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京都府旅行記

【貴船神社 結社、奥宮】 龍穴のパワースポット! 貴船神社が発祥の「丑の刻参り」は、強力な新願成就だった

投稿日:2018年9月17日 更新日:

前回の続きで、一泊二日の京都旅行の紹介です。

  1. 【賀茂御祖神社(下鴨神社)】
  2. 【加茂別雷神社(上加茂神社)】
  3. 【嵯峨野トロッコ列車】
  4. 【嵐山・嵯峨野  竹林の小径】
  5. 【野宮神社(ののみやじんじゃ)】
  6. 【渡月橋(とげつきょう)、キモノ・フォレスト】
  7. 【鞍馬寺(くらまでら)】

と順番に紹介し、今回の記事で終わりです。

参拝記

前回の【貴船神社】本宮の記事はこちらでご覧ください。

 

今日は、本宮よりも貴船川上流にある、結社(中宮)と奥宮についての紹介です。

 

・・・が、大変申し訳ないのですが、結社の写真を撮っておりません。

取ってきたのは、こちらの一枚。由緒書きです。

イワナガヒメ、コノハナサクヤヒメ、ニニギは、日本神話に出てくる神様です。日本神話は、【花の窟・花窟神社】の記事に書きましたのでご覧ください。

 

ニニギノミコトは、初代天皇である神武天皇のひいおじいちゃんで、アマテラス大神から三種の神器を与えられて、天孫降臨し、猿田彦神に導かれて、九州の高千穂に降り立った方です。「天皇の祖先の一人」と言えばわかりやすいでしょうか。

天孫降臨したニニギは、美しいコノハナサクヤヒメに恋をし、結婚しようとしましたが、コノハナサクヤヒメの父であるオオヤマツミが「姉のイワナガヒメも一緒にどうぞ」と姉妹で送りました。

しかしイワナガヒメがみにくかったため、返してしまいました。

それを見たオオヤマツミは、嘆きました。

「二人の娘を嫁がせたのには意味があるのですよ。コノハナサクヤヒメを妻にすれば木の花の咲くように栄え、イワナガヒメを妻にすれば岩のようにビクともしない永遠の命を持つことができましたのに・・・」

ニニギがイワナガヒメを返してしまったので、それ以降の子孫は短命になってしまったそうです。

 

 

コノハナサクヤヒメは、富士山の祭神として有名ですね。全国にある浅間神社の神様でもあります。

→→【富士山本宮浅間大社】の記事はこちら・・・浅間神社の総本宮。湧玉池が奇麗! ご神体は富士山。

 

姉のイワナガヒメですが、「みにくいため」と書かれていますが、「醜い説」「見難い説」などがあります。

富士山の祭神はコノハナサクヤヒメですが、富士山五合目の小御嶽(こみたけ)神社の祭神は姉のイワナガヒメで、小御嶽山は見難いです(隠れてる)。

→→【富士山五合目】の記事はこちら・・・・五合目は小御岳神社の境内。小御嶽神社の祭神はイワナガヒメ。

 

 


「日本神話に興味があるけど、難しくてよくわからないわぁ」という方にオススメなのがこちらの本。平易な言葉で書かれており、非常にわかりやすい。小学生でも読めます。イザナギ・イザナミの国生み神話から、アマテラス、スサノオの話、コノハナサクヤヒメ、イワナガヒメ、ニニギも出てきます。国土を生んだイザナギ・イザナミの夫婦神の喧嘩が怖いかも・・・。

 

返されてしまったイワナガヒメが、なぜ縁結びの神様なのかというと、先ほどの説明書きにあったように、イワナガヒメが「私はここにとどまって、人々に良縁を授けましょう」と言われたからなのだそうです。

平安時代の女流歌人、和泉式部が祈願したことでも有名な社です。

男女間だけではなく、人と人、会社と会社の縁も結んでくださるそうです。

 


 

近くには、御神木の「相生(あいおい)の大杉」がありました。

写真では一本の木に見えますが、裏にもう一本の木があって、根っこでつながっています。

樹齢千年と言われ、相生(あいおい)は相老(あいおい)に通じることから、夫婦共に長生きできるという意味があるのだそうです。

 

