前回、青森県弘前(ひろさき)市の弘前ねぷた祭りについて書きましたので、今日は津軽藩ねぷた村を紹介します。
青森三大ねぶた(ねぷた)は、それぞれ年中楽しめるように展示・体験施設を持っています。
- 「青森ねぶた」は、ねぶたの家ワ・ラッセ。
- 「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた」は、立佞武多(たちねぷた)の館。
- 「弘前ねぷた」は、津軽藩ねぷた村。
(青文字をクリックしたら、過去記事に飛びますので、祭りの様子をご覧ください)
やっぱり祭りが一番ですが、祭りの時期以外に訪れても楽しめるようになっているので、青森観光は楽しいよ~♪
旅行記
公共交通機関で行く場合、弘前駅前 4番バス乗り場よりバスで約15分、津軽藩ねぷた村 下車。
津軽藩ねぷた村は弘前城の隣にあり、近くには飲食店・りんご販売所もあるので、半日楽しめます。
入場料は、一般 550円、高・中学生350円、小学生220円、幼児(3才以上)110円。
中は薄暗くて、明かりが灯された扇型ねぷたが美しい~♪
津軽藩ねぷた村は、弘前ねぷたの紹介だけではなく、「津軽をまるごと体験」できる施設です。
青森ねぶた、五所川原立佞武多、弘前ねぷたの、違いや特徴をわかりやすく説明してくれました。
- 【青森ねぶた祭り】・・・青森県青森市。TVや雑誌などで有名。人形型のねぶたが運行。ハネトが賑やか。唯一、観光客が参加できる。掛け声は「ラッセーラー!」。
- 【五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り】・・・青森県五所川原市。80数年ぶりによみがえった、高さ20mを超える巨大な組ねぷたが運行。掛け声は「ヤッテマーレー!」。
- 【弘前ねぷた祭り】・・・青森県弘前市。ねぷた・ねぶた祭りの発祥ともいわれる。扇型ねぷたの他、組ねぷたなど、80台が運行。青森県で最多の運行台数を誇る。掛け声は「ヤーヤドー!」。
(青文字をタップ or クリックすると、祭りの記事に飛びます)
青森ねぶたの紹介でみんなでハネて、弘前ねぷたの紹介でみんなで、
「ィヤ~~~~~~ッヤッドォオオオオオオ!」
って叫びました。
太鼓を叩く体験も出来ました。
「3名できますよ~」と言われ、息子が「ハイッ!」と手を上げ、選んで頂きましたぁ。(ありがとうございます! 楽しかったようで、夏休みの日記に、この体験のことを書いてました!)
津軽三味線の生演奏も聴けます。
通常1名の演奏ですが、1月1日~1月3日及び4月16日~11月15日は二名の演奏!
しかも、全国大会A級チャンピオンクラス!
10分間の演奏なので、「もう一曲聴きたい」と思いました。
隣で息子が一生懸命、三味線を弾くふりをしてたのが微笑ましかったです。
なんか魂に響いてくるものがありますね、津軽三味線の音色って。
ハネて、ヤーヤドーを叫んで、津軽三味線を聴いて、展示を見ます。
カッコ良い!
昭和46年に陸奥(むつ)新報社創立25周年記念として書かれた、青森県出身画家 棟方志項(むなかたしこう)さんの貴重なねぷた絵「天の磐戸(あまのいわと)」。
デッサンや下書きせずに、広げた紙の上にいきなり墨書きをはじめて、22分で墨書きを終えたそうな。
ええええ、すごいなぁ。
沸き起こる創作のエネルギー!
ねぷたの表は「鏡絵」、裏は「見送り絵」と言います。
さきほどの鏡絵は天の磐戸で、見送り絵は「天照大神(あまてらすおおかみ)」。
この実物は、弘前博物館に保管されており、毎年夏に開催される弘前ねぷた展で見れるそうです。
顔出しパネルが二つもあった! ついつい記念に撮っちゃう。
金魚ねぷたがカワイイ♪ ここでは干支の吊るしねぷたも扱っているようでした。
ぎゃー! 血みどろ首ねぷた!
刀剣の展示。時には真剣で、すさまじい喧嘩をしたそうです。
二階の展示は、ねぷたの歴史についてのものが多く、「喧嘩ねぷた」についていろいろ書かれてありました。
ひが~~し~~♪ 首をぶら下げたお化けねぷた~。
に~~し~~♪ 恐い顔の首ねぷた~。
両者がかち合う所。
いやいやいや、これは祭りじゃないでしょ!!!
死人出ますよ!(←実際、死傷者が結構出ていたらしい)
「ヤーヤドー」は、やっぱり怒声からきてるだろ、と思った。
竹やり、木刀、仕込み杖、脇差、こん棒、石で武装して出陣したそうです。
ねぷたは、昭和のはじめまで喧嘩がつきものだったようで、町でねぷた同士がすれ違うときに「ゆずれ」「ゆずらぬ」が発端となっていたらしく、たびたび喧嘩禁止令が出たものの、効き目がなかったらしい。
ねぷた同士だけにはとどまらず、町同士の争いにまで発展し、町の武芸道場が繰り出す争いもあったというから、おっそろしいですなぁぁ~~。
一度火がつくと、なかなかおさまりませんよね。
相手を威嚇するために、幽霊や生首を用いたデザインをしていたそうですよ。
ねぷた村の窓から青森県の最高峰の火山「岩木山(いわきさん)」が見えます。
こちら、パネル写真の岩木山。綺麗ですね~~。
「津軽富士」とも呼ばれるそうですよ。
青森県出身の太宰治さんは「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」と喩えたそうです。
お土産コーナーでは、金魚ねぷたの他、十二支型のもありました。
津軽藩ねぷた村は、体験コーナーが充実しています!
お近くの係員さ気軽に申し出てけへの~♪ おもしぇ~よ~♪
こぎん刺し、金魚ねぷた絵付け、壁掛け扇ねぷたを体験したかったのですが、時間がなかったので諦めました。(この日の夕方、新幹線に乗らないといけなかった)
いろいろ体験していたら、ここで一日遊べますね。
津軽三味線演奏体験、津軽弁講座もありますよ~♪
最後はコイにエサやりして、りんごを買いました。
次は、ねぷた村の隣にある弘前城について書きます。
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(この旅行記は2016年です)
関連記事
青森ねぶたの記事です。
・ねぶたの家ワ・ラッセ の記事はこちら・・・青森ねぶたを年中展示しています。
・2016年の青森ねぶた祭り① の記事はこちら
・2016年の青森ねぶた祭り② の記事はこちら
五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)の記事です。
・立佞武多(たちねぷた)の館 の記事はこちら・・五所川原立佞武多を年中展示しています。
・五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り① の記事はこちら
・五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)祭り② の記事はこちら
交通アクセス
弘前駅前 4番バス乗り場よりバスで約15分、津軽藩ねぷた村 下車。
新青森駅から弘前駅は、8駅離れています。乗車時間40分くらい、580円。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
車で行く場合、無料駐車場があります。
料金について
一般 550円、高・中学生350円、小学生220円、幼児(3才以上)110円
近くの宿泊施設
ホテルルートイン 弘前駅前。