前回の続きで、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮の続きです。
小町通り~舞殿(下拝殿)まで書いたので、今回は階段の上にある本宮(上宮)と鶴岡八幡宮例大祭について書きます。
毎年9月14日から16日までの3日間執り行われるので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
お祭りの写真は2008年9月のものです。
参拝記
境内の写真は、【前回の記事】でとりあげたので、ここからずっと例大祭の写真を載せていきます。
上にあるのが本宮(上宮)で、その下にあるのが舞殿(下拝殿)です。
出店が出ていて賑やかでした。
地元の子供会でしょうか。お囃子の練習をしていました。
舞殿(下拝殿)。
階段を上って、本宮(上宮)へ。
お祭りが始まる前に、階段を上って本宮にお参りをしました。
八幡宮の八の文字は、鳩になっています。これは八幡神の化身が鳩であるため。鎌倉お土産の鳩サブレは、鶴岡八幡宮の鳩からきています。
鶴岡八幡宮は文政11年(1828年)に徳川家斉が再建した流権現造で、国の重要文化財に指定されています。
御祭神は、應神天皇・比賣神・神功皇后。
もともと源頼義が、戦勝を祈願した京都の石清水八幡宮護国寺(あるいは河内源氏氏神の壺井八幡宮)を、鎌倉の由比郷鶴岡に「鶴岡若宮」として勧請したのが始まりで、後に源頼朝が現在の地に遷しました。
鎌倉幕府の中枢としてかなり大きな御宮だったそうで、江戸時代には薬師堂、鐘楼、楼門、多宝大塔、東照宮も存在していたそうです。
明治時代になって廃仏毀釈の動きが始まり、仏堂などは取り壊されました。
例大祭は、1187年8月15日に、源頼朝公によって放生会(ほうじょうえ。捕獲した魚や鳥獣を野に放して、殺生を戒める宗教儀式)と流鏑馬(やぶさめ)が行われたことにちなんで行われる、最も重要な祭事で、800年の歴史があります。
14~16日の三日間執り行われますので、祭りの流れは鶴岡八幡宮 例大祭でご覧ください。
應神天皇・比賣神・神功皇后の三基の神輿があるのですが、2013年に修復されて新しくなりました。これは2008年の写真なので、御神輿修復前のもの。
私達は15日に行きました。
最終日(16日)は流鏑馬(やぶさめ)神事が行われるので見に行きたかったのですが、15日の混雑で疲れてしまったため、二日連続で行くのはあきらめました・・・。
流鏑馬神事の様子はTVでも放送されるので、おそらく、15日と16日が混雑するのではないかなぁと思います。
調べてみると、鶴岡八幡宮の流鏑馬は、9月16日のほか、
・鶴岡八幡宮鎌倉まつり流鏑馬神事 4月第3日曜日開催
・鶴岡八幡宮崇敬者大祭流鏑馬神事 10月第1日曜日開催
の年3回あるようです。
もともとは流鏑馬は、9月しかなかったのですが、流鏑馬を多くの人に見学してもらうため、4月と10月にも行われるようになったそうです。
鶴岡八幡宮では、三脚・一脚、脚立、日傘の使用を禁止しているそうなので、お気をつけください。(もちろんドローンも禁止でしょう)
私達が訪れた時はすごい混雑で、端のほうで待っていたら神社の関係者さんに、
「このあたりは結界になっていますので、中に入らないように気をつけてくださいね」
と言われました。
混雑していても、注連縄の中に入らない、またがないよう、気をつけてください。
丸山稲荷社。1191年の本殿の鎮座以前からこの地に祀られていた地主神で御祭神は倉稲魂命。国の重要文化財。
また、鶴岡八幡宮から徒歩2分くらいのところに「鎌倉期遺跡展示」があります。
展示スペースは小さいですが、17時まで開館しており入館無料ですので、800年前の遺跡を見学してみてはいかがでしょうか。
以上で、「江ノ電のりおり君」を使った鎌倉観光は終わりです。
楽しいお出かけになりますように♪
(この参拝記は2012年と2022年のものです)
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小町通り、鶴岡八幡宮
こちらも鎌倉の記事です。
→→ 報国寺(竹寺)・・・ミシュランガイド三ツ星獲得の通称・竹寺で抹茶を楽しむ。
交通アクセス
鎌倉駅から鶴岡八幡宮まで徒歩13分くらいです。
途中に、小町通りがありますので、お買物をしながら楽しく徒歩で向かえます。
車で行く場合、鶴岡八幡宮専用の駐車場があります。祈祷利用者2時間無料。一般参拝者は、1時間600円。
ほかに、鎌倉駅周辺に有料駐車場がいくつかあります。(鎌倉駅西口のシンコウパークなど)
繁忙期は満車になりますので、パーク&ライド(鎌倉地域の周辺にある既存の駐車場に駐車し、江ノ電等の公共交通機関に乗り換えて目的地に向かう方法)を利用するのをおススメします。
近くの宿泊施設
鎌倉パークホテル。