今日は、国内にある4つの巨大大仏について紹介します。
(この記事のカテゴリをどこにしようかなぁと思ったのですが、前回、鎌倉大仏を取り上げた続きですので、神奈川県レジャーカテゴリに置きます)
まず、大仏と言えば、前回取り上げた鎌倉大仏(かまくらだいぶつ)。
国宝。
像の高さ約11.39メートル(台座を含め高さ13.35メートル)。重量約121トン。
大仏の中に入れます。
次は、奈良の大仏。
正式名称は、東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)と言います。
中世、近世に焼損したため大部分が補作されており、当初に制作された部分で現在まで残るのはごく一部です。
「銅造盧舎那仏坐像」の名で彫刻部門の国宝に指定されています。
像の高さ約14.98メートル。(台座を含め高さ17.44メートル)。
大仏像の重さ約250トン、台座の重さが約130トン。
世界最大の木造軸組建築。(世界最大の木造ではない。木造軸組)
鼻の穴は37×30cm。(小学生くらいの子どもなら、大仏の鼻の穴をくぐれる)
東大寺の写真も載せておきます。
大仏殿(正式には金堂)、立派ですね。
高さと奥行は創建当時とほぼ同じですが、幅は創建当時(約86メートル)の約3分の2。
三つめは、千葉県の「日本寺大仏(にほんじだいぶつ)」。
岩に掘られた大仏で、像高31.0m。
座っている大仏(座像)の中で、一番大きいのは千葉県の「日本寺大仏(にほんじだいぶつ)」です。
1783年(天明3年)に掘られた時は約37.7mあったのですが、長年の雨風により侵食され、江戸時代末期には著しい破損が発生して崩壊状態になったそうです。
そのため1966年(昭和41年)から仏師・八柳恭次を中心に修復が行なわれ、1969年(昭和44年)に完成したのが、現在の日本寺大仏です。
最後に、茨城県の牛久(うしく)大仏。立っている大仏(立像)では日本で一番大きい大仏で、世界最大青銅製大仏としてギネス登録されています。(日本一&世界一)
1992年12月に完成し、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺が事業主です。
全長120m、総重量4000トン、左手のひら18m(奈良の大仏が手のひらに乗る)、顔の長さ20m、目の長さ2.5m、口の長さ4m、鼻の高さ1.2m、耳の長さ10m、人差し指7m。
日本寺大仏と鎌倉大仏が載っていないけれども、牛久大仏と奈良の大仏のサイズ比がよくわかります。
牛久大仏・・・100m(台座を含め高さ120m)
日本寺大仏・・・約21m(台座を含め高さ約31m)
奈良の大仏・・・約14.98m(台座を含め高さ17.44m)
鎌倉大仏・・・約11.39m(台座を含め高さ13.35m)
一番古いのが、奈良の大仏で8世紀。
その次が、鎌倉大仏で、鎌倉時代(と思われる。はっきりとわからないらしい)。
その次が、日本寺大仏で、江戸時代。現在の大仏は1969年(昭和44年)に完成したもの。
一番新しいのが、牛久大仏。1992年12月完成。(私よりも若い大仏)
以上、簡単な大仏比較でした。
次は、鎌倉大仏殿高徳院の裏手にある「大仏ハイキングコース」について取り上げたいと思います。
佐助稲荷神社(源頼朝を出世させた出世稲荷)、銭洗い弁天、源氏山公園と化粧坂(けわいさか)切通しです。
前回からの続きで、神奈川県鎌倉市の観光紹介です。 間に【大仏比較記事】を入れましたが、【鎌倉大仏殿 高徳院】の次は、佐助稲荷神社、銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)、源氏山公園と化粧坂切通し)を紹介しようと[…]
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大仏の記事です。
→→東大寺大仏殿(奈良の大仏)の記事はこちら・・・国宝(奈良県)
→→鎌倉大仏殿「高徳院」の記事はこちら・・・国宝(神奈川県)
→→牛久大仏の記事はこちら・・・立っている大仏では、日本最大。ギネス大仏(茨城県)
→→【日本寺大仏の記事はこちら】・・・座っている大仏では、日本最大。
→→大船観音寺(おおふなかんのんじ)の記事はこちら・・・こちらは大仏ではなく、巨大な観音像。神奈川県鎌倉市にあります。
→→【万治の石仏】・・・長野県。不思議な石仏。岡本太郎が絶賛した。