【長谷寺(鎌倉)】 日本最大級の木造 十一面観世音菩薩像。奈良県の長谷寺の観音様と繫がりがあるらしい

今日は、神奈川県鎌倉市にある長谷寺(はせでら)を紹介したいと思います。

鎌倉には何度か遊びに行っているのですが、長谷寺にお参りに行くのは今回が初めてでした。

参拝記

長谷寺(はせでら)の最寄り駅は、江ノ電の長谷駅。長谷駅から長谷寺までは徒歩4分と、とても近いです。

また、長谷寺から【鎌倉大仏殿「高徳院」】までは徒歩8分ですので、2~3時間もあれば長谷寺と鎌倉大仏の両方にお参りができます。

 

→→鎌倉大仏殿「高徳院」の記事はこちら・・・鎌倉の大仏は国宝です。

 

 

 

長谷寺(はせでら)。

正式には「海光山慈照院長谷寺」といい、坂東三十三所観音霊場の第四番です。

創建は736年ごろ(奈良時代)と伝えられていますが、正確な創建年代はわからないようです。

このお寺の本尊は十一面観世音菩薩像で、木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)です。

また、40種類2500株を超えるアジサイの花や、四季折々の花木を楽しめる、自然豊かな美しいお寺でもあります。

 

 

チケット売り場が近代的で驚きました!

現金の他、電子マネーでの決済も可能です。

拝観料金は大人400円、小学生200円です。(2019年4月から100円値上がりしました)

 

境内マップ。

ご覧のように広大な境内で、私と息子は一時間半ほど滞在しました。

 

長谷寺が混むのはアジサイが見ごろの季節で、マップ左上にある展望散策路は配布された整理券がないと入れません。(観音堂や観音ミュージアム、その他の御堂には整理券なしで入れます)

混雑するのがいやな方、ゆっくりと落ち着いて参拝したい方は、アジサイが見ごろの季節をはずしていきましょう。

私達は六月の初旬に行きましたが、アジサイがまだ咲き始めたばかりでさほど混んでおらず、境内の中にある食事処も空席があるようでした。

 


 

見どころの多い境内で、どこからまわろうかなと迷いますが、まずは本尊の観音様が安置されている観音堂へ。

 

 

途中、小さな良縁地蔵がありました。

可愛いですねぇ・・・。

境内の三か所に、良縁地蔵があるそうです。

 

 

卍池。近くには地蔵堂があり、水子供養・先亡諸霊供養のため、お地蔵様の奉納ができるようです。

 

 

 

階段を上り、観音堂に到着。

先にも書きましたが、こちらに安置されている本尊は十一面観世音菩薩像で、木彫仏としては日本最大級(高さ9.18m)です。

 

 

常香炉。

 

 

お線香は一本50円で、緑、黄、紫、緑の四色がありました。

 

 

観音堂入り口に、おびんずる様。

撫ぜた所の病気やケガが治ると言われているそうです。

 


 

もう一度、観音堂の写真。

中は撮影禁止です。

 

御堂の中に安置されている本尊の十一面観音像は、不思議な伝説をもつ観音様です。

長谷寺に伝わる話によると、721年に徳道上人(とくどうしょうにん)は、大和国(奈良県)初瀬の山中で見つけた楠(くすのき)の大木から、2体の十一面観音を造りました。その1体を本尊としたのが大和の長谷寺で、もう1体を衆生済度の願いを込めて海に流したところ、15年後に相模国(神奈川県)の三浦半島の長井浦に流れ着き、この観音様を安置したのが、鎌倉の長谷寺なのだそうです。

 

奈良の長谷寺と、観音像が流れ着いた三浦半島はこんなにも遠い。

奈良県の山中から三重県のほうに出て、そこから海に流したのでしょうか・・・?