 

奥宮の鳥居。

 

 

鳥居の後ろには、「思ひ川」が流れています。

夫の愛を取り戻そうと悩んでいた平安時代の女流歌人・和泉式部(いずみしきぶ)が、貴船詣でをした際、ここで禊をしたそうです。

 

 

近くには、貴船特有の貴船石である「つつみヶ岩」。高さ4.5m、重さ43トン以上もある巨岩です。

【鞍馬寺 奥の院】に祀られているのが、ウミユリなどの化石を含んだ磐座だと書きましたが、鞍馬山の隣に位置する貴船山も大昔は海の底だったところで、この岩は熔岩なのだそうです。

古代の火山灰堆積の模様を表しているので、よく観察してみてくださいね。

 

 

参道を進んで奥宮へ。

 

 

ここをくぐれば奥宮です。本宮からは700mほどなので、そんなに遠くないです。

 

奥に映っているのが奥宮。左が船形石。

もともと貴船の信仰は、貴船山の中腹にある鏡岩、磐座でした。

現在そこは禁足地になっており、近くで見ることはできませんが、貴船大神が丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻に、天上から鏡岩に天降ってこられたとの伝説が残り、こちらの奥宮はその後(第18代天皇の頃)に建てられました。

前回の記事で紹介した本宮は、後に奥宮から移されたものです。(中腹の鏡岩磐座の信仰→ここに社殿を作る→現在の本宮の地に移転、という流れ)

 

御祭神は前回も書きましたが、水神である「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀ります。

「龗(おかみ)」とは、龍を表しています。

奥宮には他に、闇龗神(くらおかみのかみ)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)の、あわせて3柱の神様を祀り、奥宮社殿の真下には「巨大な龍穴(りゅうけつ)」があるそうです。

 

大和(奈良県)の室生龍穴、備前(岡山県)の龍王山、貴船神社奥宮の龍穴は、「日本三大龍穴」と呼ばれています。

 

江戸時代に本殿修理が行われた際、大工が誤って龍穴の中にノミを落としたところ、空が曇り、突風が起こって、ノミが空中に吹き上げられたのだそうです。(ノミが戻って良かったけれども、さぞかし驚いたでしょうね!)

 

奥宮本殿の右に、権地。

龍穴は見てはならないし、龍穴の上で工事をしてはならないため、奥宮本殿の改修工事などをする場合、建物を隣の権地に曳いて移し、改修工事をします。

 

 

船形石(ふねかたいわ)。長さ約10m、幅約4m、高さ約2m、外周約24m。

神武天皇の母であるタマヨリヒメが、黄色い船に乗って難波の津から遡り、水源を探してたどり着いたのがここで、黄船を石で覆い隠しているのだそうです。

タマヨリヒメは下鴨神社境内の河合神社にも祀られています。(美人祈願で有名な神社)

 

 


連理の杉。左が杉で、右に楓(カエデ)と、違う種類の木がくっついた御神木。夫婦、男女の仲睦まじいことを表しているそうです。

 

 

境内にあった、説明書き。

能の演目「鉄輪(かなわ)」については、能.com  鉄輪でご覧ください。

簡単に言うと、夫に捨てられた(浮気された)女が、幾晩も貴船神社に丑の刻(午前2時頃)参りをして、自分を捨てた夫と新しく妻となった女に報いを受けさせようとした「呪いのお話」です。鬼になった女は、陰陽師の安倍晴明(あべのせいめい)の力により退けられますが、この能「鉄輪」の元の話となったのが、宇治(うじ)の橋姫(はしひめ)。

神聖な奥宮紹介の記事で、生々しい呪いの話を載せたくはないので、興味のある方は、橋姫 ウィキペディアの「宇治の橋姫」でご覧下さい。

 

 

神社の説明書きにあるように、貴船大神が丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻に、天上から鏡岩(現在は禁足地)に天降ってこられたとの伝説があり、これが霊験あらたかで心願成就のパワーがあるということを示すもので、もともと呪いのためではないし、呪い専門のために丑の刻参りがあるわけではないようです。

 

 

