【日光山観光①】 輪王寺三仏堂、日光東照宮の陽明門や三猿など見どころたくさん。家康の墓の謎

夏休みを挟んで久しぶりの更新です。

7月は比較的涼しかったですが、今年の8月も暑かったですねぇ・・・。

さて、栃木県日光市の二泊三日旅行の紹介です。

最後は、栃木県最大の観光スポット、日光山(にっこうさん)の寺社巡りです。

→→栃木県日光市旅行記の行程こちら・・・公共交通機関を利用して、二泊三日で9ヵ所まわりました。

日光山は広い。早回りで半日、じっくりで一日かかる

「日光(にっこう)」と聞くと、日光東照宮(とうしょうぐう)がすぐに思い浮かびますが、他に、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)日光山輪王寺(にっこうさんりんのうじ)の、二社一寺から成ります。

 

日光山マップ。

私達は日光駅から路線バスに乗り、①神橋(しんきょう)前で下車し、②日光山輪王寺(りんのうじ)→③日光東照宮(とうしょうぐう)→④日光二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)→⑤大猷院(たいゆういん)へと、近い所から順番に徒歩で回りました。

 

神橋(しんきょう)を9時にスタートし、日光駅に戻ってきたのが14時半だったので、五時間ほどかけてまわったことになります。これは昼食抜き、寺社参拝のみで宝物館・美術館に入らずかかった時間です。

宝物館や美術館まで入り、昼食もゆっくり楽しみたい・・・という方は、まる一日かかるのではないかなぁと思います。

 

 

公共交通機関でまわる方に便利なのは、JR日光駅(1Aのりば)・東武日光駅(2Cのりば)から出ている「世界遺産バス」です。小判型のフリーパスで、1日に何回でも乗り降り自由、大人500円(小児半額)。一時間に三本ほど運行。

 

輪王寺へ行く場合、勝道上人像前でバスを下車、徒歩7分。
日光東照宮へは、表参道バス停で下車、徒歩8分。
日光二荒山神社へは、大猷院・二荒山神社前バス停で下車し、徒歩15分です。

神橋からぐる~~~っと歩くのがイヤだわ、という方は、世界遺産バスを利用して、最寄りバス停で下りて参拝してみてはいかがでしょうか。(私達みたいに、歩いて巡るのも楽しいですよ)

車でまわる方は、一日600円の有料駐車場があります。

 

 

参拝記

さて、ここから参拝記です。

日光駅から路線バスに乗り、神橋(しんきょう)前で下車。移動距離は1.7kmほどで、運賃は200円。

神橋は日光の表玄関を飾る朱塗りの美しい橋で、橋から徒歩約25分の所にある日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)の建造物です。

橋の長さは28メートル、はば7.4メートルで、大谷川(だいやがわ)にかかっています。この大谷川は、前回取り上げた【中禅寺湖、華厳の滝】からくる流れです。

300円おさめれば、神橋を渡ることができます。

 

 

近くに「世界遺産」の石碑。

日光東照宮、日光二荒山神社(別宮本宮神社、別宮滝尾神社を含む)、日光山輪王寺(大猷院霊廟を含む)、103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の「建造物群」と、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」が、「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。

 

 

輪王寺への階段をテクテク上る。

苔の生えた石垣が美しい。

 

日光山の玄関口「輪王寺(りんのうじ)」入口に、勝道(しょうどう)上人の像。

奈良時代から平安時代初期にかけて活躍し、日光を開山した僧侶です。

 

 

私達が訪れた時は、写真の「二社一寺共通拝観券(東照宮・二荒山神社・輪王寺・大猷院の共通拝観券)がありました。別々に買うと合計2,400円するものが、セットで大人1,000円と、めちゃくちゃお得だったのですが、2013年7月17日から発売が停止となりました。

 

現在(2019年)の料金は以下の通り。

  1. 日光山輪王寺の三仏堂は400円、日光東照宮の拝観料が1300円(この記事で紹介)
  2. 二荒山神社の神苑は200円(記事はこちら
  3. 大猷院(たいゆういん)は550円。ただし、三仏堂と大猷院は二つで900円のセット券あり。(記事はこちら

 

1,000円で済んだのが、今では2,400円です。・・・ちょっとお財布に厳しくなりましたね。

 

 

輪王寺三仏堂(りんのうじ さんぶつどう)。現在の拝観料は400円です。

日光山輪王寺の中心で、重要文化財、世界遺産。

848年に創建され、現在の建物は徳川幕府三代将軍の徳川家光(いえみつ)の時代に再建されたものです。

私達が訪れた時は改修工事中であり、外観は写真のように絵の描かれた幕になっていました。大修理は2019年に終了したようです。

 

