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ちょっと出かけて、色色知見。「旅は学び!」 四人家族の旅行記です。

北海道旅行記

【西山山麓火口散策路① 北口】 2000年3月31日に噴火! 破壊された道路、倒壊した電柱などが見れます

投稿日:2018年11月23日 更新日:

前回からの続きで、五泊六日北海道旅行、三日目の行程の続きです。

旅行記

江戸時代から現在までに9回も噴火を繰り返している有珠山

前回の噴火は、2000年3月31日、有珠山西山山麓(うすざん にしやまさんろく)から噴火

 

そして翌日4月1日、金毘羅山(こんぴらさん)からも噴火

→→【金毘羅火口災害遺構散策路】の記事はこちら・・・熱泥流に襲われた建物をそのまま保存しています。

 

 

二日続けて町のすぐ近くで噴火したのですが、有珠山の活動を常時観測して噴火の前兆をとらえ、事前に住民を避難させたため、死傷者ゼロでした。

 

 

2000年の有珠山西山山麓噴火の様子。

この距離での噴火ですから、前兆をとらえて、迅速に避難したのは、本当に良かったですね・・・。

 

 

有珠山西山山麓火口散策路マップ。

北口から南口まで1.2km、往復で2.4km。

子供と一緒に歩いて、片道60分、往復で2時間くらいかかります。

 

 

事務所で、維持協力金募金箱に数百円入れ(入場は無料です)、ここから西山山麓火口散策路(北口)です。

開放期間は4月20日から11月末まで。冬季は開放していませんので、ご注意を。

 

 

噴火当時は噴石や灰で一帯は荒れましたが、噴火から18年も経てば植物も生い茂り、トンボ、バッタ、毛虫の生息地になっていました。

 

 

すっごい強そうな、大きな毛虫!

二本の角のように長い毛と、長い茶と白の毛が王様のコートみたいだったので、「キング オブ ケムシ」と名付けた。

大きくなったら何になるのでしょう???

 

 

「すっごい! めっちゃ毛虫いる!  おもしろい!」

 

と、はしゃいでいたら、

ピョンと、私の膝にピンク色のバッタが遊びに来た~~~!!

 

ピンク色のバッタ、初めて見た~~!!!

 

どうやら、遺伝子変異による色素異常で、普通は緑色か茶色になるところ、ピンク色になる個体もいるようです。

 

 

「好きなだけ膝に居るが良いぞよ~」

 

 

左ひざにピンクバッタ、右ふとももに緑のバッタをとまらせて、テクテク散策道を進む。(黒いズボンが、バッタ達には道の一部に見えたのかもしれない)

 

 

私たち一家は虫が嫌いではないので、沼で飛び交っていた美しいトンボたち、地面を這ういろんな種類の毛虫(毛虫って、案外移動するのが早いのです)、ひらひらと舞う蝶々、ピョピョンと元気に跳ねるバッタ達などの観察を楽しみました。

 


2000年5月17日の写真。

噴煙モクモク、火山灰と噴石、地割れなど、荒々しい自然の威力を見せていた道も、現在では緑が生い茂る虫天国です。

 

 

下り坂だった町道は、新山の形成による地殻変動で上り坂に。

アスファルトの下り道路は、デコボコの粗い階段のようになり、隙間から小さな木が生えていました。

 

 

 

これは別地点で撮られた写真ですが、最大80mも地面が隆起したそうです。

 

 

枕木の散策路を上がりながら、「ここがもともと下り坂の町道だったとはなぁ・・・」と、嘘のように思う。

 

 

折れた電柱。

制限速度の標識がずいぶん地面に近いですが、これは噴火による堆積物で電柱の足元が埋もれてしまっているのだと思います。

 

 

噴火後はこのような景色だったようです。

 

もともとここは「泉公園線」という町道でしたが、数個の火口が次々と出現し、長さ約150mもの火口列となり、町道は寸断。

 

 

西山山麓火口の第1展望台に到着。

背の高い草が生い茂り、良く見えませんでした。

 

ここが、西山山麓火口散策路の、ちょうど中間地点です。

 


 

火口壁に埋もれた水道管(途中で切れてる)が見えました。

この水道管の右に少し進んだあたりに、町道が通っていたのだそうです。

 

有珠山西山山麓噴火は2000年の3月31日に起こりましたが、この当日、噴火前兆の地割れで水道管が破壊され、その修復中に突如噴火。作業員さんは素早く非難したため無事でしたが、乗っていた重機はそのまま放置されることになりました。

 

・・・大変、怖かったでしょうねぇ・・・。

 

「なんか噴火しそうだな」と事前に予測することはできるようですが(100%ではない)、「噴火口がどこに開くか」の正確な位置まではわからないですからね・・・。

 

