【アプサラ】 高田馬場エリアにスリランカ人シェフの店! バナナの葉で包まれた「ランプライス」やスリランカカレーが美味♪

面白いお店や、地域の名物、世界の料理が食べられるお店を紹介する「グルメ」カテゴリー。

今日は、東京都新宿区西早稲田(にしわせだ)で、美味しいスリランカ料理が食べられるレストランを紹介します。

 

 

スリランカはインド南部のインド洋に浮かぶ島国で、正式名称は、スリランカ民主社会主義共和国(スリランカみんしゅしゃかいしゅぎきょうわこく)。旧国称はセイロン。

「スリランカ」とはシンハラ語で「聖なる光り輝く島」という意味なのだそうです。素敵な名前ですね!

ちなみにこの「シンハラ語」はスリランカの公用語の一つなのですが、名前のことを「ナマ」、かまいませんを「カマンネ」、危ない(ヤバイ)は「バヤイ」と、なんとなく日本語と似ている単語があるのだそうです。

 

国土の広さは、北海道の8割くらいで、首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。最大都市はコロンボ。人口は約2,167万人(2018年)。

19世紀前半まで二千年も続いたシンハラ王朝の歴史があり、その後イギリスに植民地にされ、1948年2月4日にイギリスから自治領(英連邦王国)のセイロンとして独立、1972年にスリランカ共和国に改称。英連邦内の共和国となり、1978年から現在の国名となりました。

5 世紀に造られた城塞である宮殿やフレスコ画があるシーギリヤ遺跡をはじめとした古代の仏教遺跡で有名。スリランカの古都アヌラーダプラには 2,000 年以上前の遺跡が数多くあるのだそうです。

 

 

 

私の中でスリランカと言うと、紅茶(セイロンティー)、国民の7割が仏教徒の国、スリランカ上座部仏教(テーラワーダ佛教)、アルボムッレ・スマナサーラ長老・・・などなど。

 

 


私は、アルボムッレ・スマナサーラ長老の本を5冊持っています。

仏教は「心の科学」!

日々、雑念にモンモンしてしまう方は、ぜひスマナサーラ長老の本を読んでください。心が軽くなりますよ♪

 

 

日本人としてぜひ覚えておいてほしいのが、元スリランカ大統領ジャヤワルダナ氏の存在。

日本は第二次世界大戦(大東亜戦争)で敗戦し、戦勝国のアメリカ、イギリス、ソ連、中国によって作られた「日本分割占領案」により4地域に分割される予定でした。

この時、スリランカ代表だったジャヤワルダナ氏は、サンフランシスコ講和会議の演説で、

「憎悪は憎悪によってやむことなく 愛によってやむ」

と、日本への賠償請求権(戦争の賠償請求)を最初に放棄し、厳しい制裁措置を求める戦勝国を動かしたのだそうです。

ちなみに第一次世界大戦に敗戦したドイツは、日本円に換算して220兆円もの賠償請求を受け、国民の生活は困窮。後にナチス政権の誕生へとつながったのです。

日本はアメリカに原子爆弾を二発落とされてボロボロになりましたが、多額の賠償請求や分割統治されなかったのは不幸中の幸いだったのではないでしょうか(今もアメリカとの間に残る日米合同委員会や日米地位協定は改善すべきですが)。

 

そんな歴史的な出来事もあり、日本とスリランカは友好的な関係を築き、戦後、日本はスリランカへ技術援助・資金援助をたくさん行ってきました。

しかし、中国への借金がかさみ、2022年7月7日にスリランカは国家破産を宣言。9日にはデモ隊が大統領公邸を占拠し、大統領は国外に逃げてしまいました。

スリランカでは深刻な物価上昇(2022年5月で45%の上昇)が起こっており、燃料不足も深刻なのだそうです。

スリランカ国民の生活が大変乱れているので、心配です・・・・。

早く落ち着くと良いですね。

 

 

 

シギリヤロックに登りたい!

上には王宮跡があるのだそうです。

 

 


イスルムニア寺院の涅槃像を見たい!

 

 


スリランカ・ダンブッラの黄金寺院の前で記念写真を撮りたい!

