【北海道開拓の村 ①】 52棟の歴史的建造物の中に入れる(マネキンつき)。食事は屯田兵定食がオススメ!

前回からの続きで、五泊六日の北海道旅行 四日目の紹介です。

【モエレ沼公園】の後、札幌市の北海道開拓(かいたく)の村へ行きました。

→→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。

旅行記

北海道開拓の村は、札幌駅から車で約40分の距離です。

 

北海道開拓村入り口は、旧札幌停車場(札幌駅)。明治41年(1908)に建てられた札幌停車場の正面外観を、縮小再現したもの

 

 

ちなみにこちら、現在のJR札幌駅。北海道で一番大きな駅です。

 

現在と昔の建造物を見比べると、昔の建築物はけっこうオシャレだったなぁと思います。(設備や耐震面で言うと現在の建物の方が優れているでしょうが)

 

北海道開拓の村は、一般大人800円。高校生、大学生は600円。中学生以下は無料です。我が家は小学生と幼稚園児連れなので、大人料金二名分で入れました。

 

 

入場口には、顔出しパネルが二つ。

顔出しパネルを見つける度に、ついつい顔を出して、記念撮影してしまう。

 

 

北海道開拓の村全体マップ。

私は現在関東に住んでいて、東京の【江戸東京たてもの園】、神奈川県の【日本民家園(生田緑地内)】といった、古い建物を移築した施設に行ったことがありますが、北海道開拓の村はその二つよりも広大で、建物数が多いです。

 

東京の江戸東京たてもの園は30棟、神奈川の日本民家園は25棟に対し、北海道開拓の村は52棟と、建物数がダントツに多いです。

 

さらに、【東京ディズニーランド】の面積が約51ヘクタールに対し、北海道開拓の村はそれを上回る54.2haと、ディズニーランドよりも広いです。

 

 

私達は午前中に小樽の【北一硝子三号館(北一ホール)】などを見て、札幌に移動し、【モエレ沼公園】の次に北海道開拓の村へ訪れたため、見学時間は三時間半ほどしかありませんでした。

 

なんとかまわれるだろうと思っていたのですが、甘かった!

 

全部の建物を回りたい方、じっくりと楽しみたい方は、午前中から訪れるのをオススメします

 

 

お腹が空いていたので、まずは食堂へ。入場口の右にあります。

せっかく来たのだから、名物的な食事を楽しみましょう♪

 

 

この食堂名物の、屯田兵定食(とんでんへいていしょく)。千円。

ニシンのそぼろ丼(ミニ)、いももち、味噌おでん、豚汁、小鉢がついています。

屯田兵とは、北海道が開拓された明治時代に、北海道の警備と開拓にあたった兵士とその部隊のことを言います。

味噌おでん、いももちは甘いので、小さな子供にウケが良いです。

 

 

私が頼んだのは、やん衆定食800円。

屯田兵定食よりも品数が少な目で、ニシンのそぼろ丼が大きいです。

「やん衆(やんしゅう)」とは、ニシン漁などに従事する季節労働者の事。

ニシンのそぼろ丼は、ちょっと小骨が気になるけれども、御飯が進む味付けで美味しかったです。

 

いももち二個300円。これは、美味しいのでオススメです! 最終日の大雪山ロープウェイでも食べました。

北海道グルメのお気に入りです。

材料はジャガイモと片栗粉なので、自分の家でも作れそうな感じ。

 

 

お腹を満たしたところで、北海道開拓の村散策開始。

雨が降っていたし、平日だったので、お客さんは少な目だったのじゃないかなぁと思います。

園内には、馬車鉄道が走っています。平日は40分間隔、土日は30分間隔、ゴールデンウィークは20分間隔です。

馬車鉄道に乗ると建物の中を見学できないので、帰りに乗ることにしました。

 

 

 

まず、旧来正旅館へ。

東永山兵村に屯田兵として入ってきた来正策馬さんが、大正8年(1919年)に旅館兼待合所として建てたもの。当時は、旅人の宿泊、汽車の待合などに利用され、にぎわったのだそうです。

