【嵯峨野トロッコ列車】 オープン車両「ザ・リッチ号」に乗り、トロッコ嵯峨駅から亀山駅へ

今日は、京都の嵐山(あらしやま)観光の定番「嵯峨野(さがの)トロッコ」を紹介します。

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大人気の嵯峨野トロッコ列車。切符はどう買う? 座席のオススメは?

嵯峨野(さがの)トロッコ列車は、旅番組でもよく取り上げられているので、「嵯峨・嵐山観光と言えばトロッコ列車だよね!」と思い浮かぶ方も多くいるのではないでしょうか。

 

(トロッコ列車の全体写真が撮れなかったので、ウィキペディアから拝借)

 

大人気のトロッコ列車ですが五両編成であまり長くない上に、一時間に一本、一日の運行数は片道9本しかないので、大型連休などは乗れない方もたくさんいるのではないでしょうか。

 

私達が訪れたのは平日だったので空席がチラホラありましたが、休日に嵯峨野トロッコに乗りたい方は、嵯峨野トロッコHP事前に乗車券を予約購入しておくと良いです。

乗車料金は区間に関係なく、大人片道630円、子供320円です。(2021年の料金)

 

 

嵯峨野トロッコには、一両だけ「リッチ号(五号車)」があります。

嵯峨野トロッコHPから拝借したイラスト。

イラストからもわかるように、リッチ号(五号車)のみ、窓ガラスがありません。また、床も金網になっていて、五両の中で一番開放感があるため、人気が高いです。

 

事前の乗車券購入で、トロッコ列車に乗ることは確定できますが、どの車両に乗れるかは指定できないため、リッチ号を狙って乗りたい方は、事前に座席購入した上で、乗車当日に窓口へ早めに行き、リッチ号の当日乗車券と引き換えてもらわなくてはなりません。

2020年3月1日乗車分から、JR西日本インターネット予約「e5489」及びJR西日本の京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、京橋駅、新今駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅の「みどりの窓口」「みどりの券売機プラス」及び全国の主な旅行会社で、「嵯峨野リッチ号」予約・購入できるようになりました。詳細は、嵯峨野トロッコHPでご覧ください。

 

私達が訪れたのは平日。

「大型連休じゃないし、桜も満開前だし、事前購入しなくても大丈夫だろう」と、トロッコ嵯峨駅へ営業時間前に行き(平日の営業時間前なのに30人くらい並んでいた)、リッチ号当日券を購入して乗りました。

 

私達のようにトロッコ嵯峨駅から出発する場合、進行方向に対して右側の列に座った方が、景色が良いのでオススメです。

 

 

旅行記

トロッコ嵯峨駅。

 

 

嵯峨野トロッコは、嵯峨(さが)、嵐山(あらしやま)、保津峡(ほづきょう)、亀岡(かめおか)の四つの駅に停まります。トロッコの路線は赤色ルートです。並行するように黄色い路線「JR山陰本線」が走っています。

もともと走っていたのは旧路線(赤路線・現在のトロッコ路線)で、山陰本線(黄色路線)の開通により廃止されてしまいました。それを後に、保津川渓谷の景観が美しいから有効活用できないものかと考え、「観光列専用鉄道」として再利用されたのが嵯峨野トロッコです。

 

私達は、行きに嵯峨野トロッコを利用して「トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅」まで乗車し(片道大人630円。観光列車なので高い)、帰りはJR山陰本線「馬堀駅~嵯峨嵐山駅」で戻りました(片道大人200円)。

 

 

朝一番で並んで買った、リッチ号切符を握りしめ、リッチ号(五号車)に乗車!

 

 

リッチ号は横にガラスなし、天井はガラス、

 

床は金網で、開放感があります。

 

 

こちら、1~4号車。天井も床も塞がれており、窓ガラスもしっかりはまっています。

冬季に嵯峨野トロッコ列車に乗る方は、5号車だと寒いので、1~4号車が良いかもしれません。

「観光列車」なので、出発前と乗車中に写真を撮ってくれます。オススメは、出発前に駅員さんに声をかけて自分のカメラで撮ってもらうこと。

乗車中にも写真を撮ってくれるのですが、専用ホルダーつきの有料写真です。(千円くらいだったかな?)

 

 

私達が訪れたのは三月末で、「桜の満開にはちょっと早いかなー」という時期でした。屋根も透けている分、景色が良く見えます。

ちなみに嵯峨野トロッコは、ディーゼル機関車に引っ張られて走っているので、パンダグラフと電線はありません

 

保津峡渓谷が美しいです。

 

 

古そうなレンガトンネルに突入。

 

 

トンネル内走行中の写真。

ディーゼルエンジンで走っている列車なので、リッチ号に座っている人は、トンネル走行中に排気ガスを吸うことになります(^_^;)

 

 

スピードが弱まり、保津峡駅(ほづきょうえき)に到着。

信楽焼のたぬきがたくさん並んでいました。

この辺りは美しいハイキングコースがあって人気らしいのですが、トロッコ列車は途中下車無効なので、このまま亀岡駅まで乗って行くことにしました。

 

 

保津峡駅では誰も下りず、出発。

保津川下りを楽しんでいるお客さんが、こちらに手を振ってくれました。

 

 

街並みが見えてきたら、おしまい。終点の「トロッコ亀岡駅」に到着。

 

 

顔出しパネル発見!

 

トロッコ亀岡駅の売店を見たり、顔出しパネルで記念撮影したり・・・と楽しんで駅舎を出ると、

保津川下り乗船場行き直行バス乗り場がありました。

時刻表を見たら、もう出て行った後でした。

保津川下りは、大人一人片道4,100円します。(けっこう高い)

私達は昼から【鞍馬寺(くらまでら)】に行く予定があったのと、以前栃木県の鬼怒川(きぬがわ)で川下りをしたことがあるので、保津川下りはしませんでした。大岩・奇岩巨石が並ぶ美しい景色を楽しめるそうです。

→→【鬼怒川ライン下り】の記事はこちら・・・栃木県日光市。奇岩を楽しめる川下り。

 

 

帰りは、トロッコ亀岡駅からJR馬堀駅まで、テクテク8分くらい歩き(700mくらい離れている)、JR山陰本線に乗って、嵯峨嵐山駅へ戻りました。

 

行きはトロッコを利用して、片道630円、23分。

帰りはJR山陰本線を利用して、片道200円、8分。

 

ゆっくりとした速度で、保津川渓谷の風景を楽しみ、風を感じて、とても楽しかったです。

 

 

次は、嵯峨野(さがの)の竹林について書きます。

 

次の記事はこちら

前回の続きで、一泊二日の京都旅行の紹介です。 朝一番で、【嵯峨野トロッコ列車のリッチ号に乗車】したあと、JR山陰本線で嵯峨嵐山駅まで戻り、竹林の小径(ちくりんのこみち)散策と、野宮神社(ののみやじんじゃ)参拝をしました。 →→京都府[…]

(この旅行記は2018年です)

 

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料金

嵯峨野トロッコは大人片道630円、子供320円です。乗車区間にかかわらず均一料金、途中下車無効です。
全席指定席、禁煙です。

事前に座席予約購入ができますので、嵯峨野トロッコHPをご覧ください。(予約購入で、リッチ号の指定ができるようになりました

●各駅の日乗車券・販売開始時間
トロッコ嵯峨駅 午前8時35分
トロッコ嵐山駅 午前8時50分頃
トロッコ亀岡駅 午前9時10分頃

近くの宿泊施設

旅亭 嵐月。嵐山駅、渡月橋のすぐ近くです。

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