりするような輝きを見せる。不思議ですね~~)

 

 

神倉神社看板の写真で、奇祭「お燈祭」の様子を写したもの。

「お燈祭」は、毎年2月6日夜に行われ、白装束の男たちが、火の付いたたいまつを持って男坂を駆け上がるそうです。

参加できるのは男子だけで女子は入れません。

参加者は一週間前から精進潔斎を続けなければならず、精進潔斎の期間中は口にするものも、白飯、かまぼこ、豆腐など白い物に限られ、斎戒沐浴につとめなければならないそうです。

 

付け加えていいますと、神倉神社は社務所に神職がいらっしゃらず、熊野速玉大社の境外社の扱いなので、御朱印や御札などは熊野速玉大社の社務所で頂けます。

 

 

「神武天皇は伝説であり、存在しない」としている方もいるようですが、和歌山には熊野の他、和歌山市内にも神武天皇の足跡を見ることができます。

 

和歌山は紀伊山地に木が多いことから「木の国」とも言われますが、歴史が数多く残る「紀ノ國」だなぁと思います。

 

 

駐車場の近くに、出雲大社があったので、参拝しました。

説明を読んでビックリ。この前日、お参りができなかった玉置神社にある玉置稲荷の分祠と書いてあります。

ここでお参りができて良かった。

 

 

 

次は、熊野速玉大社を取り上げます。

神倉山で祀られていた神様を、新宮の地に移した神社です。(神倉神社は元宮で、熊野速玉大社は新宮と呼ばれる)

神倉神社から、車で8分、徒歩なら15分ほどです。

 

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熊野三山の全ての祭神を祀る熊野の別宮的な存在。ここに参詣し、三山を遥拝して、山中の熊野まで行かずに引き返す人々もいたそうです。和歌山県田辺市。

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交通アクセス

新宮駅から1.3kmほど離れており、徒歩だと16分くらいです。バスで行く場合、裁判所前で下車します。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

車で行く場合、無料駐車場がありますが、収容台数がとても少ないです。(10台とめられるかどうか・・・)。

フリー切符

熊野三山や熊野古道の散策に便利な、熊野交通フリー切符があります。
発売価格 おとな:3,000円  こども:1,500円
有効期間 発売日を含む3日間
熊野交通バスに限り、三日間何度でも乗り降り可能。

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