【十和田湖(とわだこ)】 静かなカルデラ湖ですが活火山で、また噴火する恐れあり。奥入瀬渓流の水源

青森県の観光紹介です。

【青森の謎スポット「キリストの墓」】【大石神ピラミッド】と書きましたので、次はその西にある青森県十和田市の「十和田湖(とわだこ)」について書きます。

旅行記

青森県十和田市の十和田湖(とわだこ)は、新青森駅から車で南へ一時間半ほどの距離にあります。

十和田湖は奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)の水源なので、セットでまわると良いです。

 

 

十和田湖国立公園協会のパンフレットの地図を借りました。

十和田湖遊覧船は、

  1. 休屋と子ノ口を結むルート
  2. 休屋から出て中湖で引き返して戻るルート

の2通りあります。

私たちは写真の、休屋(やすみや)から 子ノ口(ねのくち)ルートに乗りました。

 

 

休屋で船を待つ間に撮った写真。

付近は遊歩道になっていて、散策を楽しめます。

十和田湖は、過去に何度か大噴火を起こして形成された、カルデラ湖です。

現在も「活火山」として指定されています。

915年の大噴火は、過去2,000年間、日本国内で起きた最大規模の噴火であったそうです。(すごいなー)

 

最後の噴火から1,000年以上経っている十和田湖ですが、再び噴火が起きる恐れがあり、もしも噴火したら十和田湖の中心から南にかけて半径3km余りの範囲に火口が出来るそうです。このエリアには住居や宿泊施設があるというから、心配ですね・・・。噴火しないでほしいですね。

→→防災のためには「まずは知ること」が大事。見やすいサイトの紹介・・・まずは活火山の場所を知りましょう

 

 

この小島は「恵比寿大黒島」。

十和田火山の活動の際、中央火口丘溶岩が露出したものだそうです。

 

 

遊覧船が近づくと波が立って、ザザザ・・・と心地よい音が聞こえました。

 

 

 

休屋近くの御前ヶ浜には、乙女の像があります。高村光太郎さんの代表作なのだそうです。


乙女の像の少し南側には、十和田神社があります。

 

 

 

お昼ご飯の時間になったので、近くのお店へ入りました。

十和田湖は青森県と秋田県にまたがっているので、秋田名物のきりたんぽや、十和田湖名物のヒメマスを食べられます。

 

この写真は、ヒメマス定食。(ちょっと食べかけの写真です。タクアンが欠けている)

 

 

こちらが、きりたんぽ定食。

 

 

 

2009年、平日の写真です。たくさんのスワンボートが並んでいました。

 

 

 

2009年の遊覧船。

2011年に東日本大震災が起こって東北へ遊びに行く人が減り、十和田湖観光船(十和田観光汽船と十和田観光電鉄の二社)もその煽りを食らい、十和田観光汽船は破産してしまいました。

 

十和田湖、良いところですよ~♪

 

ぜひ遊びに行ってください。

 

 

料金は、2021年で中学生以上の大人1430円、子供720円。12年経って大人30円、子供20円と、ちょっとだけ値上げしました。

訪れる前に公式HPで料金や時間を調べてください。割引券もあります。

 

 

 

さあ、船で十和田湖へ!

日本の湖沼では12番目の面積規模、深さでは3番目に深い湖です。
エメラルドグリーン色で、とっても奇麗でした。

 

海抜401m、周囲は約46.2km、最大深度は326.8mもあるので、東京タワーがほぼ沈んでしまうくらいの深さです。

→→東京タワーの記事はこちら・・・333m!