 

今は緑が茂って静かですが、噴火後はこのように煙がシューシュー出ていたようです。

 

 

左側に第二展望台が見えてきました。

町道があったとは思えない道をテクテク。

草が生い茂り、虫が飛び、「ハイキングコースやなぁ」といった感じ。

 

 

第二展望台につきましたが、やはり背の高い草が茂っていて、火口はよく見えず。

 

 

私よりも20cm背の高い夫が場所を変え、腕を伸ばして撮ってくれた写真。

水が溜まっているのが見えました。

 


日傘をさした女性がテクテク歩いていますが、噴火当時は、

 

このような景色でした。

 

 

ずいぶん穏やかな景色に変わりましたねぇ・・・。

18年前に、噴火があったとは思えないです・・・。

 

 

もともと日本列島も富士山も無かったのですから、西山山麓噴火は、まだ小さい変化のうちなのでしょうけれども、いやぁ・・・すごい。

 

地球のダイナミズム!

 

今日も地球は宇宙をグルグル回っており、私達の足元は深い所でゴゴゴゴと動いている!

 

 

大自然の破壊再生を、私たちは今後も目にしていくことでしょう!

 

 

 

2000年の噴火で75m隆起した新山の、頂上当たりから撮った写真。

まだまだ散策路は続きます。

これをたどると、噴石被害を受けた「菓子工場群」、「旧とうやこ幼稚園」、西山山麓火口散策路の「南口」へ抜けられます。

 

第二展望台から、旧とうやこ幼稚園へは500mなのですが、「なんだか遠そうだなぁ」と思ったので、元来た道を戻り、車で旧とうやこ幼稚園へ向かうことにしました。(車で4.3km、7分くらい)

 

 

 

最後に、現地看板にあった噴火当時の写真を載せておきます。

5カ月かけて盛り上がった大地、地面に出現したいくつもの噴火口、降り注ぐ石と灰、周囲を襲う熱風。

 

当時の写真を見ると、ただただ「すさまじいなぁ」の言葉しか出てきません・・・。

 

事前に噴火を予知し、住民が避難し、死傷者ゼロだったのは本当に良かったですね・・・。

 

 

次は「とうやこ幼稚園跡」を紹介します。

 

 

関連記事

→→【洞爺湖町 火山資料展示室(旧・西胆振消防組合本部)】 2000年の有珠山西山山麓噴火による地殻変動で、国道に沼ができた!・・・前回の記事。西山山麓火口散策路の入り口にあり、無料で入れます。

 

2000年3月31日に、有珠山西山山麓が噴火した翌日に噴火した金毘羅山の災害遺構の記事です。
洞爺湖温泉街から歩いて行けます。

→→【金毘羅火口災害遺構散策路① 安らぎの家】 2000年4月1日に、洞爺湖温泉街を襲った噴火と、熱泥流の被害を今に留める施設 

→→【金毘羅火口災害遺構散策② 桜ヶ丘団地】 2000年4月1日の金毘羅山噴火による熱泥流の威力がわかる災害遺構

交通アクセス

車で行く場合、無料駐車場と有料駐車場があります。

公共交通機関で行く場合、JR洞爺湖駅、または洞爺湖温泉バスターミナルからバスに乗り「西山遊歩道」下車。

料金

無料です。維持協力金の募金箱があるので、可能であれば寄付をお願いします。
開放期間は4月20日から11月末まで。冬季は開放していませんので、ご注意を。

開放時間は、4月20日から9月までは7時から18時で、それ以降の11月10日までは17時閉場。
11月11日から11月末までは、8時から16時です。

近くの宿泊施設

洞爺湖万世閣 ホテルレイクサイドテラス。洞爺湖温泉街にある三ツ星ホテル。

お得で便利な、旅の予約サイト

●国内旅館の予約
じゃらん】(国内24000軒の宿をネットで予約。最大10%ポイント還元)
楽天トラベル 国内宿泊】楽天ポイントがたまります。
Yahoo!トラベル】Tポイントがたまります。

●レンタカー比較検討・予約は【じゃらんレンタカー

●ANA、JAL、スカイマークなどの国内格安航空券は【国内航空券トラベリスト

●高速バス、夜行バスの予約は【バスリザーブ】で格安高速・夜行バス予約

●バスツアーの予約は【クラブツーリズム バスツアー】。ツアーはラクで便利です。

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執筆者:チョットnow


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マイホームも、マイカーもいらない!(家の購入失敗して4年で売った~、大変だったわ!)

とにかく、旅がしたい!  旅は新発見の連続!

現在は国内旅行がメインですが、子供がもう少し大きくなったら海外旅行もたくさんしたいです。

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