 

 

ゾウの水浴びも見たい♪

 

 

 

 

さてさて、美味しいスリランカ料理が食べられるレストランはいくつかありますが、私がオススメするのは東京都新宿区西早稲田(わせだ)にあるスリランカ料理レストラン「Apsara(アプサラ)」。

 

 

西早稲田駅から徒歩6分ですが、私達は高田馬場駅から歩いて行きました。

高田馬場駅は、以前紹介しましたが、漫画の神様である手塚治虫さんのキャラクターがたくさん書かれた壁画があるのです。

→→【高田馬場駅周辺、手塚治虫巡り】 手塚先生が好きだった和菓子を求めて・・・高田馬場は、鉄腕アトム誕生の地。駅のテーマ曲が鉄腕アトム。

 

 

 

テクテクと高田馬場から10分くらい歩き、スリランカレストラン「アプサラ」に到着。

 

 

営業時間は、月~金 11.30~19.00。 土.日.祝. 11.30~20.00まで。

 

 

店先に出ていたメニューの看板。

 

 

店内はこじんまりとしていますが、オシャレな空間です。

 

 

ナーガラクシャマスク。

 

 

スリランカの国旗。
金のライオン(「シンハ」=シンハラ族のシンボル)と剣が中央にある、カッコイイデザイン。

 

 

ランチメニュー表。

ランチ時間は、ランチメニューしか注文できないとのこと。

ぬぉ~~~っ、デザートのプリン「ワタラッパン」も食べたかったのですが、残念!!

 

 

「アプサラ」のシェフはスリランカ人です。

スリランカの高級ホテルで経験を積み、世界各国の料理を学んだ後、日本の文化に惹かれて来日したのだそうです。

日本語ペラペラなので、おすすめ料理や、辛さなどを気軽に聞けます。

 

ランチメニュー表を見て、どれにしようか迷い、やっぱりバナナの葉っぱ包みとスリランカカレーは外せないでしょ、と注文。

 

 

最初にテーブルにやってきたのは、ランチセットのサラダとウーロン茶。

全てのランチセットにつきます。

 

 

こちらはスリランカカレープレート(鶏肉で注文)。1200円。

数種類のカレーとおかずが1つになったプレートです。

具材を混ぜながら食べる事で、味の変化を楽しめるスリランカスタイルのスパイスカレー。

インドとは海を挟んだお隣同士なのに、ずいぶん【インドカレー】と見た目が違うことに驚き。

 

 

一つのお皿に彩り豊かな具がたくさんで、見ていて楽しくなりますね♪

緑色の野菜は「ゴトゥコラ サンボル」と言い、スリランカカレーの付け合わせ。アーユルヴェーダでも使われる薬草「ゴトゥコラ」を和えた(サンボル)料理。

 

 

 

パラパラのお米と、いろんな具の味、カレーのスパイスが混ぜ合わさり、口の中はスパイスのお祭り♪

スパイスをたくさん使った料理は、身体に良い感じがしますね。

しっかりと全体を混ぜて食べるのも良し、味の違いを楽しみながら少しずつ食べるのも良し♪

店員さんは「しっかり混ぜてください」と言っていたので、本場では混ぜて食べるようです。

 

 

こちらがアプサラの名物「スリランカカレーのバナナリーフ包み」。1760円。

バナナの葉っぱで包んだものは「ランプライス」と言い、スリランカのお弁当なのだそうです。

上に乗っているパリパリの豆煎餅「パパドゥ」が、めちゃ美味!

 

 

バナナの葉を固定している楊枝を外して、葉っぱを開くと・・・

 

 

彩り豊か!

まるで花畑のようですね~♪

約40種類のスパイスを使ったおかずを、パスマティライスやパパダムと一緒に食べる事で、一皿で何度でも違う味を楽しめる、スリランカの家庭料理。

 

 

まん丸コロッケは、スリランカの魚のコロッケ「カトゥレット」。

魚の風味が美味しい一品。

 

 

あ~~、美味しかった!

ごちそうさまでした♪

お店ではスプーンとフォークを出してくれますが、スリランカ人は右手でカレーを混ぜて食べるのだそうです。

「現地気分」に浸りたい人は、ぜひ手で食べてみてください♪(めちゃ熱いですが)

辛みはといいますと、スリランカ人シェフがつくる本場の味なので、大人には程よい辛みですが子供にはちょっと辛いかもしれません。

けれども、汗がダラダラ流れるほどの辛みというわけではないので、ぜひ皆さんもスパイス香る、彩り豊かなスリランカカレーを召し上がってくださいね♪

 

スリランカ国民の生活は未だ混乱を極めていますが、早く落ち着くように祈っています。

 

 

 

(これは2022年のものです)

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