以前から気になっていた、東京都新宿区の高田馬場(たかだのばば)駅・・・。
高田馬場駅の電車発車音は、鉄腕アトムなのです!
ずっと気になっていたので、先日、一人で高田馬場駅周辺を散歩してきました。
散策記
今まで、京都手塚治虫ワールド、宝塚市立「手塚治虫記念館」の他に、手塚治虫さんの墓参りをブログに書いて、手塚作品LOVEを叫んできたのですが、手塚プロのある高田馬場駅周辺散歩をしていませんでした。
・・・というのも、「会社は中に入れないだろうし、行ってもなぁ・・・」と思っていたからなのです。
けれども虫ん坊 2012年4月号を読み、高田馬場駅には、手塚治虫さんが大好きだった和菓子があるとのこと。
こりゃ、行くっきゃないでしょ!
私も、手塚先生が愛したまんじゅう食べたい!
JR高田馬場駅を出たら、手塚キャラの壁画!
おほほっ、テンション上がるー!
どうです~、見ごたえあるじゃありませんか!
壁画は長いので、右から順に紹介していきますね。
最後に、クリスマスツリーに飾りつけをするブラックジャックが見れて感激♪
絵とセリフを見たら趣旨がわかると思うのですが、「環境整備」のために設置されたそうです。
今まで貼ってきた写真はJR側の壁画で「ガラスの地球を救え」。
その隣には、西武側の壁画があり、タイトルは「高田馬場の歴史と文化~過去から現在そして未来へ」です。
こちらも右から写真を拡大して貼りますね。
壁画のデザインは、(株)手塚プロダクションによるものです。
漫画の設定でアトムは「高田馬場が生誕の地」となっており、さらに手塚プロダクションが同地にあるため、発車ベルが鉄腕アトムになっています。
発車ベルも壁画も、手塚プロが進んで関わりを持ったのかと思いきや、地域の方々が独自に進めてくださったものなのだそうです。
このことは、高田馬場新聞に書かれてあるのでご覧ください。
高田馬場駅は、手塚治虫さんが長く仕事をした街でもあります。
壁画が面している大通り(早稲田通り)を、西へ向かって歩くと、手塚キャラが飾られた街灯が並びます。
三つ目がとおる
の写楽君。
リボンの騎士
のサファイア。
街灯に選ばれた作品は、アトム以外全巻持っています! お気に入りはブラックジャック。(でも、火の鳥シリーズが一番好き!)
なぜアトムを全巻持っていないのかは、宝塚市立「手塚治虫記念館」の記事にも書きましたが、なんだか寂しい気分になるからです・・・。
早稲田通りをテクテク西へ歩くと、セブンビルがあります。
かつて、このセブンビルの二階に手塚治虫さんの仕事場があり、同じビルの一階にあった「喫茶つかさ」と、道路を挟んだ向かい側の和菓子屋「青柳」をよく利用していたそうです。
「喫茶つかさ」は、手塚さんのスタッフさんが、朝晩問わず利用し、泊まり込み時は何十人分も出前してもらったそうですが、2015年に閉店してしまったそうです。
うーん、残念!
道路を挟んだ向かい側には、先生がよく利用した和菓子屋さん「青柳」があります。
お店の前にアトム!
くりまんアトム&ウランちゃんの他、季節のお菓子がいただけます。
私が買ったのは、こちら。
「くりまんアトム&ウランちゃん」と、手塚先生お気に入りのまんじゅう「更科」。
「くりまんアトム&ウランちゃん」は530円、「更科」は一個211円。
まんじゅうの断面。(可愛いお菓子は、ハサミを入れて分割するのも、食べるのも、もったいないですね~!)
アトムは栗あんで、ウランちゃんはこしあん。
「更科」は、そば粉入りの粒あんまんじゅうです。
家族で分けて食べました! どれも美味しかったですよ~♪
手塚さんが愛したお菓子を食べられて、大満足でした!
訪れたのが2月でしたので、桜餅やうぐいす餅も美味しそうでした。
TV番組で取り上げられたこともあるお店だそうですよ。
青柳さんのお店を通り過ぎてさらに西へ進むと、もう一つ手塚さんとかかわりの深いお店があります。
「一番飯店」。
外にはこのような説明書き。
手塚先生は、一番飯店でしばしば出前を頼んでいたようです。
八宝菜に手塚先生の好きな具を入れた「特性上海焼きそば」が名物なのだそうですが、ここで私の弱点が・・・。
実は、私は、「一人で飲食店に入るのが、苦手」なのであった・・・。(同じタイプの人、いる?)
