青森県青森市の「青森ねぶた祭り」の紹介が終わったところで、次は青森市の左隣にある五所川原(ごしょがわら)市の「立佞武多(たちねぷた)の館」について書きます。
旅行記
青森三大ねぷた(青文字は、過去の祭りページにとべますのでご覧ください)
前回紹介した青森ねぶた祭り は、8月2日~7日に開催。
五所川原立佞武多祭りは、8月4日~8日に開催されています。
私達が訪れた2016年8月は、4日に青森ねぶた祭りを見て、6日に五所川原立佞武多祭り、7日に弘前ねぷた祭りを見ました。
青森ねぶたは、ねぶたの家ワ・ラッセ。
弘前ねぷたは、津軽藩ねぷた村。
五所川原立佞武多は、立佞武多(たちねぷた)の館と、それぞれ展示施設を持っているので、お祭りの時期以外に訪れても、雰囲気を何となく知ることができます。(でもやっぱり祭りが一番よー!)
青森ねぶたは、アスパム裏のねぶた小屋でスタンバイしていましたが、五所川原立佞武多は、立佞武多(たちねぷた)の館に保管されており、出陣がすごいんです。
ウィーンって、開くのよ、窓が!
出陣の様子は次の記事で紹介するとして、まずは「立佞武多(たちねぷた)の館」の展示から書きたいと思います。
立佞武多(たちねぷた)の館は、五所川原駅から徒歩7分の距離です。
一階は、土産物店と立佞武多の展示があり、ここまでは無料で入れます。
この先は有料ゾーン。大人600円、高校生450円、小中学生250円です。
じっくりと巨大な佞武多が観察できるので、ぜひ入ってください!
ハイ、夫はどーーーーこだっ?
一番下にパンダちゃんスタンプが小さく貼ってありますが、それが身長175cmの夫の顔の位置です。
どうです~~~~、ドデカーーー!!!!!(驚)
エレベーターで上階へ。カッコイイ~~~!!
一番左の白黒写真が、明治40年代の五所川原立佞武多。
明治時代から大正時代にかけて、競うように大きなものが作られましたが、電線が市街地に張り巡らされて運行が困難になり、低形化し、やがて姿を消してしまいました。
時は流れ、1993年に、明治時代のねぶた台座設計図が発見されたことが転機になります。
翌年の1994年に、市政40周年記念と五所川原青年会議所30周年記記念行事の一環として、市民劇団「橇(そり)の音」が結成され、その劇中で高さ7mのねぷた「若武者」が復元されました。
このねぷた制作により、高さ20mの佞武多復元が可能であることを確信した市民有志により、1996年「立佞武多復元の会」が結成され、同年に「武者」が誕生したそうです。
一度消えてしまった五所川原立佞武多は、このような経緯で、1998年に80年ぶりの復活を果たしました。
その様子が、最上階のシアターで流されていたのですが、さぞかし嬉しかっただろうと思います。
祭りとは、地域の伝統と誇りですものね。
継承されてきたものを続けることも大変ですが、消えてしまったものをもう一度再興させるとは、並大抵のことではないと思います。
青森ねぶたは毎年ねぶたを作り変えるので、大型ねぶた22台は全て新作ですが、五所川原立佞武多は毎年一つ新作を作り、一番古い立佞武多と入れ替えます。
こちら、2016年出陣の新作、「出雲阿国(いずものおくに)」。
いやー、五所川原立佞武多、復活させて良かったですよ!
こんな見事な山車、ほかには無いです!
こちら、出雲のお国の足。
出雲阿国の裏は、傘と歌舞伎役者などです。かっこいい~~~!
どの佞武多よりも巨大、青森ねぶたのように立体的、弘前ねぷたのように平面に美しい絵!
骨組みも立派です。
立佞武多の総重量17トン! 高さ20m!
着色のグラデーションが美しい~~!
鬼佞武多の迫力に驚く息子。
館内はらせん状の通路になっているので、子供は走りたくなりますが、「走っければ まね!!」。
津軽弁で、駄目は「まね(まいね)」です。
青森県内のねぶた分布図。
先にも書きましたが、こんなにたくさんあるねぶた祭の中で、特に有名で規模が多いのが「青森三大ねぶた祭り」で、【青森ねぶた祭り】、【弘前ねぷた祭り】、【五所川原立佞武多祭り】です。
ねぶたいっぱいあるのよ~~~♪
青森、楽しいとこね~♪
御飯も美味しいよ~♪
最後になりましたが、こちら、立佞武多(たちねぷた)の館。
あそこの巨大な壁面窓がウィーンって開いて、出てくるのよ、立佞武多(たちねぷた)が!
その様子を、最上階のシアターで見てしまった私達は、この日の夜に弘前まで行って、弘前ねぷたを見る予定だったのを、急遽、五所川原立佞武多を見ることに変更したのでした!
いやぁ、やっぱりね、見たいよ、ウィーンって開くところ。
祭り開始まで二時間ほどあったので、近くでご飯を食べました。
500円の「のへ丼」に200円追加するとイクラ、300円追加するとウニを乗せてくれるのだー。
どうよ、これで700円よ!(イクラ乗せてもらった♪)
おかわりしようかと思った!
ウマッ! σ(´~`*) ~♪
立佞武多の館前では、ねぶたがスタンバイしていました。何枚か写真を載せておきます。
立佞武多の出陣式は、次の記事で!
前回の続きで、青森三大ねぶた祭りの一つ「五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)」を取り上げます。 祭りは毎年8月4日から8日までで、立佞武多の館に展示している大型立佞武多の他、町内・学校・愛好会などで作られる中[…]
(この旅行記は2016年です)
関連記事
青森ねぶたの記事です。
・ねぶたの家ワ・ラッセ の記事はこちら・・・青森ねぶたを年中展示しています。
・2016年の青森ねぶた祭り① の記事はこちら
・2016年の青森ねぶた祭り② の記事はこちら
弘前ねぷたの記事です。
・津軽藩ねぷた村の記事はこちら
・弘前ねぷた祭りの記事はこちら
交通アクセス
五所川原駅から徒歩5分。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
前回の青森駅から五所川原駅は、電車で1時間10分~1時間40分くらいかかります。料金は970円。
車で行く場合、最初の一時間200円、以降30分ごとに100円追加の有料駐車場があります。立佞武多展示室に入場した方、館内で2000円以上の買物・飲食をした方は2時間無料です。
祭り期間は、駐車場が激混みなので、公共交通機関で来たほうが良いです。
料金について
立佞武多展示室は、大人600円、高校生450円、小中学生250円。
美術展時ギャラリーとのセット券は、大人800円、高校生500円、小中学生300円。
開館時間は9時から。閉館時間は季節により変わるので、公式HPをご覧ください。
→料金・利用時間はこちらでご覧ください。
近くの宿泊施設
ホテルサンルート五所川原。五所川原駅出てすぐ。