これは、50年ぶりの大改修で、約10年間かけて行われました。(虫に木材が食われていたので解体修復工事をした)

 

三仏堂は端から端まで約34mで、大きさは日光山内で最大の建物であり、東日本の木造建築物としても最大規模を誇ります。

三仏堂の内陣には、日光三所権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏さま(高さ7.5メートル)と、東照三所権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の、2組の三尊仏がお祀りされています。
金箔の施された、黄金色の仏さまでした。(堂内は写真撮影禁止です)

 

また、輪王寺は天台宗のお寺であるため、伝教大師(でんきょうだいし。最澄のこと)、慈恵大師(じえだいし。良源のこと)、慈眼大師(じげんだいし。天海のこと)の像が安置されています。

天台宗の総本山である比叡山延暦寺(ひえいざん えんりゃくじ)は以前記事にしたので、ご覧ください。

→→【比叡山延暦寺は広い】 車でまわると2,000~4,000円。公共交通機関でのアクセスは?・・・比叡山延暦寺は、東塔、西塔、横川の3つのエリアに分かれています。比叡山は京都府と滋賀県の県境にあります。

 

 

三仏堂の入り口には、推定樹齢500年、天然記念物の「金剛桜」(こんごうざくら)が植えられています。

例年の開花は4月20日ころで、満開は4月28日前後。私達が訪れたのはゴールデンウィークで、まだ少し花が残っていました。

「例年、この時期は既に花が落ちていることが多いので、こんなに花が残っているのは珍しいですよ」

と、お寺の方がおっしゃっていました。

金剛桜はけっこう大きな花で、山桜の勝れた突然変異種に属しているそうです。

 

 

 

日光山輪王寺の次は、テクテクと境内を歩いて、日光山内最大の見どころ「日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)」へ。

現在、拝観料は大人1,300円かかります。(宝物館の入館料は1,000円)

 

重要文化財の石鳥居(いしとりい)。日光東照宮の一の鳥居です。

鳥居の額にある「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」は、徳川幕府(江戸幕府)初代将軍である徳川家康のことです。

石材は、家康が東照宮に祀られた翌年の1618年(江戸時代)に、九州から日光まで運ばれたのだそうです。奉納者は黒田官兵衛の息子である黒田長政。

 

 

鳥居をくぐり、左手側に重要文化財の五重塔。

塔の高さは36メートル。1650年(江戸時代前期)に創建されましたが落雷で焼失したため、1818年に再建されました。

内部を見学するには別途300円必要で、心柱が見られます。

極彩色の美しい塔であるため外国人観光客に大人気で、記念撮影スポットになっていました。

 

 

東照宮最初の門、表門(おもてもん)。

左右に仁王像が安置されているところから仁王門とも呼ばれています。

 

 

彫刻、彩色の一つ一つが美しいです。

 

 

仁王門の裏側は、獅子の像。

 

 

三神庫(さんじんこ)。

上神庫(かみじんこ)・中神庫(なかじんこ)・下神庫(しもじんこ)の三つからなり、重要文化財です。

中央からやや左に映っている建物が上神庫(かみじんこ)で、この側面には狩野探幽(かのうたんゆう)がつくったといわれるゾウの彫刻があり、「想像でかいたゾウ」なのだそうです。(想像とは思えないほど上手!)

ちなみに、江戸に本物のゾウ(アジアゾウ)がやってきたのは、八代将軍の徳川吉宗の頃で、吉宗は江戸城大広間からゾウを見たそうです。

→→【和歌山城】徳川御三家の一つ紀州徳川家。8代将軍徳川吉宗と、忍者集団お庭番・・・八代将軍吉宗は、紀州藩(和歌山)出身。お母さんが忍者だった・・・かもしれない。

 

 

 

神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)。

1636年(江戸時代前期)に建てられたもので、ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。

ここは大人気スポット!