前回の【貴船神社】の記事で、御神水のところに、「自ら清くして他の汚水を洗い清濁(せいだく)併せ容るるの量あるは水なり」とありましたし、貴船神社は水の神をまつるので「呪い(汚水)」をも洗ってくださるのだと思います。根に持ち気枯れる(けがれる)のではなく、「イヤな思い出さようなら」と水に流す気持ちで、この気持ちの良い神社にお参りなさってはどうかなぁと思います。

 

 

ちなみに、日本最大の怨霊といわれた「崇徳天皇(すとくてんのう)」は、現在良い神様になられており、「人を恨みながら死んではいけない」「そもそも人を恨むような生き方をしてはいけない」とおっしゃられているようです。

→→【「怨霊になった天皇」を読んだ】の記事はこちら・・・日本最大の怨霊、崇徳院について書きました。

 


 

 

貴船神社のお参りが終わった後は、貴船バス停から京都バスに乗車し、貴船口駅まで戻りました。

私達は鞍馬寺の参拝をしてから貴船神社へ抜けたので、車を停めた鞍馬寺駅まで戻る必要があり、叡山電鉄鞍馬線の電車に乗りました。

 

【鞍馬寺(くらまでら)】【鞍馬寺奥宮 魔王殿】【貴船神社】の3つお参りしたい方は、このようなルートをとると良いです。

ただし、鞍馬寺から貴船神社へ徒歩で向かうには、片道2時間ほどかかるので、ご注意を。

先日の台風21号の被害で、赤い印をつけた徒歩ルートは現在通行できないそうです。鞍馬寺の公式HPで確認してから、お出かけしてください。

 

 

 

こちらが、叡山電鉄、展望列車「きらら」。

 

 

窓が大きくて展望が良く、一部の座席が窓側を向いています。貴船口~鞍馬寺の1駅しか乗りませんでしたが、「紅葉の時期はかなり混むだろうなぁ」と思いました。

 

鞍馬駅へ戻ってきました。

 

これで、京都一泊二日旅行はおしまいです。

もともと琵琶湖一周旅の途中に、京都の一泊旅行を挟んだので、この後、車に乗って滋賀県に戻り、琵琶湖一周旅を再開しました。

→→【びわこ花噴水】の記事はこちら・・・貴船神社参拝後に訪れた所。琵琶湖で毎日開催される世界最大級の無料噴水ショーです。

 

 

以上で2018年3月末の、五泊六日の「琵琶湖一周旅+京都旅行」の紹介は終わりです。

 

旅の始まりは、

の記事からご覧ください。

 

 

最後までご覧くださり、ありがとうございましたm(_ _)m

 

関連記事

→→【貴船神社】 日本のルルドの泉!・・・前回の記事です。

→→【鞍馬寺(くらまでら)】の記事はこちら・・・鞍馬寺から奥の院を抜けて貴船神社に参拝というルートをとりました。

→→【黒壁スクエア】の記事はこちら・・・五泊六日の琵琶湖一周+京都旅行、はじまりの記事。

→→【賀茂御祖神社(下鴨神社)】の記事はこちら・・・京都一泊二日旅行、はじまりの記事。

→→【金閣寺】の記事はこちら・・・京都旅行の定番。世界遺産。

交通アクセス

貴船口駅から、京都バス33に乗り、貴船で下車(乗車時間5分160円)。貴船バス停から神社まで、徒歩5分。本宮から奥の院までは700mほど離れています。

電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。京都バスの時刻表は京都バスHPでご覧ください。

車で行く場合、駐車場は25台しかありません。2時間500円。道がとても狭いですし、駐車場も小さいので、できるだけ公共交通機関で訪れた方が良いです。

また、【鞍馬寺(くらまでら)】から【鞍馬寺奥宮 魔王殿】を通って貴船へ抜けられます。

近くの宿泊施設

京都“元祖川床”発祥の老舗料理旅館 貴船ふじや。貴船神社のすぐ近くです。

お得で便利な、旅の予約サイト

●国内旅館の予約
じゃらん】(国内24000軒の宿をネットで予約。最大10%ポイント還元)
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●バスツアーの予約は【クラブツーリズム バスツアー】。ツアーはラクで便利です。

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執筆者:チョットnow


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