【妹背山(いもせやま)と観海閣(かんかいかく)】 和歌浦にあった6つの小島のうち、唯一海上に残っている

前回からの続きで、和歌山県和歌山市和歌浦のお参り・観光を紹介します。

今回取り上げるのは、妹背山(いもせやま)。

和歌浦③玉津島神社(天皇や有名歌人も参拝した和歌の神様を祀る神社)の記事で書きましたが、昔の和歌浦は湿地帯で玉津島と呼ばれた6つの小島がありました

 

現在は妹背山(いもせやま)、鏡山、奠供山(てんぐやま)、雲蓋山(うんがいやま)、妙見山、船頭山の名で呼ばれ、妹背山一つを海上に残して陸地化しています。

場所は、玉津島神社、塩釜神社のすぐ隣です。

散策記

交通アクセスは、JR和歌山駅または南海和歌山市駅で電車を下車し、新和歌浦行のバスに乗車し、玉津島神社前又は不老橋バス停下車です。

車で行く場合、片男波公園の有料駐車場が広いです。

 

 

和歌浦のマップは「otent」が見やすいのでご覧ください。
 

 


片男波公園駐車場から、玉津島神社・塩釜神社へ向かう時に撮った写真をもう一度貼りますが、妹背山は中央からやや右よりに映っているポコッとした小島です。(玉津島神社・塩釜神社は写真の左側にある)

 

 


こちら、この翌年に帰省したとき撮った写真。

晴れてると綺麗ですね~。

 

 

 


塩釜神社の近くから撮った写真。
「竹燈夜in妹背山」という行事が行われている日でした。
妹背山へと繋がる橋は「三断橋(さんだんばし)」と言い、観光客によく「不老橋」と間違われるそうです。

 

 

 


妹背山には観海閣(かんかいかく)という中国風の建物があります。

和歌浦を愛した紀州藩祖・頼宣が建てたとされる水上楼閣です。

 

昔は景色が良かったでしょうね~。

 

私が最後に観海閣(かんかいかく)へ行ったのは、二十歳くらいの時でした。
十数年ぶりに観海閣へ行きたかったのですが、夫と娘を片男波公園の駐車場に待たせていたので、三断橋をわたりませんでした。

 


現在はコンクリートで再建されたもの。

 

 

訪れた日は台風が接近している時だったのでお天気が悪く、和歌川が灰色なのですが、この翌年に帰省した時は晴れていたため、綺麗な写真が撮れました。

 

 


徳川藩祖・頼宣は観海閣から向こう側にある「名草山(なぐさやま)」の「紀三井寺(きみいでら)」を拝したそうですが、こんなふうにかなり遠くに見えます。

 

 

さっきの写真は台風接近中時のものなので、晴天時の名草山と和歌浦の写真も貼っておきます。やっぱり青空は水面が輝いて奇麗ですねぇ。

 

 

 

 

紀三井寺のアップ。

 


私が最後に紀三井寺(きみいでら)を参拝したのは、2007年でした。
写真が古い上に少ないのですが、次は紀三井寺を取り上げたいと思います。

 

 

妹背山に寄らず、帰りを急いでいたのは夫と娘を駐車場に待たせていただけではなく、翌日(神奈川へ帰る日)が敬老の日のため、1日早いですが、お祝いの食事会をしようと思っていたからでした。

 

 

私は結婚してから母との関係が良くなく、2年連続「神奈川へ帰れ! もうあえなくったっていい!」と追い返され、去年の帰省では「仕事があるから」「疲れているから」と言われ、母との面会時間が1時間しかありませんでした。(トラブルの原因は積もり積もったいろんな要因がありますが、お母さんの長~い愚痴を私が上手く聞いてやれなかったことが大きいと思う。ハッキリ言うが、私は母に恩義を感じてながらも、子育てはあまりマネしたくない)

 

 

今年の帰省は・・・というと、驚くほどスムーズで、一切揉め事はありませんでした。

私も母も、過去のことを蒸し返さず、ニコニコと話が出来ました。

それは何年かぶりの、ネガティブな要素の全くない楽しい会話でした。

 

お母さんは、私にこう言いました。
「あんたが幸せでよかったわ。お母さんは、あんたのことは何も心配してへんよ」

私は、その一言から、母の深い愛を感じました。

同時に、親孝行できているんだなと思いました。

 

親子の縁は、複雑で不思議です。

 

他人との縁は簡単に切れますが、親子の縁は切れません

 

けれども今回の帰省で、「切れない縁だから、思う存分ぶつかれたんだな。胸を貸してもらっていたんだな」と思いました・・・。

 

やっぱり、喧嘩するより、仲良くするって気持ちが良いですね。

 

ホンマ、親孝行せなアカンなぁ。

 

「帰るなっていうなら帰らんよ!」とブチ切れせず、帰省を続けて良かったです。

 

私もちょっとだけ「大人」になったのかな・・・。

 

 

追記・・・アカシックリーダーに母と私の関係を見てもらいました。母と私は前世で職場の同僚で、考え方が合わず、大変仲が悪かったそうです。私はそれを気にしながら死んだようで、次の人生で分かり合いたいと願い、自分から母の娘として生まれてきたのだそうです。「子供が親を選ぶ」とアカシックリーダーはおっしゃっていました。私のように親子関係で悩んでいる方は、ひょっとしたら前世でも気が合わなかった組み合わせなのかもしれません。(無理して仲良くする必要はないと思いますが、批判しあう関係はやめた方が良いと思う。穏やかにいきましょう)

 

 


玉津島神社を出たあたりから雨は止んでいました。

台風接近のため、和歌川も空も灰色で、時刻が18時近かったため暗い写真ですが、綺麗な景色だと思いました。

 

「ありがとう」

自然と手を合わせて感謝しました。

何年かぶりの心休まる帰省で、最高に気分が良かったです。

 

 

 

やっぱり、愛、調和ですね。
大調和

 

 

自分の心を内観し、精神性を高めて、過ちを繰り返さないように精進せねば!

 

 

 

次はこちら。

次の記事はこちら

前回まで和歌山県和歌山市の和歌浦(わかうら)観光を取り上げましたので、今日は和歌浦の妹背山にある観海閣から見える、「紀三井寺(きみいでら)」を紹介しようと思います。 私が最後に紀三井寺へ行ったのは2007年でした。 参拝記 […]

 

(この旅行記は2016年です)

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交通アクセス

JR和歌山駅または南海和歌山市駅で電車を下車し、新和歌浦行に乗車し、玉津島神社前又は不老橋バス停下車です。

バスの時刻表・運賃は和歌山バス運賃・路線検索でお調べください。
車で行く場合、参拝者専用無料駐車場があります。(停められる台数が少ないです)

参拝者専用駐車場に停められなかった場合、500mほど離れた片男波(かたおなみ)公園の駐車場に停めるのをオススメします。
200台停められ、駐車料金は一日400円です。(7月8月の海水浴シーズンは一日1000円になる)

近くの宿泊施設

和歌の浦 木村屋。

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