【嵐山・嵯峨野  竹林の小径】 先日の台風21号で被害を受けたけれども、復活! 面積縮小、落書き問題、台風被害・・・と受難続きの竹林

前回の続きで、一泊二日の京都旅行の紹介です。

朝一番で、【嵯峨野トロッコ列車のリッチ号に乗車】したあと、JR山陰本線で嵯峨嵐山駅まで戻り、竹林の小径(ちくりんのこみち)散策と、野宮神社(ののみやじんじゃ)参拝をしました。

→→京都府 一泊二日旅行(加茂社・嵐山・鞍馬・貴船)の行程こちら・・・レンタカーを利用して一泊二日で9ヵ所まわりました。

旅行記

竹林の小径(ちくりんのこみち)は、JR嵯峨嵐山駅(トロッコ嵯峨駅と隣接)の西側にあります。

スマートフォンの地図で検索していく場合、「野宮神社(ののみやじんじゃ)」を目印に行くと良いです。

 

嵐山駅前の大通りには、「←竹林の小径」「←野宮神社」などの看板があるので困りません。

竹林の小径入り口には、京都バス「野々宮」停留所があるので、あまり迷わないと思います。

 

 

私達が訪れたのは、2018年三月末。

平日の午前だったのですが、思ったよりも人がたくさんいて驚きました。

 

着物を着て記念写真を撮る、外国人観光客が多かったです。

 

 

私達が訪れた約半年後の9月4日、台風21号が四国・関西を直撃。

関西国際空港が一部水没し、各地域で屋根や車などを吹き飛ばし、関西で大停電が起こりました。

 

 

嵐山・嵯峨野の竹林も大きな被害を受けました。

9月4日に台風被害を受け、5日後にはなんとか復旧したようです。

 

 

 

竹林の小径を歩き、一番混雑するのが「野宮神社(ののみやじんじゃ)」です。

続けて書くと長くなるので、神社は次の記事で紹介します。

 

私達は、竹林の小径と野宮神社の大混雑に疲れてしまい、来た道を戻りましたが、もっと先(西)に進むと大河内山荘の竹林があり、「野宮神社~大河内山荘」の間が竹林のメインのようです。

 

また、2015年に「竹林の散策路」という新名所が、野宮神社から大河内山荘へと向かうメインコースの右手側の竹林にできたようなので、こちらも併せて散策してみてはどうかなと思います。

竹林は大人気で、平日の午前中でもすごい人混みです。上のような奇麗な写真を撮ろうと思ったら、早朝に行かないと無理じゃないのかなぁ・・・?

 

 

とにかく、人が多くて、なんだか疲れてしまった竹林でした(^_^;)

 

 

 

ピンク色四角で囲った野宮神社と、オレンジ色四角で囲った大河内山荘の間の竹林がメインなのですが、現在、野宮神社の北東部分(赤い丸)の竹林が伐採され、有料老人ホームが建設中だそうです。

 

 

さらに、私達が訪れた二か月後、TVでこんな放送がありました。

私自身旅行先でもよく思うことですが、「ゴミ問題」「落書き問題」は、観光地に付きまとう問題のようで、嵐山・嵯峨野の竹林も、落書き問題に苦しんでいるようです。

竹は削られると、その部分から腐ることがあるのだそうです。また、土中でつながっているので、一本が腐るとそこから他の元気な竹が腐ることもあるのだそうです。

 

「落書きをしている人は軽い気持ちでやっているが、竹にとっては重大なことなのでやめてほしい、大切にしてほしいと思います」と、竹林を管理する方がTVで訴えていました。

 

京都市は、「景観が台無しになるので効果的な啓発方法を考えたい」と言っているようです。

 

 

初めて嵯峨野の竹林に訪れたので、ずっと無料だったのかと思いきや、三年前(2015年)から竹林の開放が無料になったのですね。

 

世界中から観光客が訪れるようになって、2018年の2月ごろから落書きが増え、約100本の竹が傷つけられていることが分かったそうです。

 

TVでは「竹林で外国語の落書き」と放送していましたが、私たちが現在暮らしている神奈川県にも竹が美しい所があり(ミシュラン三ツ星獲得した【報国寺(竹寺)】)、以前、散策を楽しんだのですが、外国語はもちろん日本語での落書きもありました。

 

「外国人観光客だから」ではなく、国籍に関係なく軽い気持ちで落書きをする人はするし、何も考えずにゴミを捨てる人は捨てるのです。

「外国人観光客」というくくりで責めるのではなく、国籍に関係なく個人の在り方の問題であり、効果的な啓発方法と教育が大切であると思います。

 

 

私が訪れた所で「落書きが酷いなー」と思ったところ。どれも日本語の落書きが多い。

→→【千畳敷(せんじょうじき)】(和歌山県白浜町。ここは、本当に落書きが酷い!)

→→【絵島(えしま)】(淡路島。おのころ島伝説がある島なのに、落書きがあった)

 

竹林の伐採、落書き問題、台風による被害・・・と、竹林は受難が続いているようです。

 

 

 

 

さて、この時の私は、伐採問題も落書き問題も知らなかったし、台風被害もありませんでしたから、「すごい人~。週末とか連休は、どれくらい混むんやろ」と人混みだけ気にして、ブツブツ言いながら竹林の小径入り口まで戻り、甘いものを食べてエネルギーチャージしました。

竹林の小径入り口には、「よーじや」、「三忠」などのお店があり、軽食を楽しめます。

写真右は、豆腐とゴマのソフトクリーム。左は、たい焼きの皮に、抹茶アイスとほうじ茶アイスとミニたい焼きを入れたもの。

豆腐のソフトクリームが美味しかったので、オススメ!

いろんな地域に、ちょっと変わったソフトクリームがありますが、どれも美味しく作られているのがすごいですね。

 

 

では次の記事で、竹林の中にある「野宮神社(ののみやじんじゃ)」を紹介します。

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、一泊二日の京都旅行です。 朝一番で、【嵯峨野トロッコ列車】に乗った後、【竹林の小径】を散策し、野宮神社(ののみやじんじゃ)へ参拝しました。 →→京都府 一泊二日旅行(加茂社・嵐山・鞍馬・貴船)の行程こちら・・・レン[…]

 

(この旅行記は2018年です)

 

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交通アクセス

嵯峨嵐山駅、またはトロッコ嵯峨駅から、徒歩10分ほど。

京福電気鉄道嵐山駅からは、徒歩7分ほど。

車で行く場合、付近の有料駐車場を利用することになります。平日でも昼頃には満車になるので、朝から行動するのをオススメします。

近くの宿泊施設

旅亭 嵐月。嵐山駅、渡月橋のすぐ近くです。

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