この建物は、NHKの連続テレビ小説「マッサン」で、マッサンがウィスキーを売るシーンに使われました。

旧来正旅館は、ぜひ中に入ってください。お菓子が買えます。

 

 

「飴がオススメ」とのことで買いました。

写真のようなちょっと大き目のアメを、台に乗せ、石でガツーンと叩き割って食べます。

外国から来た女の子がたいそう気に入ったようで、10個くらい飴を叩いていったとか、おっしゃっていたような気がします。

我が家は、息子と娘用に、2つ買いました。

 

 

写真左が叩き割られた飴。上手に割れたらおじいちゃんが「上手~♪」と褒めてくれるので、楽しかったみたいです。

写真に写っている、2つの黒いお菓子は「黒助」といって黒糖の風味が美味しいおやつ。

その下にある黄土色の塊は「きなこねじ」です。砂糖ときな粉を混ぜた味。

どれも素朴な味わいで、美味しかったです。

 

 

次は、ピンクの外観がオシャレな、旧浦河支庁庁舎。

大正8年(1919)に建築されたものです。

中は博物館として利用されたこともあるようで、現在も古い道具の展示がいくつかありました。

 

右が、昔の薪ストーブ。左が、櫓ごたつ。

 

 

浦川村長室。

 

 

旧松橋家住宅。

明治・大正・昭和にわたる都市生活者の住宅なのだそうです。

 

中の書斎。

 

旧開拓使工業局庁舎。明治6年(1873)に設置された建物で、開拓使関係庁舎としては現存する唯一のものです。重要文化財に指定されています。

 

 

中は資料が豊富! 札幌冷製麦酒(現在の札幌ビール)に関するものが多かったです。

 

 

明治9年のサッポロビール。右に文字の書かれた樽が積み上げられていますね。

 

 

現在のサッポロビールにも、文字の書かれた樽が置かれてあります。

→→サッポロビール園の記事はこちら・・・日本人による初のビール醸造所。雰囲気の良いケッセルホールで、ビールとジンギスカン!

 

テクテクと歩いて、道路を挟んだ向かいの旧札幌警察署南一条巡査派出所へ。

白い服を着たマネキン(?)が見えて、「マネキン? 本物?」とか小声でしゃべりながら建物に寄ると、本物でした(笑)

中には白い制服を着たおじいちゃんが二人いて、気さくに記念写真を撮ってくれました。

 

 

北海道開拓の村の建物には、マネキンが置かれている建物と、係員さんがいる建物があります。

例えば、山本理髪店には、

 

こんな感じで、かなりリアルに作られたマネキンさんがいます。

 

遠くから「マネキン? 人間?」と疑問に思いながら近づくのは良いのですが、建物に入って人影を感じ、パッと見ると、

リアルなマネキンだったりして、けっこうゾクッとくるものがあります(笑)

 

 

恐いわーーーー!!!

(((( ;゚Д゚)))

 

 

写真が多くなるので、次回に続きます。

次の記事で、馬車鉄道を紹介!

 

次の記事はこちら

前回の【北海道開拓の村】の続きで、北海道五泊六日旅行 四日目の紹介です。 →→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。 旅行記 「北海道開拓の村」は札幌駅から車で約40分の距離[…]

 

 

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→→【日本民家園(生田緑地内)】 東日本の古い建物が25棟! 古民家好きはぜひ訪れてください・・・神奈川県川崎市。

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交通アクセス

公共交通機関で行く場合、新札幌から開拓の村行きに乗車、終点「開拓の村」で下車。

車で行く場合、駐車場は400台停められ、無料です。

料金

入場料は、一般大人800円。高校生、大学生は600円。中学生以下は無料です。

鉄道馬車は、中学生以上の大人250円、三歳から14歳までは100円。

近くの宿泊施設

ホテルマイステイズ札幌アスペン。札幌駅出てすぐ。

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