 

 

 

兜島、えびす島、大黒島。

紅葉の時期に来たら、もっと奇麗だったでしょうね~~。

十和田湖名物のヒメマスを食べましたが、ウィキペディアによると十和田湖に生息していたのはサワガニだったようで、現在生息している魚類はすべて、人の手による放流なのだそうです。

 

十和田湖にヒメマスを移植したのは和井内貞行さんという方だそうで、ヒメマスはもともと北海道の阿寒湖に生息しており、アイヌが「カパチェプ(薄い魚)」と呼んでいた魚です。

神奈川県の芦ノ湖(あしのこ)、山梨県の西湖(さいこ)と本栖湖(もとすこ)、長野県の青木湖などに生息しているヒメマスも、北海道から移植したのだそうです。

→→芦ノ湖(あしのこ)の記事はこちら・・・神奈川県箱根町。箱根火山の一つである神山が山体崩壊してできた、カルデラ湖です。九頭龍伝説で有名。

 

十和田湖のニジマスは、1900年と1919年に栃木県【日光の中禅寺湖】から移入されたのだそうです。

ちなみに、十和田湖で養殖の上手くいったヒメマスの卵は、後に北海道のクッタラ湖へ移され、クッタラ湖は現在ヒメマス釣りで有名です。

→→【倶多楽湖(くったらこ)】の記事はこちら・・・北海道。ここも十和田湖と同じくカルデラ湖。登別温泉のすぐ近くです。

 

 

中湖と東湖の間にある御倉半島の千丈幕。

220mもの絶壁だそうです。

 

 

ネットで有名な火山の威力一覧。

西暦864年の富士山噴火を「1」にした場合、1万3000年前の十和田湖噴火パワーは「56」になるらしいです。

鬼界カルデラのフルパワー220(7300年前)は、九州に住んでいた縄文人が、船で瀬戸内海を渡って和歌山県にわたるきっかけになった災害かな?

 

 

シーン・・・と静かな十和田湖を思い出すと、これが活火山かぁと不思議な気がします。

 

 

以前書いた、青森市の八甲田山(はっこうださん)も活火山です。

→→八甲田山(はっこうださん)の記事はこちら・・・樹氷を見に行きました!

 

過去に何度も大災害があったでしょうが、人間も動物もしっかりと生き残っているのだから、たくましいですねぇ。

 

・・・それにしても、十和田湖にはネス湖のネッシーならぬ「トッシー」がいるらしい、とどこかで見たような気がするのですが・・・。

 

もともとサワガニしか生物がいなかった、とするとトッシーはいないのかな?

 

十和田湖には龍がすみついていた、という伝説があるようですが。

 

トッシーがいるにしろいないにしろ、自然を大切にし敬うことは、とても大切なことですね~。(トッシー、いるといいな)

 

 

嘘か本当かわかりませんが、十和田湖の湖底にはピラミッドがあるそうです。

 

 

 

次は、奥入瀬渓流について書きます。

次の記事はこちら

前回、青森県十和田市の十和田湖(とわだこ)を紹介しましたので、今日は奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)を紹介します。 ツアーなどでもお馴染みの観光スポットですね。 私たちが訪れたのは、2009年の9月でした。 紅葉には少し早い時[…]

 

(この旅行記は2009年です)

関連記事

十和田湖の東側にあります。
→→青森の謎スポット「キリストの墓」の記事はこちら
→→大石神ピラミッドの記事はこちら・・・(5万年前のピラミッド?)

 

十和田湖の秋田県側は、小坂町です。

康楽館(こうらくかん)。 約100年前に建てられた、日本最古級の劇場。

小坂鉱山事務所。 鉱産額日本一、銀山日本一の栄華を誇った小坂鉱山の資料館。

交通アクセス

私たちは八戸で新幹線を降りて行きました。
十和田湖への交通アクセスはこちらでご覧ください
JRバスが運休する機関があるのでご注意ください。

手軽にバスツアーで楽しみたい方は、クラブツーリズム バスツアーがおすすめです。ツアーはラクで便利です。

料金について

中学生以上の大人1430円、子供720円。(2021年の料金です)

近くの宿泊施設

十和田湖畔温泉 とわだこ賑山亭。

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