というのも、

「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻があるのです。

これはとっても有名ですね。旅行ガイドブックや、TVの旅番組でもお馴染みの日光の名物です。

日光東照宮には、5,000個を超える彫刻があるのですが、一番有名なのが三猿。

他に有名な彫刻として、先ほどの狩野探幽(かのうたんゆう)作・上神庫(かみじんこ)の「想像のゾウ」と、東回廊にある左甚五郎(ひだりじんごろう)の「眠り猫」があります。

 

神厩舎は「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が有名ですが、建物には猿の彫刻が全16匹あり、人間の一生がサルで風刺されています。

上の写真は一番目のおさるで、親猿が子ザルの将来を見つめているところ。

先ほどの「見ざる・聞かざる・言わざる」はこの次にくる二番目のおさるで、小さい頃は悪事を見たり(見ざる)、悪事を言ったり(言わざる)、悪事を聞いたりせず(聞かざる)、良い事だけを受け入れて素直な心で育ちましょうという意味です。

 

この後に、仕事で悩んだり、恋をしたり、結婚したり、身ごもったり・・・と、人生が続きます。とても可愛いお猿なので、ぜひぐるりと一周して、よく見てください。

ちなみに、2017年の3月、65年ぶりに猿の彫刻が修復されました。

・・・なんか、かわいくなったような気がする。

 

 

「見ざる 言わざる 聞かざる」は、もともと比叡山中興の祖といわれている良源(りょうげん)の所施術から生まれたものです。

「見ず聞かず言わざる」
三つの猿よりも
思わざるこそ まさるなりけり

 

人間は想像力が豊かなために、苦労が多いです。

いかり、うらみ、ごまかし、なやみ、ねたみ、ものおしみ、だますこと、へつらい、傷つけること、おごり、といった心をそもそも持たない。

大事な教えですね。

→→【日吉大社】の記事はこちら・・・全国の日吉神社、日枝神社の総本宮です。滋賀県。「見ず聞かず言わざる 三つの猿よりも思わざるこそまさるなりけり」は、日吉大社のパンフレットに書かれていました。

→→【比叡山延暦寺 横川(よかわ)エリア②】 比叡山中興の祖で、おみくじの創始者「元三大師」が住み、葬られた地。・・・元三大師は「良源」のことです。滋賀県。比叡山は天台宗の総本山。

 

 

御水舎(おみずや)。参拝前に、手や口を清めるところです。

 

 

陽明門(ようめいもん)、国宝です。

いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」とも呼ばれ、故事逸話や聖人賢人などたくさんの彫刻がほどこされています。

日光東照宮は彫刻が全部で5173体あり、陽明門だけで508体と全彫刻の一割を占めています。

陽明門前の鳥居から見ると、陽明門の真上に「北極星」が見える造りになっており、北天が宇宙の中心であるとする「北辰信仰(妙見信仰)」が元となっています。

 

 

とても美しい門で、ずーーーーっと見上げていると首が痛い。(人通りも多いので、立ち止まるのも気を遣う)

制作に、どれほどの人と、歳月がかかったのだろうか・・・。

 

 

陽明門の左右に延びる廻廊(かいろう)、国宝です。

この外壁の彫刻は、国内最大級の花鳥の彫刻で、一枚板の透かし彫りとなっているそうです。

こんなに豪華な彫刻が施された門や回廊は見たことが無かったので、とても驚きました!

猿の彫刻と同じく陽明門と回廊も修復工事が行われ、現在はいっそう色鮮やかになっています。

 

 

陽明門の手前に、鼓楼。反対側に全く同じ建物で「鐘楼」があります。

 

 

鼓楼の左隣に本地堂(薬師寺)。中は撮影禁止。

この御堂の天井には「鳴竜(なきりゅう)」があり、竜の頭の下で拍子木を打つと甲高い音が響いて聞こえます。

龍って甲高い声で鳴くのかなぁとちょっと疑問に思いましたが、胴体の方で鳴らしても反響しないので、不思議でした。

 

 

 

陽明門をくぐって、祈祷殿、神楽殿へ。

私達が訪れた日、祈祷殿で結婚式が行われていました。

 

 


陽明門を抜けた先にある唐門(からもん)、国宝です。(二枚ともウィキペディアから借りた写真)

 

貝殻をすり潰して作られた「胡粉(こふん)」で塗られた、美しい門です。

なんと、この唐門の彫刻の総数は611。陽明門よりもさらに多い彫刻数で、とっても豪華!

さすが本殿前の門といった感じ。

唐門の奥には拝殿と本殿があり、写真撮影禁止です。

祭神は「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」、徳川幕府初代将軍の徳川家康です。

相殿に豊臣秀吉(天下統一を果たした)と、源頼朝(初めての武家政権である鎌倉幕府をつくった)も祀られています。頼朝も家康も清和源氏(せいわげんじ)の末裔です。

(清和源氏・・・第56代清和天皇の皇子・諸王を祖とする源氏氏族で、武家の棟梁の血筋)

 

 

