【洞爺湖サミット記念館】 2008年に開催されたサミットで使われた設備や、各国首脳の短冊を展示。 環境対策、待ったなし!

前回の【東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡(元室蘭南部藩陣屋跡)】からの続きで、五泊六日の北海道旅行二日目の紹介です。

今日は洞爺湖(とうやこ)サミット記念館を紹介します。

→→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。

旅行記

午前中に【登別温泉】【倶多楽湖(くったらこ)】、昼から【地球岬】【東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡(元室蘭南部藩陣屋跡)】へとまわり、夕方頃、洞爺湖(とうやこ)に到着しました。

今日から、しばらく洞爺湖周辺の観光スポットを紹介します。

 

カルデラ湖である洞爺湖周辺を3つのブロックに分けましたが、今日紹介するのは、青い四角で囲ったエリアで、オレンジ(西山山麓火口散策路)と赤色(有珠山と昭和新山)エリアは別記事で紹介します。

 

 

青色四角エリアの拡大マップ。洞爺湖観光第一弾は、オレンジ色の四角で囲った洞爺湖サミット記念館。赤色で囲った桜ヶ丘団地跡は次の記事で紹介します。

 

 

2008年の7月に、洞爺湖のザ・ウィンザーホテルを会場にして開かれた「G8北海道洞爺湖サミット」を記念し、翌年の2009年4月20日、現在地に「洞爺湖サミット記念館」が開館しました。

 

 

開館時間は午前9時から午後5時で、入場無料です。

建物のロゴ(G8と二葉マーク)は、三重県立特別支援学校北勢きらら学園の生徒がデザインしました。

 

 

 

1階はバスターミナルで、2階が洞爺湖観光案内フロアになっています。

エゾヒグマのはく製、カヌーの展示等がありました。

 

 

3階が、北海道洞爺湖サミット記念館です。

 

 

入ってすぐに目をひくのが、各国首脳の等身大パネルがそろったコーナー。

日本、アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、フランス、ロシアの8か国(G8)の首脳がついた本物のテーブルが置かれています。イタヤカエデで作られた、直径3.5mの円卓です。

 

 

もう一つ、存在感があるのがこちらの長テーブル。

こちらも実際に使われたテーブルで、ブナの一枚板で出来ています。

 

 

椅子に座れます。

 

 

北海道洞爺湖サミットが開かれた2008年、内閣総理大臣は福田 康夫さんでした。

これは実際に、福田さんが記者会見で使った壇(だん)です。

 

 

北海道洞爺湖サミットは、環境、気候変動、アフリカの発展などを語る会議で、日本は、環境立国、議長国という立場でした。

 

北海道洞爺湖サミット  政府インターネットTV・・・こちらでサミットの紹介映像と福田元首相のメッセージを視れます。

 

 

各国のファーストレディーの等身大パネルと、十二単の顔出しパネル。

一番右が福田元首相の夫人。

 

 

福田康夫元首相の短冊、「温故創新 人類の叡智に学び未来を拓く」。

夫人の短冊、「世界のみんながいつも笑顔でいられます様に」。

 

福田康夫さんは、このサミットの2か月後に総理大臣を辞任しました。(安倍さんが首相をやめて、福田さんが首相になり、次は麻生さん。次に政権交代が起こり、鳩山さん、管さん、野田さん。次に、また政権交代で、安倍さんが長く首相を務めている)

 

 

三階奥には、洞爺湖有珠山(とうやこ うすざん)ジオパークの展示がいくつかありました。

こちらは、日本各地のジオパークの岩石展示コーナー。

 

 

いろんな種類があって、面白く、不思議です。

 

 

海岸の石を触れるコーナーもありました。

 

 

木のプール。

いくつかの種類の木材で作られた丸いボールで、それぞれ嗅いでみると、匂いがぜんぜん違いました。

 

人間は、石のかけら一つ、木一本すら、作り出せないわけですから、自然の恵みは有難いですね。

 

 

 

洞爺湖サミットで、

2050年までに、二酸化炭素排出量を少なくとも、50%にまで削減する

という目標に合意しましたが、どうなるのでしょうか・・・。

 

 

世界が足並みをそろえて、技術革新をし、私たち一人一人の暮らしも大幅に変えていかないと、到達できないのでは…と思います。

 

気候崩壊から世界救う最終判断を 地球温暖化報告書  (BBCニュース)・・・2018年10月9日の記事です。ぜひお読みください。

 

