【横浜中華街】 日本三大中華街。日本一、東アジア最大の中華街! ダージーパイ、パンダまん、タピオカドリンク、月餅など食べ歩きが楽しい♪

今日紹介するのは、横浜に来たら外せないスポット「横浜中華街」です。

散策記

横浜中華街は、みなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩数分です。

 

横浜中華街は、神戸南京町や長崎新地中華街とともに「三大中華街」と呼ばれ、日本・東アジアで一番規模の大きいチャイナタウン

歴史は150年ほどあるそうです。

長崎の中華街は行ったことがないのでわからないのですが、神戸の南京町(なんきんまち)に比べて、横浜中華街の方が店の数も観光客も多く、見ごたえたっぷり。

→→神戸南京町の記事はこちら・・・兵庫県神戸市

 

さて、日本一・東アジア最大である横浜中華街には、中華料理店やレストランが150件ほど、中華食品店19件、お菓子屋さん24件、雑貨衣料店が35件あるそうです。店の一覧は横浜中華街HPで見ることができます。

世界各地に中華街があるのですが、中国人達が生活を営む中華街とは少し雰囲気が違い、横浜中華街は観光客のための中華街。

 

年間2,200万人が遊びに来る、一大観光スポットなのです。

 

もともと江戸時代後期、この辺りは埋め立てて造られた田んぼでした。1858年にペリーが来航し、日本は鎖国を解くことになり、外国人居留地がたくさん作られたのが、ここ横浜。しかし日本人と白人種は言葉が伝わらなかったため、白人種は香港などから中国人を連れてきて、日本人と漢字で筆談をさせ、商売をしたのだそうです。そんなわけで、文明開化の地である横浜に、たくさんの中国人がやってきて、住み着いたのです。

横浜の観光周遊バス「赤い靴」の運転手さんが解説してくださったのですが、開国するまでの横浜は、ナマコだらけのさびれた浜だったそうです。

今の賑わいぶりとはぜんぜん違う風景だったでしょうね。

 

もともと横浜中華街は神戸の南京町と同じように「南京町(なんきんまち)」と呼ばれており、中国人たちの居住地域でした。転機となったのが、1953年に横浜出身の歌手である渡辺はま子の「サンフランシスコのチャイナタウン」の流行で、横浜市長がサンフランシスコの中華街を視察し「横浜の南京町に観光客を呼ぼう!」と呼びかけたのだそうです。1950年代に南京町から「中華街」と呼び方を変え、レストランが開かれ、観光客が殺到。中華街が今のような観光地になったのは1970年代なのだそうです。

 


中華街にはたくさんの楼門がありますが、一番人通りが多いのは中華街東門の「朝暘門(ちょうようもん)」です。朝暘門は、中華街にある10個の楼門(パイロウ)での中で一番大きな門

 

 

一番最初にできた楼門は善隣門(ぜんりんもん)です。現在の楼門は1989年に建て替えられたもの。

門にある「親仁善隣」の文字は、周りの人と親しくみんな仲良くする、一緒に生きていこうという意味なのだそうです。

 

政治の世界は複雑ですが、横浜中華街では中国人も台湾人も日本人も、みんな仲良く一緒に生きています。

遠い昔から隣人であった国なので、これから先も、ずっとずっと仲良く一緒に生きていけたら・・・と、善隣門をくぐりながら平和を祈りました。

 

 

ちなみに、善隣門のすぐ近くにある横浜大飯店では、精巧な作りのレゴブロック作品「横浜中華街の街並み」があるので、お見逃しなく!

 

 

 

 

さてさて、ここからお店・買い食いの紹介です。

初めて中華街に来た時(2010年)、「王興記」 という店で、汁なしタンタン麺とストロー付き湯包(タンパオ)を食べました。

テレビで嵐の5人が食べたメニューだそうでリーズナブルで美味しかったですが、2012年9月23日に閉店してしまったそうです。(残念っ)

 

 

現在も営業しているオススメ飲食店は、「皇朝(こうちょう)」で、食べ放題オーダーバイキングがけっこう美味しくて安いです。

私達が訪れた2012年、平日2,000円ほどで点心・飲茶のオーダーバイキング60品を食べれました。全メニュー120点以上のオーダーバイキングは、平日2890円、土日祝日は3290円で、北京ダック、カニ爪の揚げ物、ブタ角煮などが食べれました。・・・が2022年現在、HPを見ますと1,000円くらい値上がりしたようです。

