【丸新本家・湯浅醤油】 醤油発祥の地は、和歌山県! 無料で醤油蔵の見学、醤油ソフトクリームを食べる

前回の続きで、和歌山県の観光紹介です。

息子&両親と別れ、私たちは「日本のエーゲ海」とも呼ばれる白崎海洋公園の後、醤油の発祥地である湯浅町へ行きました。

→→白崎海洋公園 の記事はこちら

見学記

公共交通機関で行く場合、湯浅駅から徒歩1km、15分です。

車で行く場合、無料駐車場があります。

 

 

日本料理に欠かせない調味料と言えば、醤油!

その醤油の発祥地は、和歌山県湯浅町(ゆあさちょう)。

 

湯浅町と醤油のことは、

のページに詳しく載っています。

 

 醤油は和歌山で生まれた

今から約750年前、鎌倉時代のことだ。覚心和尚が中国の径山寺(きんざんじ)で「なめ味噌」の製法を学び、現在の由良町の興国寺で金山寺味噌としてその製法を広めた。大豆等で作った麹に塩を加え、夏野菜を熟成させる。その時湧き出る上澄み液が非常に美味だったことから醤油は生まれ、醤油作りとって重要な「水」に恵まれた周辺地域を中心に広まった。

 

 

 

こちら、湯浅醤油有限会社。

 

向かい側に「丸新本家」というお店があり、金山時(きんざんじ)味噌のほか、ギフト用の湯浅醤油詰め合わせなどを取り扱っています。

丸新本家は湯浅醤油有限会社の親会社です。

 

「金山時(きんざんじ)味噌」は、なめ味噌の一種で、酒の肴や、御飯・キュウリ・冷奴などと一緒に食べます。

入れる野菜がいろいろあるのですが、私のオススメは生姜。

めちゃウマで、御飯がすすみまくります!
生姜のとこばっかり食べちゃう!

 

 

醤油蔵の見学の前に、まずは蔵カフェで休憩。


白崎海洋公園の散策が暑かったので、喉が渇いていました。

買ったのは、しょうゆソフトクリームと柚子サイダー。

しょうゆソフトクリームは、しょうゆの味がほとんどせず、不思議なコクがあっておいしかったです。

丹波黒豆と五島灘のにがり塩を、杉樽で二年間熟成させた本物の醤油「生一本黒豆(きいっぽんくろまめ)」を使用しているそうです。

 

 

カフェには、いろんな方のサインが飾られていました。

 

 

蔵カフェの隣は売店になっているので、醤油蔵の見学は一度建物を出て、こちらから。

見学は随時可能ですが、時間帯により20分間の見学会も開催しているようです。

解説してもらうのが一番勉強になるのでしょうが、時間が合わない方は見学コーナーにパネル展示やQRコードがあるので説明を読めます。

 

 

 

外には、顔出しパネルがありました。

 

 

さあ、見学スタート!

 

まずは、大きな杉樽!  齢100年以上になる醤油が入った杉樽なのだそうです。

杉樽は吉野杉で作られており、80~130年前のものもあるそうです。

この1樽で、一升瓶(1.8リットル)で約3000本分の醤油が仕込まれます。

 

 

 

お醤油の作り方は、パネル展示で詳しく書かれていました。


煮た大豆と炒った小麦をほぼ同じ量まぜて、種麹を加えて麹を作り、食塩水と一緒にタンクに仕込んでもろみを作って、かくはんを重ねながら8ヶ月~2年寝かせます。

通常のお醤油造りは大豆を蒸しますが、湯浅醤油では煮込む「古式製法」で、茹で汁は仕込み水として使用するそうです。

 

 

 

こちら、発酵させているところ。一年半から二年熟成させるそうです。

長いですね~~~。

 

 

 

ハッピがあるので、記念撮影できます。

 

 

 

もろみを圧搾する機械。

醤油がしみ出してくるのを3~4日待つそうです。

この染み出した醤油が「生醤油(きじょうゆ)」で、これを樽に入れて2週間おいてオリをおとし、上部の醤油を取り出して火入れし、2週間すまし、タンクで冷やして瓶詰めするのだそうです。

絞った後のカスは、家畜の肥料に使われます。

 

 

 

醤油つくりの材料。

醤油づくりは、シンプルだけど、手間がかかってますね~~~。

 

 

5年ほど前に知ったのですが、醤油原材料で「大豆」とありますが、あれは油分を絞った後の「脱脂加工大豆」だそうで、「丸大豆」とはそのまんまの大豆なのだそうです。

安い醤油は脱脂加工大豆を使ったもので、ちょっとだけお値段が高い丸大豆しょうゆは大豆そのままを使用したもの。

 

脱脂加工大豆による醤油作りは今から約70年前からはじめられたことであり、もともとの醤油作りは丸大豆です。

 

 

これらのことを知って、我が家は調味料の見直しをしました。

みりん風調味料→本みりん
しょうゆ→丸大豆しょうゆ
スーパーで売っている1キロ300円くらいの味噌→三年寝かせた1キロ1500円の味噌。

 

お金はかかりますが、コクがあって美味しいです。

 

煮込み用としてたくさん使うのは、丸大豆しょうゆ。
ちょっと割高な湯浅醤油は、お刺身やヒヤヤッコなどに使うと、美味しくて金銭面の負担が少ないです。

 

 

 

最後の売店では、いろんな醤油を味見して2本買いました。


ゆずぽんは、ゆずが濃くてめっちゃ美味しいです! そのままティースプーンでペロペロしちゃうくらいおいしい~♪

「生一本黒豆」は、ソフトクリームに加えられていたもので、丹波黒豆、五島灘のにがり塩を使用したもので、杉樽仕込み1年半~2年熟成しょうゆ。
色が濃くて、甘くて、コクがあり、トロッとしてます。

 

 

面白かったのが、「いぶししょうゆ」。

スモークチーズみたいな味のするお醤油で、めっちゃ美味しい!

 

私「もうこれ、何にもかけないで、そのままペロペロするわっ」
夫「何にもかけないんだったら、スモークチーズ食べればいいじゃない」

 

 

いろんな醤油、金山時味噌のお試しが出来るので、オススメです。

お醤油マカロンも、おいしかった♪

 

湯浅町は、熊野三山へと続く熊野古道の宿場町として栄え、江戸時代の全盛期には92軒の醤油醸造所があったそうです。

→→熊野本宮大社(世界遺産)の記事はこちら(熊野本宮、速玉、那智、奥宮の玉置神社などへ行きました)

 

 

町には、重要伝統的建造物群保存地区に選定された一帯もあるようですが、両親に息子を預けて公園へ連れてもらっていたので、そちらへ合流するため、街並み散歩はしませんでした。

 

次は、息子が遊んだ海南市のわんぱく公園について簡単に書きます。

 

次の記事はこちら

地元(和歌山県和歌山市・海南市近辺)の人しか訪れないだろうなぁ・・・と思いながらも、楽しかったので簡単に書いておきます。 レジャー記 公共交通機関で行く場合、JRきのくに線海南駅下車 タクシーで10分。 車で行く場合、無[…]

(この旅行記は2017年です)

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→→【マリーナシティ、ポルトヨーロッパ(遊園地)】 入園無料。和歌山弁の、ざじずぜぞ・だぢづでど!・・・和歌山市の遊園地です。

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、湯浅駅から徒歩1km、15分です。

車で行く場合、無料駐車場があります。

料金について

工場見学無料。
9時から16時まで。

近くの宿泊施設

湯浅温泉 湯浅城。
なんと面白い。お城の宿泊施設です。天然温泉にも入れます。

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