お米の備蓄の仕方。他人の負担にならないように、自分の分は常に備える。

先ほど、ぐらりと揺れました。

私が住んでいる神奈川県は震度3。

 

毎年のように、震度3の地震を経験する息子と娘に「ぐらっときたら、この部屋(倒れてくるものがない和室)に逃げるんだよ」と教えながら、「自分が子供のころは、こんなに地震多くなかったよなぁ・・・」と、しみじみ思い、変動期に生きているんだなぁと実感。

 

箱根三社詣での記事も書きたいのですが、今日は「お米の備蓄方法」について書きます。

 

用意するもの

・無洗米 10kg(我が家は4人家族。1か月で10kgの米を消費します)
真空パック器
大サイズの真空パック器専用バッグ  幅28cm×長38cm を4枚
お米用 脱酸素剤か、ホッカイロを4つ

 

 

真空パック器とはこういうものです。だいたい1万円くらいで買えます。

 

 

 

大サイズの袋はこちら。1袋につきお米2.5kg入ります。

 

 

 

 

 

 

袋はロールタイプの他、大・中・小バッグがあります。

何回もパックするのが面倒なので大袋を使っていますが、どのサイズを使うかはお好みで。

 

お米の保存方法

 

10kgの無洗米を大パック4つに分けます。一袋2.5kg分。

子供二人の四人家族なら、一袋で一週間分のお米です。

 

災害時はお水の入手が困難な場合があるので、洗わずにそのまま炊ける無洗米がオススメ。

 

 

ホッカイロを入れて、真空パックにします。


「真空」と言っても、コメの隙間に空気が残り、お米の酸化の原因になります。

ホッカイロは酸素を使って温かくなるので、真空パックした後、袋に残った酸素を消費してくれます。

・・・が、ホッカイロよりは脱酸素剤(エージレス)の方が良いです。

 

エージレスの代用にカイロを使っては危険?

 

4袋できました。

 

 

シーラーで閉じたところがゆるんだことがあるので、念のため2重に封をしています。


脱気&シール→シールのみ、の手順です。

 

 

この方法で1年間保存したお米の味は…と言いますと、普通に食べれますがちょっと固めです。カレー、チャーハン、炊き込みご飯、だし茶漬け、雑炊などに使うと美味しいです。お米に十分吸水させ、ちょっとお水を多めにして炊いてあげると良いでしょう。

美味しく食べるなら一年保管せず、三か月~半年の間で消費と保管を回していくと(ローリングストック)美味しく食べられます。また、精米したてのお米に混ぜて炊くなどすると良いです。

 

備蓄は、自分のためでもあり、他人のためでもある。

家が潰れて入れない、焼失した、流された・・・ではいくら保管しても無駄になりますが、ライフラインが止まってしまった、スーパーから物が消えたレベルなら、日ごろからのたくわえでなんとかなります。

 

家から食料が無くなった時、同じように品不足で困っている人に、「ごめんね、分けてもらいたいんだけど・・・」と言えるでしょうか。分けてもらえるでしょうか。

 

 

少なくとも、「自分の分は、自分で保管」です。

 

そのように蓄えている家庭が多ければ多いほど、たくさんの人に分けてあげられます。

 

まずは、自分の分は自分でストック。

 

食品に限らず、トイレットペーパーや水の備蓄もしましょう。

 

備えるもの

我が家は近くに頼れる親戚がいないため、たくさんの水・食料を備蓄しています。

寒い季節に被災した時のために、ホッカイロ、アルミシートも備えておきましょう。

お米を保管しておけば、卓上コンロ、ガスボンベ、圧力鍋、水で炊けますから、缶詰のおかずやレトルト食品をストックしておけば、それなりの食事ができます。海苔、麩、乾燥ネギと味噌があれば、みそ汁も作れます。

保存食代表の乾パンはパサパサしてのどが渇くし飽きます。

 

・お米の保存
・レトルト、缶詰のおかず
・卓上コンロとガスボンベ
・水
を、せめて家族分だけでも揃えておきましょう。

 

 

1本のボンベで2~3日使えます。

 

 

関東の人口密度を思うと、被災した時に「全員分の食料が運ばれてくるのだろうか・・・?」と疑問に思います。

 

ぜひ、自分の分は自分で備えてください。

 

一番良いのは、二~三日ほど、水道、ガス、電気はもちろん、スーパーやコンビニなどのお店を使わない生活をすることです。(圧力鍋でのご飯の炊き方も覚えておく)

 

予行練習することで、「何が足りないのか」がだいたいわかります。

過去に大震災や津波で被災した方のブログや本なども閲覧しましょう。

 

 

(2017年8月17日写真追加)

ビタミンと食物繊維が豊富なビタバァレー、グラノーラの他、ナッツやドライフルーツの保存もしました。

 

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