【登別温泉 大湯沼】 駐車場券が共通なので、登別温泉地獄谷とセットでまわりましょう! 火山ガスが強烈で臭い~!

前回の【登別温泉 地獄谷】の記事からの続きで、五泊六日の北海道旅行、二日目の紹介です。

今日は登別温泉大湯沼(のぼりべつおんせん おおゆぬま)を紹介します。

→→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。

旅行記

 

 

登別温泉マップをもう一度貼ります。

登別温泉の見どころは、地獄谷と大湯沼。この二つは徒歩で20分離れているので、車で行くのが便利です。

どちらも近くに有料駐車場があり、一回500円で駐車券は共通です。

地獄谷は、前回書きましたので、【登別温泉 地獄谷】の記事でご覧ください。

今日は、地獄谷の北にある「大湯沼(おおゆぬま)」の紹介です。

 

 

大湯沼駐車場で撮った写真。

【登別温泉 地獄谷】以上に火山ガスが噴き出て、大迫力で、クサイ!

 

 

周囲1km、深さ22mの、大きな湯の沼。表面は50度ですが、最深部は130度にもなり、「中洲に入ると埋ります」の文字が恐ろしいですね~~。(入る人はいないと思うけど!)

 

 

黒い泥がたまっていました。

真っ黒な泥の向こうから立ち上る、大量のくさいガス・・・。

好きな人にはワクワクするスポットでしょう。

 

 

次は、奥の湯へ。

こちらもガスがスゴイ。

沼の表面温度は約75℃~85℃にもなるそうです。

 

 

一部変色した金属のようなものが落ちていました。お金かな???

 

まっすぐ上ったり、カーブしたり、円状になったり・・・と、ガスがいろんな形に変わり、見ていてとても面白かったのですが、匂いがキツイ。

タオルを鼻・口に当てるだけで、だいぶ息が楽になるので、子連れの方はタオルやハンカチを持って行きましょう

 

 

八大龍王神の碑。

 

 

鹿を発見! (写真右に映っています)

 

 

アイフォンで拡大して撮った写真なので画像が粗い・・・。良いカメラが欲しくなりますね~~。

 

ちなみに、北海道は野生動物の宝庫ですが、私達が見た野生動物(哺乳類)は、この鹿だけでした。

 

それにしても、こんなニオイのきつい所に下りてきて、鹿はいったい何をしているんでしょうね?  遠くから見た感じでは、草をモグモグ食べているようでしたが・・・。(美味しい草が生えているところなのかな?)

 

 

ここから15分のところに天然足湯もあるそうです。

突発的に強い火山性ガス(有毒)が発生することがあります。

危険を感じたら、直ちに退避してください。

と書いてありました。

 

 

登別温泉は、カルデラ湖である倶多楽湖(くったらこ)の西にあります。

日本には111の活火山があり、そのうち50は常時観測されている活火山で、登別温泉を含むクッタラはその50のうちの一つです。

この地域での最新の噴火は、「日和山~大湯沼~裏地獄火口列」で約200年前に発生。先ほどのマップの日和山(ひよりやま)の南に灰色の沼が映っていますが、それが大湯沼で、日和山が噴火したときの爆裂火口跡です。

つまり、この辺りは地球の長い歴史で見ると「つい最近噴火したところ」というわけです。

 

 

車に戻る前にもう一度、大湯沼へ行き、

「すっごいニオイするね~。でもやっぱり一番喉に来る臭さは、熊本の阿蘇山だったねぇ」(←私達が訪れた三年後に噴火した)

としゃべっていたら、駐車場のおじさんと、カップルが何やら話しているのが聞こえてきました。

 

「あー、あそこはね、活動がすごく活発になって、もうそろそろくるな、駄目だなと思ったんだけど、また落ち着いたんですよ。ここからはけっこう遠いですし、今は見れないですよ」

 

一体なにが「もうそろそろくるな、駄目だなと思った」のだろうと興味を持ったので、「どこのはなしですか?」と尋ねたら、大正地獄だと教えてくれました。

 

 

大正地獄は、湯の色が七色に変化すると言われている間欠泉で、大湯沼から300m(徒歩で4分)離れているところです。

大正時代に起きた小爆発でできた周囲約10メートルの湯沼なのですが、2016年11月に、高さ2mほどの熱湯噴出が持続的に発生し、周囲30mに湯泥を飛ばしたそうです。

 

観光客に人気のスポットでしたが、現在は立ち入り禁止で見れないようです。

いつごろ見学が再開されるのかわからないので、大湯沼の駐車場の方に「大正地獄は見れますか」と訪ねてから行った方が良いです。

 

 

【地獄谷】と大湯沼の噴煙を間近に見て、大地のエネルギーが強いエリアなのだなぁと思いました。(北海道最高峰の大雪山旭岳の噴煙もすごかった!)

 

次は、日和山(ひよりやま)展望台と、倶多楽湖(くったらこ)を紹介します。

 

 

次の記事はこちら

前回の【大湯沼】からの続きで、五泊六日北海道旅行、二日目の紹介です。 登別温泉の紹介は、この記事で最後です。 →→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。 旅行記 前回の【大湯沼】から車に乗[…]

 

(この旅行記は2018年です)

 

関連記事

→→2018年・秋  北海道 五泊六日旅行の行程・・・この旅行の行程まとめ。

 

→→【登別温泉】 鬼、鬼、鬼~~! 鬼だらけの温泉地。念仏鬼像を祀った「鬼祠」と、鬼の金棒が並び立つ泉源公園の間欠泉・・・地獄谷駐車場から徒歩3分。

→→【登別温泉 地獄谷】 ボコボコボコ! 激しく沸く鉄泉池と、モクモク吹き上がる火山ガス。登別温泉三大史跡も見てね・・・前回の記事。

交通アクセス

登別駅からバスに乗り、登別温泉で下車。バスの乗車時間は20分。時刻表は道南バスHPでご覧ください。地獄谷から大湯沼は、徒歩20分です。

車で行く場合、一回500円の大湯沼駐車場があります。駐車券は地獄谷と共通です。

近くの宿泊施設

登別温泉 第一滝本館。地獄谷駐車場の向かい側にあります。

お得で便利な、旅の予約サイト