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は8日、韓国の仁川で開いた会合で、早ければ2030年に1.5度の気温上昇が起きるとする特別報告書を発表した。会合に出席した科学者は、世界的な気温上昇による危険性が最も広範囲に及んでおり、これが最後の呼びかけだと話している。

気温上昇を摂氏1.5度に抑えることを目標とする印象的な報告書は、世界は同目標への軌道から完全に外れており、むしろ3度上昇に向かっていると主張している

産業革命前の水準から1.5度の気温上昇に留めるという望ましい目標を維持するためには、「迅速広範囲に及ぶ前例のない変化が、社会のあらゆる側面で」必要になると報告書は指摘した。

 

 

世界の海の掃除、砂漠での植林活動をしている、宇宙の子マサさんがブログでわかりやすくまとめて書いてくれているので、ぜひご覧ください。

 

・肉、牛乳、チーズ、バターの購入を控え、地元で採れた旬のものを購入し、これらを無駄にしない

・電気自動車を運転する。ただし、短い距離は徒歩で行くか自転車を利用する

・飛行機の代わりに電車やバスを使う

・出張の代わりにビデオ会議を活用する

・洗濯物を乾かす際には、回転式衣類乾燥機でなく物干しを使う

・住宅を断熱処理する

・消費財すべてに低炭素を求める

 

 

「地球環境」といっても、宇宙からのいろんな要素や、太陽と地球のサイクルがあるので、人間がそれら全てをどうにかできるものではないですが、ゴミ問題、資源問題、緑化政策などは、個人が取り組みやすい問題であると思います。

 

 

ゴミは必ずゴミ箱へ、分別して捨てる。そもそも不要なものは買わないようにする。地域の清掃を積極的にする。使い捨て商品を買わない。

 

限りある資源を意識して、節約する。自家用車よりは、公共交通機関、カーシェアリング、自転車を使用する。エアコン、TV、照明などは、みんなで同じ部屋に集まって使用台数を減らす。香料のきつい洗剤、柔軟剤は、空気と水を汚するので使わない。

 

緑化政策の一つとして、ベランダで植物を育てる。肉食よりは穀物・菜食を心がける。国連によると、食肉の生産は地球温暖化最大要因の一つと言われているようです。

 

 

→→【NHKスペシャル 2030 未来への分岐点】 第1回 「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」の放送内容・・・2030年までの10年間で、どれだけ社会を変えられるかがポイントなのだそうです。

 

 

最後は、相田みつをさんの言葉で、この記事を閉めたいと思います。

 

やらなかった

やれなかった

どっちかな

 

一人一人が、できることから、コツコツやりましょう! 

私も改善します!

 

 

次は、金比羅火口災害遺構散策路の一部である、「安らぎの家跡」と「桜ヶ丘団地跡」を紹介します。

ここは、洞爺湖サミット記念館から徒歩数分の所にあり、2000年に起きた有珠山(うすざん)のふもとの噴火で、火口からあふれ出た熱泥流により飲み込まれた団地をそのまま残しているところです。(廃墟)

 

次の記事はこちら

忙しかったボランティアも終わり、一カ月ぶりに「五泊六日北海道旅行記」再開です! 今日からしばらく、2000年に起きた有珠山(うすざん)ふもとの噴火による、災害遺構を紹介します。 →→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・[…]

 

(この旅行記は2018年です)

 

関連記事

→→2018年・秋  北海道 五泊六日旅行の行程・・・この旅行の行程まとめ。

 

→→【NHKスペシャル 2030 未来への分岐点】 第1回 「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」の放送内容

→→海にもゴミ、宇宙にもゴミ。後始末を考えない大人は、子供に何を誇るのだろう。

→→【驚き! 地球の酸素の半分は、海のプランクトンが作っていた】

→→リサイクルは大事だけれど、「足りる」ことを知るのは、もっと大事

→→絵本「ハグ タイム」と、マザーテレサの言葉。一般人が、世界平和のためにできること

→→【東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡(元室蘭南部藩陣屋跡)】の記事はこちら・・・前回の記事です。

交通アクセス

洞爺駅から道南バスに乗り、コミュニティセンター前か、洞爺湖温泉バス停で下車。徒歩5分ほど。
時刻表は道南バスでご覧ください。(郊外路線バスの7番です)

車で行く場合、無料駐車場あり。

料金

無料。
開館時間は、午前9時~午後5時。

近くの宿泊施設

洞爺湖温泉 洞爺観光ホテル。洞爺湖に面したホテルで小さな洞窟風呂があり、リーズナブル。

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