 

 

15年海を漂い、牡蠣殻がびっしりとこびりついた観音様が、はじめに安置されたのが仮屋ヶ崎(かりやがさき)。

ここから巨大な観音像を鎌倉(マップ上部の青い光の所)まで運び、建立したのが長谷寺なのだそうです。

 

高さ約9mの木造の観音様は金箔がほどこされ、薄暗いお堂の中で上品に輝いていました。この前月に、奈良の長谷寺にも訪れたのですが(また後日紹介します)、雰囲気も大きさも、なんとなく似ているような気がします。

 

ただ、奈良の長谷寺には「楠木から2体の観音像がつくられ、一体は安置され、もう一体は海に流された」といった話は、どこにも書いていませんでした。

 

なにより、鎌倉の長谷寺の観音様は15年も漂流し、牡蠣殻がびっしりとこびりつき・・・といった姿ではなく、非常に奇麗な姿をしており、長谷寺のHPにも「現在の像が創建当初からのものとは言い難く、また後世の修復も多く加えられているため、制作年代については未詳と言わざるを得ません」とあるように、海を渡ってきた巨大な観音像の伝説が本当なのかどうか、わからないようです。

 

鎌倉の長谷寺に伝わる観音様のはなしは、観音堂の隣にある「観音ミュージアム」で美しい映像で見ることができます。観音ミュージアムは大人300円、小学生150円です。受付時間は9時から16時まで。

 

写真右に少しだけ映っているのが観音堂で、写真左側に観音ミュージアムがあります。

ミュージアムは平成27年(2015)10月に新しくできた施設で、とても奇麗でした。

本尊の高さ約9mの観音様の前に祀られていたとされる十一面観音菩薩立像の他、三十三応現身像、梵鐘、懸仏、絵巻など、見ごたえがありました。

本尊の十一面観音像をいろんな方向から見ることができるタッチパネルでの解説は、わかりやすくて良かったです。

エアコンが効いて涼しかったので、暑い時期に訪れる方は一休みも兼ねて入ってみてはいかがでしょうか。

 

観音堂の近くには、かきがら稲荷があります。

奈良の初瀬(はせ)で作られた観音像が海に流され、15年かけて三浦半島に流れ着いた時には、牡蠣がびっしりとつき、光っていたという伝説から設立されたもの。

 

 

なんと、絵馬が牡蠣殻(かきがら)。

とても珍しいですよね。

和歌山県の慈尊院のオッパイ絵馬、滋賀県の多賀大社の杓子絵馬、京都府の河合神社の鏡絵馬と、かわった絵馬を見てきましたが、牡蠣殻の絵馬はインパクト大。(ちなみに、絵馬の発祥は、京都の貴船神社です)

 

 

観音ミュージアムを出て、左隣の経蔵(輪蔵)へ。

写真は回転式書架を「輪蔵(りんぞう)」。中には一切経(大蔵経)が収められており、この大きな重い書架を一回転させることで、一切経をすべて読誦した功徳が得られるのだそうです。

輪蔵は観音御縁日(毎月18日)、正月三が日、4月8日(灌仏会)、8月10日(四萬六阡日)のみ回すことができるそうです。

 

 

経蔵の壁にはマニ車。

チベット仏教で用いられる道具で、全部で18基ありました。

マントラが刻まれた筒の中に、漢文とサンスクリット語の般若心経が納められており、マニ車を回転させることで、納められた経文を唱えるのと同じ功徳が得られるそうです。

 

 

経蔵のすぐ隣には、池。

鯉がたくさん泳いでおり、中でも金色の鯉が美しかったです。

家族連れで参拝に来ている方も大勢いて、小さな子供や女性に大人気のスポットでした。

 

 

近くにはお食事処があり、動物性の食材を使わずに仕上げたカレーや、うどん、コーヒーがいただけるそうです。

 

アジサイで有名な眺望散策路と、境内の他の見どころは次の記事で紹介します。

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、神奈川県鎌倉市の長谷寺の紹介です。 参拝記 前回は、長谷寺の観音様の伝説と観音堂、観音堂ミュージアム、かきがら稲荷について書きました。 今日は「あじさいの径」とも呼ばれる眺望散策路と、弁天窟について書きます。 […]

 

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→→奈良の長谷寺・・・後に紹介します。

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、江ノ電の長谷駅から徒歩4分。

車で行く場合、普通車は30台とめられ、30分ごとに300円かかります。

料金

大人400円、小学生200円。(2019年夏の料金)

営業時間 3月〜9月8:00〜17:00、10月〜2月8:00〜16:30まで。

観音ミュージアムは別途、大人300円、小学生150円です。受付時間は9時から16時まで。

近くの宿泊施設

ZEN VAGUE。長谷駅出てすぐ。

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