今日から神奈川県箱根(はこね)町の「箱根三社参り」について書きます。
参拝記
箱根三社とは赤丸の「箱根神社」、【九頭龍神社本宮】、【箱根元宮(はこねもとつみや)】です。
交通アクセスが良いのは、今日紹介する「箱根神社」で、駐車場は無料ですし、バス停が近くにあります。
【九頭龍神社本宮】は、一番交通アクセスが不便なお宮で、広大な駐車場を有する箱根園から徒歩30分くらいの距離にあり、箱根九頭龍の森への入場料金大人500円かかります。
【箱根元宮(はこねもとつみや)】は、三社の中で一番高いところにあり、箱根園から駒ケ岳ロープウェイに乗って参拝するため、大人往復1300円かかります。
まずは、箱根神社から参拝。
訪れたのは2016年12月30日で、チラホラと雪が降っていました。
大晦日と正月は大混雑でしょうが、30日は空いていました。
・・・といっても、朝の八時半に到着したので空いていたのかもしれません。参拝を終えて帰る時間(九時半)には次から次へと車が入ってきて、駐車場はほぼ満車になっていました。
箱根神社境内図。
鳥居前の巨木「矢立杉」。
坂上田村麻呂が、東北の蝦夷(えみし)を鎮めるために向かう途中、箱根神社に参詣して表矢を献じて武運長久を祈願したそうです。
(モヤヒルズの記事に、坂上田村麻呂のことについて書きました)
田村麻呂は平安時代の将軍で、京都の清水寺(→記事はこちら)を創建したともいわれている人物です。
石橋山の戦いで敗れた源頼朝を箱根神社の権現別当が助けたことで、源頼朝や徳川家康など関東の武家の崇敬を受けるようになったそうです。
手水舎。
本殿へと続く参道は、長い階段道です。
途中、左に曾我神社と兄弟杉があります。
本殿は、初詣の準備が整えられていました。
ご祭神は箱根大神(瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊の3神の総称)。
奥宮(箱根元宮)には、造化三神(天之御中主神、高皇産巣日之神、神皇産巣日之神)も祀られています。
日本神話の大まかな話は、花の窟の記事(イザナミノミコトのお墓)に書きましたのでご覧ください。
孝昭天皇の御代(約2,400年前)、聖占上人が箱根山の駒ケ岳より神山を神体山としてお祀りされてから、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良時代には仏教・修験道と習合しましたが、明治初年に神仏分離が成されて、関東総鎮守箱根大権現は「箱根神社」と改称。
交通安全・心願成就・開運厄除の神様として信仰されているそうです。
平成11年(1999年)、箱根神社御本殿の隣に「九頭龍神社新宮」が建立されました。
交通アクセスがちょっと不便な、九頭龍神社本宮からの御分霊で、同じご利益があるそうです。
次の記事で、「九頭龍神社新宮」と、芦ノ湖に建つ「平和の鳥居」について書きます。
前回の箱根神社からの続きで、神奈川県箱根(はこね)町の「箱根三社参り」の紹介です。 参拝記 →→【箱根神社】の記事はこちら・・・前回の記事です。 前回、箱根神社の紹介をしたので、今日は箱根神社境内社の「九頭龍[…]
(この参拝記は2016年です)
関連記事
箱根三社詣での記事です。
箱根町の観光記事です。
→→【箱根園】 動物とのふれあい、水族館、ホテル、食事、ショッピングなど
→→【箱根神社】 箱根三社で一番お参りしやすい。箱根三社詣でについて
→→乙女峠「ふじみ茶屋」と「金太郎の像」。大涌谷の変化を、茶屋のおばあちゃんは知っていた
→→【大涌谷と黒たまご】 箱根ケーブルカー、箱根ロープウェイの利用には、箱根フリーパスがお得
→→【箱根関所と、恩賜箱根公園】 箱根関所では厳しい取り調べがあった
→→【芦ノ湖と、箱根海賊船】 箱根フリーパスがお得! ド派手な船に乗って芦ノ湖観光
→→【箱根旧街道 杉並木道と石畳道】 徳川家茂と和宮の物語を絡めて紹介
→→【箱根彫刻の森美術館】 観て遊べる美術館。子連れにも楽しい箱根の観光スポット!
交通アクセス
箱根湯本駅で電車を降り、伊豆箱根バスに乗車、元箱根バス停下車。
または、箱根湯本駅から箱根登山バスに乗車し、元箱根港バス停下車。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
公共交通機関で行く方は、箱根フリーパスがお得です。箱根登山バス・電車、箱根ロープウェイ・ケーブルカー、芦ノ湖遊覧船がお得に利用できます。
→箱根フリーパスはこちらでご覧ください。
車で行く場合、無料駐車場があります。
近くの宿泊施設
小田急山のホテル。つつじの名所。箱根神社から徒歩8分。