 

他にも食べ放題のお店はいろいろあるので、ブラブラ歩きながらでも、インターネットで事前に調べるなどして、お好みの店を見つけると良いと思います。中華街の飲食点は混むので、ネット予約すると便利です。

 

 

2022年に訪れた時、中華粥の専門店であるシャテンキで食事をしました。

→→【謝甜記(シャテンキ) 本店】の記事はこちら・・・横浜中華街の中華粥専門店で、お粥を食べる! 15種類の中華粥以外のメニューもあり。

 

 

 

横浜中華街に来たら、ぜひ食べ歩きをしてほしいのが、こちらのお店「江戸清」。

江戸清は横浜中華街の元祖テイクアウトです。

中身が2倍、美味しさ3倍のブタまん(600円)も魅力的だったのですが、私達が頼んだのは、

 

1個100円のゴマだんごと、

 

台湾夜市で人気のから上げ「大鶏排(ダージーパイ)」。鳥のもも肉に花椒の香り、唐辛子でピリ辛に仕上げたもの。

2018年5月に、江戸清が初めて中華街で販売開始した名物で、1枚450円です。

薄さはファミチキくらいで、大きさが小学生の筆箱くらい。ピリ辛だけれども子供でもパクパク食べられるので、オススメです。

 

 

 

次に向かったのが、「老維新(ローイシン)」というお店。こちらは写真のように、パンダまんが可愛いのです!

 

 

元祖パンダまんはチョコカスタード味で、1個380円。

 

他に、いちごパンダまん(380円)と、

 

7月の期間限定品の、もろこしパンダまん(380円)も買いました。中にはツナ、チーズ、とうもろこしが入っていました。

 

 

次に向かったのが、横浜大世界の前にある台湾タピオカ専門店「幸茶(こうちゃ)」。

タピオカミルクティーの元祖は「春水堂」ですが、横浜中華街に店舗はありません。私達は数年前に東京ドームシティで飲んだのでした。

 

 

「幸茶(こうちゃ)」で頼んだのが、左から順番に、タピオカ入り沖縄黒糖ラテ、人気ナンバーワンのタピオカ入りミルクティー、タピオカ入りいちごラテ。Mサイズは550円で、Lサイズは700円で、写真はMサイズです。

こちらのお店は、作りたての生タピオカのみ使用しており、紅茶は丁寧に二階焙煎したものとのことで、とても美味しかったです♪

 

 

他に北京ダックや、

 

ふかひれもあります。

 

あなたはどのお店で食事をしますか???

 

 

 

月餅(げっぺい)の華正樓(かせいろう)の新館でお買い物もしました。

 

 

華正樓(かせいろう)はあちこちにお店がありますが、こちらの新館は写真のようにお店がとても奇麗で、商品だなも写真を撮りたくなってしまう・・・。

 

 

月餅(げっぺい、中国語: 月饼、拼音: yuè bǐng ユエビン)は、中国の菓子の一種で、月に見立てて丸く、平たい形をしたお菓子です。月餅は表面に模様や漢字がついており、以前、池袋の【友諠商店(ゆうぎしょうてん)】に行った際買ったので、今回は月餅ではなく中華菓子を買いました。

 

 

左上が、炸麻餅(ざぁまぴん)と言いナツメ餡。右上が椰子牛奶酥(やしにゅうないす)と言い、ヤシの実餡。左下が鳳梨酥(ふぉんりぃす)と言いパイナップル餡。右下が奶油栗子(ないゆうくりこ)と言い、くり餡。

 

奶油栗子(ないゆうくりこ)は、中に大きな栗が入っています。人気商品だとのことで、とてもおいしかったです。

月餅は食べ飽きたから・・・という方も、このお店なら中華菓子がたくさんあるので、新しい出会いがあるのではないでしょうか♪

 

 

 

甘いものが好きな方は、「龍のヒゲ(王タレ)」というお菓子もオススメ。中国の皇帝も長寿を願い愛したといわれるお菓子で、蜂蜜を糸のように長く伸ばし幾重にも紡ぎ(1600本!)、糸状になった蜂蜜でアーモンド、ピーナッツ、ゴマの粒などを包んだものです。

 

 

ぶらぶら散策していたら、ベビースターランドに到着。横浜博覧館の二階にあり、入場は無料。

 

 

土産物の他、

 

奥でベビースターラーメン作成の実演があります。この出来立てほやほやのベビースターラーメンは、隣のフードコートで食べれます。

 

 

「課題が溜まっているから行かない」と言った中学生の息子に、お土産購入。

 

 

 

 

占いや、

 

赤ちょうちんの下のたくさんの飲食店・・・と、横浜中華街は広くてにぎやかですね!