参拝した後は、境内東側にある東回廊を通って奥宮へ。

この東回廊の蟇股(かえるまた)に国宝の「眠り猫」があるのですが、すごい混雑で立ち止まれず、写真も撮れず。

ウィキペディア「眠り猫」から借りた写真を貼っておきます。

裏にはスズメの彫刻があります。

眠り猫は踏ん張っていることから、徳川家康を護るために寝ていると見せ掛け、いつでも飛びかかれる姿勢をしているともいわれているが、もう一つの教えとして、裏で雀が舞っていても「猫も寝るほどの平和」を表しているのである。2016年11月28日、約60年ぶりに修復されたものが再び取り付けられた。

(ウィキペディア 眠り猫より抜粋)

 

 

ここから奥宮まで207段の石段を上り、奥宮拝殿へ(写真なしです、ごめんなさい)。

 

拝殿の後ろに、鋳抜門(いぬきもん)。

奥宮の写真撮影をしなかったため、ウィキペディアから借りた写真を貼っておきます。

この門の奥に、奥社宝塔(ほうとう)があり、家康公が眠っています。

 

 

グーグルストリートビューから借りた画像。奥社宝塔は、御墓所とも言い、日光東照宮の祭神、初代徳川幕府将軍の徳川家康のお墓です。

ずっと禁足地でしたが、昭和40年に東照宮350年祭を機に公開されました。

 

織田信長 「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」
豊臣秀吉 「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」
徳川家康 「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

 

待って待って、ついに天下を治めた家康。

 

宝塔の下に、徳川家康が眠っている・・・・。

 

徳川幕府(江戸時代)は265年間も続きましたからね、その礎を築いた家康公は偉大ですねぇ・・・。

 

→→【旧・江戸城本丸跡(皇居東御苑・江戸城天守跡)】 江戸は結界で守られていた・・・東京都。徳川幕府の中枢である江戸城跡。皇居東御苑として一般公開されています。

 

ちなみに、宝塔の下に遺骨があるか、確かめたことがないのでわからないそうです。

 

 

徳川家康は、1616年4月17日に75歳で亡くなりました。

死因は諸説あり、中でも「鯛のてんぷらを食べて、体調を崩して死んだ説」が有名ですが、実は胃がんだったのではないかと言われています。

亡くなったのは静岡県の駿府城(すんぷじょう)で、その日のうちに久能山東照宮(静岡市)に葬られました。

しかし家康の遺言により、一年後に日光東照宮に遺体を移したとされています。・・・が、先ほども書きました通り、日光東照宮も久能山東照宮も発掘調査されていないので、遺骨があるかどうかわからないそうです。(久能山東照宮の宮司は、久能山に家康公の遺骨があると語る)

 

 

ついでに歴史ミステリーを一つ。

家康は大阪夏の陣(豊臣秀吉の妻・淀殿&息子 対 徳川家康)で討ち死にし、大阪府堺市にある南宗寺(なんしゅうじ)に葬られたとする説があるのです。

(家康が)大坂夏の陣で茶臼山の激戦に敗れ駕籠(かご)で逃げる途中、後藤又兵衛の槍(やり)に突かれた。辛くも堺まで落ち延びたが、駕籠を開けてみると既に事切れており、遺骸を南宗寺の開山堂下に隠し、後に改葬した。

大阪・堺に「徳川家康の墓」の謎。 日経スタイルより抜粋。

 

 

本物の家康は夏の陣で死に大阪に葬られ(?)、影武者がその後を継ぎ(?)、静岡県の久能山東照宮に葬られて、一年後に亡骸は日光東照宮に移された(か、移されなかったか、よくわからない)。

 

この歴史ミステリー、あなたはどのように思われたでしょうか。

 

 

徳川家康の墓所は日光東照宮ですが(先ほどの通りに諸説あり)、三代将軍の家光を除く他の将軍のお墓は、全て東京(江戸)にあります。

 

  1. 徳川家康 日光東照宮
  2. 徳川秀忠 増上寺
  3. 徳川家光 日光山輪王寺
  4. 徳川家綱 寛永寺
  5. 徳川綱吉 寛永寺
  6. 徳川家宣 増上寺
  7. 徳川家継 増上寺
  8. 徳川吉宗 寛永寺
  9. 徳川家重 増上寺
  10. 徳川家治 寛永寺
  11. 徳川家斉 寛永寺
  12. 徳川家慶 増上寺
  13. 徳川家定 寛永寺
  14. 徳川家茂 増上寺
  15. 徳川慶喜 谷中霊園

 

 

増上寺(ぞうじょうじ)は東京タワーのすぐ隣。寛永寺(かんえいじ)は上野。最後の徳川将軍である慶喜が眠る谷中霊園(やなかれいえん)は寛永寺のすぐ隣です。

→→【増上寺】 東京タワーの足元にある、徳川将軍家とゆかりの深いお寺。徳川将軍家墓所と、宝物館・・・徳川将軍菩提寺の一つ。東京タワーに土地を提供したお寺でもあります。墓所は、ボランティアガイドさんが説明してくれます。