ファストフード、カフェ、駅前立ち食いソバなら一人でも入れるのですが、それ以外のお店はなんだか寂しさがこみあげてきて、無理なのでした。
以前、一泊二日の一人旅をしましたが、せっかく栃木~茨城~千葉と広範囲をまわったのに、コンビニで買った軽食や、飲み物だけという二日間で、グルメを全く楽しまなかったのでした・・・。
ホント、損しちゃうなぁ、この性格!
どうにかした方がいいんかしら!?
(´・ω・`;A)
・・・と、私の性格の問題を書き出すとそれるので、高田馬場に話を戻しまして、「手塚先生のあんかけ焼きそば、めっちゃ食べたいのになぁ。一人では、足が店の中に入らんのだっ! (ノω`)」と願望を振り切るように通り過ぎ、
マルエツが前方右側に見えたところで、左折。
細い道をテクテク歩いて(これは、後ろを振り返って撮った)、
手塚プロダクションに到着!
高田馬場駅から、だいたい15分くらいでつきました。
ああっ、手塚先生!
訪れたのが日曜日だったため、閉まっていました。
中の様子は、高田馬場新聞に載っているのでご覧ください。一階にいろんなグッズがあるのですが、一般の方は入れないそうです。
私は1980年生まれなので、手塚作品で育った世代ではありません。(一歳上の兄がいたので、ドラゴンボール、ドラえもん、聖闘士星矢を見て育った)
手塚さんが亡くなられたのが、1989年ですから、私はその時小学3年生くらいでしょうか。
手塚作品にはまったきっかけは、専門学校の医療倫理の授業で「ジョーを訪ねた男」が題材として取り上げられたためで、そこから手塚作品のとりこになり、本を揃えるようになりました。
数ある作品の中でもお気に入りは「火の鳥シリーズ」で、息子がもう少し大きくなったら、読ませてあげようと思います。(人生観に大きな影響を与える作品だと思う!)
手塚先生~~!
火の鳥・大地編が読みたかったです~~~!!!
未完の、グリンゴも気になります~~~!!!
60歳でお亡くなりになられたので、もっとたくさんの作品を書きたかったでしょうね!
もう一度、高田馬場駅前の壁画「ガラスの地球を救え」の写真を貼ります。
「地球も生きています」
「かけがえのない私たちの星を大切にしましょう」
手塚先生の著書「ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ」は、私達への思いと願いが詰まった本です。
この本の中から、引用します。
たとえ月面着陸を果たし、宇宙ステーション建造がどんなに進もうと、環境汚染や戦争をやめない限り、”野蛮人”と言う他ないのではないでしょうか。なんとしてでも、地球を死の惑星にはしたくない。未来に向かって、地球上の全ての生物との共存を目指し、むしろこれからが、人類の本当の”あけぼの”なのかもしれないとも思うのです。
環境汚染や戦争をやめない限り、野蛮人と言う他ないのではないでしょうか。
ハッとさせられる言葉です。
2018年11月3日は、手塚治虫さんが生まれてからちょうど90年目にあたり、手塚プロダクションは、この誕生日をはさんだ前後1年を「手塚治虫生誕90周年記念」期間として、様々な関連事業を行うそうです。
みなさんも、手塚作品に興味を持たれましたら、ぜひお読みください。
火の鳥 鳳凰編 は私に大きな影響を与えた本ですし、火の鳥 未来編はこれからの人類の行く末を案じているかのような作品で、特にオススメです。
最後に、、、、
手塚先生~~~!
もっと先生の作品を読みたかったですー!
。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
(この散策記は2018年です)
関連記事
手塚治虫さんに関係のある記事です。
→→宝塚市立「手塚治虫記念館」の記事はこちら(兵庫県宝塚市)
→→總禅寺(そうぜんじ)、手塚治虫さんの墓所。「ガラスの地球を救え」・・・お墓は東京にあります。
→→原因と結果の法則。 人工頭脳に任せてしまった、火の鳥未来編の話。
交通アクセス
高田馬場駅出てすぐの、バス通り(早稲田通り)沿いにあります。
手塚プロダクションまでは、1km、徒歩12分ほどです。