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北海道旅行記

【洞爺湖町 火山資料展示室(旧・西胆振消防組合本部)】 2000年の有珠山西山山麓噴火による地殻変動で、国道に沼ができた!

投稿日:2018年11月22日 更新日:

前回からの続きで、五泊六日の北海道旅行の紹介です。

三日目の行程は、有珠山(うすざん)の西山山麓火口散策路、有珠山ロープウェイ、小樽(おたる)でした。

順番に紹介したいと思います。

旅行記

新千歳空港から始まった五泊六日旅行の二日目夕方に、洞爺湖畔入りして、

【洞爺湖サミット記念館】【金毘羅火口災害遺構散策路① 安らぎの家】【金毘羅火口災害遺構散策② 桜ヶ丘団地】を見学し、夜に【洞爺湖ロングラン花火大会】を見て、翌朝は有珠山西山山麓(うすざん にしやまさんろく)火口散策路へ行きました。

 

およそ11万年前に大爆発を起こし、くぼんだ所に水が溜まってできたカルデラ湖「洞爺湖(とうやこ)」。

2万年前から洞爺カルデラの南側で噴火が繰り返され、有珠山(うすざん。赤色マーク)が誕生。

 

有珠山は戸時代から現在までに9回も噴火を起こし、前回、有珠山が噴火したのが、2000年3月31日の西山山麓噴火(黄色マーク)と、翌日の4月1日の金毘羅山(こんぴらさん)噴火(オレンジマーク)でした。

 

 

2000年3月31日の有珠山西山山麓噴火。

噴火の前兆をとらえ、事前に周辺住民が避難したため、負傷者はゼロでした。

 

 

西山山麓が噴火した翌日に、洞爺湖温泉街に近い金毘羅山も噴火。こちらも住民は避難していたため、負傷者はゼロでした。

 

2000年4月1日の金毘羅山噴火による被害は、少し前に書いたのでご覧ください。災害遺構として、被災した建物をそのまま保存してあります。洞爺湖温泉街から徒歩で行け、見学は無料です。

→→【金毘羅火口災害遺構散策路① 安らぎの家】 2000年4月1日に、洞爺湖温泉街を襲った噴火と、熱泥流の被害を今に留める施設 

→→【金毘羅火口災害遺構散策② 桜ヶ丘団地】 2000年4月1日の金毘羅山噴火による熱泥流の威力がわかる災害遺構

 

 

今日取り上げるのは、金毘羅山噴火の前日(2000年3月31日)に噴火した西山山麓の噴火遺構と火口で、周辺は「西山山麓火口散策路」と名付けられ、無料で見学することができます。

 


付近には有料駐車場と、無料駐車場があります。

無料駐車場は、ちょっと奥まったところにあり、無人です。有料駐車場には小屋があって人がいるので、「ここは無料駐車場じゃないな」とすぐにわかると思います。

 

ちなみに、無料駐車場を通り過ぎると、奥に「金毘羅火口群有料民間展望台」があり、駐車料金が千円します。おまけに西山山麓の噴火口とは違うところですので、ご注意を。

 

 

公共交通機関で来る人は、ピンク色の建物の火山資料展示室(もともと西胆振消防組合本部だった)で、バスを下車します。

 

 

まずは洞爺湖町火山資料展示室へ。

ここはもともと、旧・虻田町(あぶたちょう)の西胆振消防組合本部だったところです。

 

虻田町は、アイヌ語の「アプタペッ(釣り針を作る川)」が語源の町でしたが、2006年に洞爺村と合併して「洞爺湖町」となりました。

 

 

説明書きにあるように、2000年3月31日からの西山山麓噴火災害により、地下のマグマが上昇して地形が変わり、建物の床が4%傾きました。

また、隣にできた沼により、一階部分が浸水しています。

この資料館は入館無料です。

 

 

TV画面のスイッチを押すと、火山物知り博士「ドクター・ボルケーノ」の有珠山噴火説明VTRが見れました。

 

 

地層断面実物模型。

 

 

壁には、2000年に噴火した有珠山西山山麓噴火についての説明パネルが、たくさんかけられていました。

 

国道230号線の噴石。

 

巨大な石が空高くからたくさん降ってくるなんて、恐ろしいですね・・・。

 

 

軽自動車くらいの大きさの噴石。

こんなのが降ってきたら、コンクリートの頑丈な建物の屋根にも穴があきますね・・・。

火山の威力はスゴイなぁ・・・。

火山噴火による噴石被害は、「とうやこ幼稚園跡」がわかりやすいです。二つ後の記事で紹介します。

 


 

火山資料展示室から出て、西山山麓火口散策路へ向かう。

展示室のすぐ横の道路に、池(沼?)があります。

 

 

道路標識と電柱が傾いて足元が水没し、沼の向こうには道路が続いています。

 

 

航空写真。

 

実は、ここはもともとゆるやかな下り坂の国道230号線だったところなのですが、2000年の有珠山西山山麓噴火でマグマが地面を押し上げて新山を作ったため、部分的に窪地になってしまいました。そこに、地下水や雪解け水が溜まり、沼になってしまったのだそうです。

 

 

火山の噴出物や、斜面の崩壊で「せき止め湖」ができることは良くあるようですが(神奈川県の【芦ノ湖】、富士山なら【山中湖などの富士五湖】が、せきどめ湖)、ここのように大地が盛り上がって水がたまるのは世界的にもマレなのだそうです。

 

この小さな沼は「西新山沼」と名前が付けられており、トンボにとって良い繁殖地になっているようで、たくさんの赤トンボ、シオカラトンボが飛びかっていました。

 

沼の中には、ヤゴのエサになるような生き物、水生昆虫、カエルなども、たくさんいるでしょうね。

 

 

続けて書くと長くなるので、西山山麓山麓火口散策路は次の記事で紹介します。

 

 

関連記事

2000年3月31日に、有珠山西山山麓が噴火した翌日に噴火した金毘羅山の災害遺構の記事です。
洞爺湖温泉街から歩いて行けます。

→→【金毘羅火口災害遺構散策路① 安らぎの家】 2000年4月1日に、洞爺湖温泉街を襲った噴火と、熱泥流の被害を今に留める施設 

→→【金毘羅火口災害遺構散策② 桜ヶ丘団地】 2000年4月1日の金毘羅山噴火による熱泥流の威力がわかる災害遺構

交通アクセス

車で行く場合、無料駐車場と有料駐車場があります。

公共交通機関で行く場合、JR洞爺湖駅、または洞爺湖温泉バスターミナルからバスに乗り「西山遊歩道」下車。

料金

無料です。

近くの宿泊施設

洞爺湖万世閣 ホテルレイクサイドテラス。洞爺湖温泉街にある三ツ星ホテル。

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執筆者:チョットnow


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