 

三代将軍の家光は、家康の孫であり、日光東照宮を大造替して豪華絢爛な彫刻の施された社殿等を建立した人で、東照宮の西隣にある輪王寺大猷院(りんのうじ たいゆういん)に霊廟があります(家光は、祖父 家康を大変尊敬していたので、すぐ近くで眠りたかった)。

大猷院は、【日光山観光③】 輪王寺大猷院(りんのうじ たいゆういん)の記事でご覧ください。

 

次は、東照宮の左隣にある、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)を紹介します。

 

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、二泊三日の栃木県日光市旅行の紹介です。 日光山輪王寺三仏堂(りんのうじ さんぶつどう)と、日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)を紹介したので、今回はその左隣の日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)を紹介します。[…]

 

(この旅行記は2011年です)

 

関連記事

→→2011年・GW 栃木県日光市二泊三日旅行の行程・・・この旅行の行程まとめ。

→→【中禅寺湖、華厳の滝】 大昔に男体山の噴火により作られた湖と滝。中禅寺湖は日本一標高の高い自然湖・・・前回の記事です。

 

 

徳川家康に関係する記事です。

→→【旧・江戸城本丸跡(皇居東御苑・江戸城天守跡)】 江戸は結界で守られていた

→→【神田明神】 皇居(江戸城)の鬼門(北東)を守護している江戸総鎮守。平将門の祟りとは・・・

→→【日枝神社】 皇居・江戸城の鎮守で、裏鬼門(南西)を守っている

→→【金龍山 浅草寺】 江戸幕府の祈願所だった。東京都内最古の寺で、雷門前は記念撮影スポット!

→→【和歌山城】徳川御三家の一つ紀州徳川家。8代将軍徳川吉宗と、忍者集団お庭番

→→名古屋城(徳川御三家の一つ尾張徳川家。また今度記事にします)

→→【九度山・真田ミュージアム】 真田親子が14年間蟄居した。家康と真田が不仲な理由・・・真田幸村(本名は信繁)と父は、徳川家康と不仲だった。

→→【日本平(にほんだいら)】  お茶つみができる、富士山ビュースポット。三保半島の生みの親は日本平だった!・・・静岡県。久能山東照宮へのロープウェイがある。

→→【上野東照宮】 震災・戦災を免れた貴重な文化財。祭神は、徳川家康・・・東京都、上野。江戸の東照宮。

→→【紀州東照宮】 関西の日光。108段ある侍坂を上ってお参り・・・和歌山県。

交通アクセス

私達は日光駅から路線バスに乗り、「神橋バス停」で下車して、日光山輪王寺、日光東照宮、日光二荒山神社、輪王寺大猷院と、徒歩で巡りました。日光駅(JRでも東武でもOK)から神橋バス停までは、1.7km、運賃は200円です。
東武バスHPはこちら

 

公共交通機関で便利なのは、JR日光駅(1Aのりば)・東武日光駅(2Cのりば)から出ている「世界遺産バス」です。小判型のフリーパスで、1日に何回でも乗り降り自由、大人500円(小児半額)。一時間に三本ほど運行。
世界遺産バスはこちらでご覧ください。

輪王寺の最寄りバス停は、勝道上人像前で下車、徒歩7分。
日光東照宮へは、表参道バス停で下車、徒歩8分。
日光二荒山神社へは、大猷院・二荒山神社前バス停で下車し、徒歩15分です。

あまり歩きたくない方は、世界遺産バスを利用して最寄りのバス停留所で下車すると良いと思います。

 

車で行く場合、200台停められる有料駐車場があり、普通車は一日600円。

料金

日光山輪王寺の三仏堂は400円。

日光東照宮単独拝観券(表門より陽明門・拝殿・石の間・東廻廊 眠猫・奥宮・本地堂 鳴龍など)は、高校生以上の大人1300円、小中学生は450円。

東照宮拝観券と宝物館入館券のセット券は、高校生以上の大人2100円、小中学生770円。

東照宮境内29の建造物をわかり易く解説する音声ガイド機は500円でレンタルできます。

拝観時間は、4月1日 ~ 10月31日(午前8時より午後5時まで)。11月1日 ~ 3月31日(午前8時より午後4時まで)。各期間とも受付は閉門30分前に終了。

近くの宿泊施設

日光温泉 日光 星の宿。日光駅から車で1.8km、5分。神橋近く。

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