【鎌倉大仏殿「高徳院」】 国宝の大仏! 津波で大仏殿が流されたため、青空の下にある大仏

前回からの続きで、神奈川県の鎌倉観光紹介です。

江ノ電のりおり君(江ノ電一日乗り放題)での鎌倉観光。今回は、長谷(はせ)駅周辺を取り上げたいと思います。

長谷駅エリアの大きな観光スポットは、鎌倉大仏殿高徳院(こうとくいん)と【長谷寺】で、今日は鎌倉大仏高徳院を取り上げます。

参拝記

鎌倉大仏高徳院(こうとくいん)は、江ノ島電鉄の「長谷(はせ)駅」から徒歩数分です。駅前の大きな通りを北へ行くだけなので、道に迷いません。

途中にある長谷寺(はせでら)も素敵なお寺なので、一緒に参拝するのがオススメ。

 

 

また、長谷駅から高徳院への道には、お土産や軽食を楽しめるお店があります。前回記事にしたのでご覧ください。

→→鎌倉グルメの記事はこちら・・・鎌倉土産の定番「鎌倉まめや」、オバマ大統領が子供の頃に寄った「般若坊」、TVで紹介された「季草庵」。

 

 

高徳院(こうとくいん)は、浄土宗の寺院です。

仁王門は無料でくぐれますが、鎌倉大仏高徳院の拝観料は中学生以上の大人300円、小学生は150円。大仏胎内の拝観料は、追加で一人あたり20円。
胎内拝観は、午前8時~午後4時30分。拝観時間は10月~3月は午前8時~午後5時まで、それ以外の季節は5時半までです。

 

 

 

鎌倉大仏(阿弥陀如来像)は、国宝です。

 

関東で唯一の国宝大仏でしたが、2017年に東京都調布市の深大寺(じんだいじ)の大仏も国宝となりました。(つまり、関東には国宝の大仏は2つしかない)

→→【深大寺】の記事はこちら・・・飛鳥時代後期に作られた仏像で、小さいです。

 

 

 

 

こちら、大仏様の背中。

 

 

大仏様の脇にある階段から地下に降りて、空洞になっている内部を見上げる胎内拝観は、2022年現在新型コロナウィルス対策のため休止中。

 

 

 

 

 

 


鎌倉大仏は、もともと銅造ではなく木造で、大仏殿もあったようです。

木造の大仏は何らかの理由で失われて銅造になり、大仏様を納めていた建屋は過去に津波や地震などで倒壊し、1369年の倒壊以来再建されず、今に至ります。

 

大仏様のほうは、2016年3月に改修が終わり、綺麗になりました。

 

鎌倉大仏は、【奈良の大仏(国宝)】と比べて、修復回数が少ないため貴重なんだそうです。

 

 

大仏の周りに基礎のような石がいくつかあるのは、大仏殿の名残です。

 

 

ところで、鎌倉市はとっても「ためになる情報」を発信しています。

 

もしも津波が鎌倉市に襲来したとき、どんな被害になるか、市内4箇所をポイントにコンピューターグラフィックで再現したものです。

 

動画を公開した理由は、具体的な避難をイメージしてもらい、津波発生のメカニズムや想定される地震と津波の到達時間をわかりやすく解説するため。

 

これは非常に良いと思います。

 

どうしても「風評被害だ」となって、臭いものにフタみたいな主義でダンマリになる観光地が多いと思うのですが、鎌倉市のこの取り組みは、とっても素晴らしいと思います。

鎌倉市沿岸の津波到達時間は、約8分と予想されています。

 

 

とにかく、高いところに逃げる!

 

 

天災は忘れたころにやってきますので、ぜひ肯定的にこの動画を見ていただきたいと思います。

「むやみに怖がる」のではなく「備える」ことで、気持ちはずいぶん違うものです。

 

 

売店もあるので、お土産も見て行ってくださいね。

 

 

次は、鎌倉大仏、奈良の大仏、牛久大仏(茨城県のギネス大仏)を、簡単に比較したいと思います。

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今日は、国内にある4つの巨大大仏について紹介します。   (この記事のカテゴリをどこにしようかなぁと思ったのですが、前回、鎌倉大仏を取り上げた続きですので、神奈川県レジャーカテゴリに置きます)   […]

 

 

また、鎌倉大仏のすぐ近くには「大仏ハイキングコース」があり、出世に御利益のある佐助稲荷神社などもあります。

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、神奈川県鎌倉市の観光紹介です。 間に【大仏比較記事】を入れましたが、【鎌倉大仏殿 高徳院】の次は、佐助稲荷神社、銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)、源氏山公園と化粧坂切通し)を紹介しようと[…]

 

 

(このレジャー記は2008年、2012年、2022年のものです)

 

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こちらも鎌倉の記事です。

→→報国寺(竹寺)・・・ミシュランガイド三ツ星獲得の通称・竹寺で抹茶を楽しむ。

 

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→→東大寺大仏殿(奈良の大仏)の記事はこちら

→→牛久大仏。 青銅製のギネス大仏。奈良の大仏が掌に乗る!

交通アクセス

新宿から行く場合、小田急ロマンスカーに乗車して藤沢駅で降ります。乗車時間60分。
藤沢駅からは、江ノ電に乗り換えて、長谷駅で下車します。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
長谷駅から鎌倉大仏までは徒歩2kmほどです。沿道にたくさん店があって楽しいので、徒歩をおススメします。バスの便数は多くて便利です。

車で行く場合、長谷駅周辺には有料駐車場がいくつかあります。
繁忙期は満車になりますので、パーク&ライド(鎌倉地域の周辺にある既存の駐車場に駐車し、江ノ電等の公共交通機関に乗り換えて目的地に向かう方法)を利用するのをおススメします。
鎌倉市HP パーク&ライドについて

フリー切符

小田急線と江ノ電を使う方は、江の島・鎌倉フリーパスがお得です。

また、鎌倉観光には、鎌倉フリー環境手形もお得です。(1月1~3日は買えません)  長谷駅(大仏がある駅)~鎌倉駅(小町通り・鶴岡八幡宮)の江ノ電が乗り放題。北鎌倉や浄明寺、竹寺で有名な報国寺方面への路線バスも乗り放題です。
鎌倉フリー環境手形

江ノ電「のりおりくん」は、藤沢駅~鎌倉駅までの江ノ電全区間が一日中乗り放題になります。
江ノ電のりおりくん

どのフリー切符を利用するかは、旅行プランを組み立てて比較検討してくださいね。

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