 

 

ぶらりと入ったお土産屋さん 「萬來行(ばんらいこう)」。雑貨、翡翠アクセサリー、中国茶のお店です。

 

色鮮やかなポーチ、壁掛け、ストラップなど、品ぞろえが豊富。

 

 

スマホケースと、チャイナ服を着たパンダのぬいぐるみを買いました。(2つで1500円くらいだった)

 

 

次は、横浜大世界へ。中華街最大級のエンターテインメント施設で、アートリックミュージアムやカフェ、土産物売り場があります。下の土産物売り場しか利用しなかったので、詳細は横浜大世界公式HPで、ご覧ください。

 

ふかひれスープや、

 

横浜名物の崎陽軒(きようけん)の焼売など売られていました。

 

 

横浜大世界まで来たら、関帝廟(かんていびょう)と、横濱媽祖廟(よこはままそびょう)にもぜひ訪れてください。写真は、関帝廟。100年以上横浜中華街の歴史を見つめ続ける、日本最初の関帝廟です。

 

 


関帝廟は9時から19時まで開門しています。

 

 

遅い時間に行くと、ライトアップされて奇麗です。

 

 

5本500円の線香を買い、火をつけて、1番から5番の香炉に線香を供えて本殿へお参り。
祭壇の前のマットにひざをついて合掌し、住所・氏名・生年月日を言って三体ある神様に願い事をするそうです。

 

 

関帝廟には、三国志の登場人物「関羽」(かんう)が祀られています。

ほかに、中国の民間信仰に基づいた併神も祀られており、
「玉皇上帝」:国泰平安
「關聖帝君」:商売繁盛・入試合格・家内安全・学問
「観音菩薩」:解難・健康・縁談・安産
「地母娘娘」:除災・健康
「福徳正神」:金運・財産安全
に、ご利益があるそうです。

 

 

 

 

 

ロウソクが解けてドロッドロ! 何百本?? 何千本分??

 

 

 

関帝廟門の近くに、横浜中華街天后宮があり、中の横濱媽祖廟(よこはままそびょう) も立派な建物です。

お参りの仕方・開門閉門時間は関帝廟とほぼ同じで、お線香は5本で500円。

もともと航海の安全を護る海の神様だそうですが、交通安全や安産祈願などにも御利益があるそうです。

私達は外からチラーッと見ただけで、お線香を買ってお参りはしませんでした。

 

 

 

横浜中華街にはいろんなお店があるので、下調べをしてから行くのもいいでしょうし、何も調べずにその時の縁を楽しむのも良いでしょうね。

 

 

今回は横浜中華街の紹介でしたが、東京都豊島区西池袋ではガチ中華が楽しめるフードコートがあります。

以下の記事も併せてご覧ください。

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面白いお店や、地域の名物、世界の料理が食べられるお店を紹介する「グルメ」カテゴリー。 今日は、東京の池袋で、美味しい中華料理が食べられるフードコートを紹介します。     中国の正式名称は[…]

 

 

(このレジャー記は2010年、2011年、2012年、2013年、2022年のものです)

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交通アクセス

いろんな行き方がありますが、みなとみらい線の元町・中華街駅で下車するのが近いです。他に、みなとみらい線日本大通り駅、市営地下鉄関内駅、京浜東北線石川駅から徒歩5分です。
遠方から行く場合、 新横浜駅で新幹線をおります。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

横浜では「観光スポット周遊バス あかいくつ」というバスが走っています。
中華街・元町へ行くCルートと、みなとみらいをまわるMルートにわかれます。(あかいくつHPでルートを確認してください)
横浜中華街は、Cルートのあかいくつバスに乗り、「中華街」で下車です。

電車とあかいくつバスのフリー切符セット券などもあります。
路線・エリアにあわせていろいろありますので、お好みの切符を選んでください。
観光周遊バスあかいくつHP

近くの宿泊施設

ホテルニューグランド。
元町・中華街駅から350m、徒歩4分。山下公園の道を挟んだ向かい側。