【東福寺(とうふくじ)】 通天橋と本坊庭園。紅葉の名所で大混雑!

今回取り上げるのは、東福寺(とうふくじ)です。

伏見稲荷大社から北へ徒歩10分ほどで、とても近いのでセットで行けます。

参拝記

東福寺(とうふくじ)は、臨済宗東福寺派大本山で、本尊は釈迦如来。

寺の名前は、奈良の大寺と興寺の二大寺から1字ずつ取って「東福寺」としたそうです。

→→【東大寺】の記事はこちら・・・奈良の大仏 廬舎那仏座像(るしゃなぶつざぞう)がある。

→→【興福寺】の記事はこちら・・・隣にある猿沢池も有名な観光地。

 

 

19年を費やして完成しましたが、たびたび焼失した歴史があります。

開基(創立者)は、九条道家(くじょうみちいえ)、開山(初代住職)は円爾弁円(えんにべんえん)。

九条道家は、鎌倉幕府4代将軍藤原頼経が父で、長女は四条天皇の母・藻壁門院。

一時は朝廷の最大有力家として君臨。

道家の母は、源頼朝の姪に当たるそうです。

初代住職の円爾弁円は、宋から茶の実を持ち帰ったので、「静岡茶(本山茶)の始祖」とも言われているそうです。また、博多の勇壮な夏祭りである「博多祇園山笠」は、円爾が起源。

東福寺は応仁の乱の戦火を免れたため、貴重な文化財が数多く残り、国宝や重要文化財がたくさんあるそうです。

 

 

山門は国宝です。
大きいですね~~~!!

 

 

応永32年(1425年)に足利義持が再建し、現存する禅寺の山門としては日本最古のものだそうです。

 

 

 

東福寺は、「通天橋」から眺める紅葉で有名です。

通天橋は大混雑!

 

こりゃ無理だぁぁ~。

 

 

「せっかく来たのにどうしよう・・・」と境内をフラフラ歩いていると、「こちらもお庭が綺麗ですよ」と声がかかりました。

 

通天橋をあきらめて入ったのは「東福寺本坊庭園」とい

う、国指定の名勝でした。

 

 

東庭。
北斗七星を表しているそうです。

 

 


南庭。
蓬莱神仙思想を表現しているそうです。

 

 

 

北庭。
小市松模様が美しいですね。

 

 

 

西庭。
大市松模様。サツキの刈り込みで作っているそうです。

 

 

美しいですね~!

通天橋とは違い、観光客はさほど多くなく、20分ほど庭を眺めてゆったりとした時間を過ごせました。

 

 

私たちがゆったりと庭を眺めていた頃、通天橋は、

えええええ、紅葉見れるん???

橋が落ちるんじゃないかと思えるような、凄まじい人混みでした(実際には鉄骨でできているので、落ちません)。

 

警備員さんが大声で必死に誘導していて、紅葉を愛でる雰囲気ではないなぁ、というのが印象でした。

この写真は、通天橋ではない近くの別の橋から撮った写真です。

通天橋を渡って紅葉を見に行かれる方、早朝行動必須です!

 

 

2016年11月25日追記・・・今日、夕方のニュースで通天橋から見る紅葉が取り上げられていました。通天橋からの写真撮影は、禁止されているそうです。夕方のニュースでは、禁止されているにもかかわらず写真撮影を行う人達が写されていました。小さな子供達のお手本となれるような行動を示したいものですね。

 

 

東福寺境内の紅葉の写真を、何枚か載せておきます。

色鮮やか~。

子供がもう少し大きくなったら、朝一に訪れて、次こそは通天橋を渡りたいと思います。

 

東福寺、美しい庭で心を和ませてくれてありがとう、また行くね!

 

 

関連記事

→→京都府 一泊二日旅行(清水寺・金閣寺・銀閣寺・北野天満宮・伏見稲荷・東福寺)の行程こちら・・・この旅行の行程まとめ。

京都の観光記事です。

→→【金閣寺】 正式名称・鹿苑寺。室町幕府最強の将軍が建て、火の鳥のように復活した寺

→→【伏見稲荷大社】  全国に3万社ある稲荷神社の総本宮。千本鳥居が見事! イナリは、原始キリスト信仰?

→→【北野天満宮】 天満宮・天神社の総本宮。学問の神様で三大怨霊の菅原道真を祀る

→→【嵐山・嵯峨野  竹林の小径】 先日の台風21号で被害を受けたけれども、復活! 面積縮小、落書き問題、台風被害・・・と受難続きの竹林

→→【鞍馬寺(くらまでら)】 本殿前の金剛床はパワースポット。鞍馬寺の教え「すべては尊天にてまします」とは?

→→【貴船神社】 日本のルルドの泉! 貴船神社の総本社で、絵馬発祥の地。緑と水が気持ち良い癒しスポット

→→【嵯峨野トロッコ列車】 オープン車両「ザ・リッチ号」に乗り、トロッコ嵯峨駅から亀山駅へ

→→【賀茂御祖神社(下鴨神社)】 日本の歴史に深く関係しているお宮です

→→【加茂別雷神社(上加茂神社)】 加茂タマヨリヒメが、流れてきた丹塗り矢を寝床に置いたら懐妊した! 縁結びの片岡社はハート絵馬

交通アクセス

京都駅から電車で行く場合、JR奈良線に乗り、東福寺駅で下車、南東へ徒歩10分。乗車時間3分140円。

京都駅からバスで行く場合、南5のバスに乗り東福寺通下車か、208系統に乗車して、東福寺バス停下車です。

前回紹介した伏見稲荷大社から行く場合、稲荷大社前から南5のバスに乗り、東福寺下車です。(徒歩10分の距離なので歩きでもよい)

車で行く場合、東福寺に無料の駐車場がある他、周辺にコインパーキングがいくつかあるそうです。
(紅葉時期は公共機関で行くのをオススメします)

フリー切符

京都市バス一日乗車券はこちら・・・大人一日600円で、京都市バスと京都バスが乗り放題。一日でバスに3回以上乗車する人は、お得です。

京都市交通局HP お得な切符一覧・・・バス一日乗車券の他、バスと地下鉄のフリー切符(1日・2日)もあります。

京都のバス、鉄道の乗り換えは「歩くまち京都」でご覧ください。・・・京都市内はバスが細かいです。上手に乗り換えてください。大型連休は道路が非常に混んでバスが遅れるので、鉄道を利用するのもオススメ。

料金

通天橋・開山堂は大人400円、小中学生300円。
国指定名勝 東福寺本坊庭園は、大人400円、小中学生300円です。
拝観時間
4月から10月は9時から16時
11月から12月初旬は8:30から16時
12月初旬から3月末は9時から15:30です。

近くの宿泊施設

ホテルグランヴィア京都。

お得で便利な、旅の予約サイト

【必見書籍! 迫り来る大薬害の内部告発】