明日、東京都日野市の高幡(たかはた)不動尊金剛寺で、「灌仏会(かんぶつえ。花まつり)」というお釈迦様の誕生を祝う仏教行事が行われます。
日本では原則として毎年4月8日に行われるそうで、去年は平日開催でしたが、今年は土曜日開催ですので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
私達が訪れたのは、2016年4月10日で、花まつりは終わっていましたが、甘茶が頂けました。
参拝記
高幡不動駅駅前から、高幡不動尊への参道。
お店はちょっと少なめです。
こちら、境内図。
平安時代初期に円仁(慈覚大師)が開きました。
高幡不動尊金剛寺は、成田山新勝寺(千葉)などとともに、関東三大不動の一つで、真言宗智山派のお寺です。川崎大師(神奈川)、高尾山薬王院(東京)もそうですね。
真言宗の開祖は、弘法大師空海です。世界遺産の高野山も、弘法大師空海が開いた山です(記事末にリンクあり)。
高幡山には、四国八十八ケ所巡拝を模した巡拝コースがあります。1~2時間くらいで回れるようです。
仁王門。
仁王尊は室町時代に作られたもので、重要文化財です。
不動堂。重要文化財。
ここで、護摩修行が行われます。
3000円から受け付けており、毎日4回以上行われるそうです。
→護摩修行の時間・料金はこちらで確認して下さい
奥殿。
文化財を収蔵・展示する為の御堂で1階が展示室、2階が収蔵庫になっています。
月曜日は休館です。
新撰組関係の資料があるようです。
奥殿のお不動様の手と繋がった紐を触り、ご縁を頂けます。
奥殿お不動様の参拝は300円かかります。
この写真は、休憩室にあったパネルです。
不動明王坐像の向かって右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)像、左に制托迦童子(せいたかどうじ)像が立っています。
関東地方唯一の平安時代作の巨像で、南北朝時代に大修理を受けているそうで、重要文化財です。
ぼけの花が満開でした。奇麗ですね~。
五重塔。
塔高39.8m、総高45m、平安初期の様式で作られているそうです。
高幡不動尊金剛寺は、新撰組土方歳三の菩提寺です。
境内には銅像と碑がありました。
新撰組局長の近藤勇と副長の土方歳三は、多摩地域に生まれました。
土方歳三の生家は、日野市石田地区の旧家の一つで、高幡山金剛寺の檀頭格の家柄だそうです。
日野市には、新撰組関連の史跡・遺品がたくさん残されているため、「新撰組のふるさと」といわれているそうです。
→日野市観光協会 新撰組・・・土方歳三資料館や、いろんなイベントを開催しているそうです。
鬼の副長で美男であった土方歳三は、戊辰戦争の最後の戦場になった箱館の五稜郭防衛戦で、狙撃を受け、35歳で戦死しました。
土方さん、10人兄弟の末っ子だったんですねー。土方歳三ウィキペディアに、いろいろ載ってます。
銅像の近くには、朱色の弁天橋と弁天堂があり、池には綺麗な鯉がたくさん泳いでいました。
旗掛けの松もあります。
境内の一番奥に大日堂があります。高幡山の総本堂。
有名な鳴り龍天井や、彫刻などが鑑賞ができます。
拝観料は200円、堂内は撮影禁止です。
超巨大宇宙文明の真相の記事で書きましたが、高幡不動尊には「勝五郎の前世・藤蔵のお墓」というものがあります。
文政5年(1822年)、現在の八王子市東中野で生まれた小谷田勝五郎(こやたかつごろう)という少年が、「自分の前世は程久保村(現在の日野市程久保)の藤蔵である」と語りました。
藤蔵の家族の事や、疱瘡で亡くなったなどの事実を言い当て、江戸でも評判になりました。
前世を記憶した勝五郎は55歳まで生きたそうです。
私は前世の記憶がありませんが、アカシックリーディングをして頂いたところ、いろんな過去生があったそうです。
母親、夫、息子とも、過去生で会っていました。
転生を取り上げた映画は、クラウド アトラス です。
低いレベルで転生を繰り返すものもいれば、低い→高い→低い→高いと波のある転生を繰り返すもの、低い→高いへレベルを上げるものもいます。
あとは、漫画の神様と言われる手塚治虫さんの火の鳥シリーズのサルタは転生しますし、太陽編は主人公とヒロインが転生します。
私達は、宇宙の法則に従い、生き死にを繰り返しているようです。
あなたのそばの、気のあわないあの人、気のあうあの人とは、過去で何度か会っているかもしれませんよ~?
次の人生で、あの人とは、どこで、どんな会い方をするんでしょうね?
おもしろいですね~~。
こちら、花まつりの前後数日だけ、無料でいただける甘茶。
2017年は4月9日まで頂けます。
甘茶は、アマチャ(ヤマアジサイの変種)または、アマチャズル(ウリ科の多年草)の葉を乾燥させて煎じた飲み物です。
砂糖をたっぷり入れたかのように、とっても甘いです。
息子も娘も、美味しそうに飲んでました。
花まつりは毎年4月8日に行われますが、甘茶接待中は釈迦像の頭に甘茶をかけ、誕生をお祝いすることができます。
お釈迦様・・・仏教の開祖ですね。
シャカ族の王子様でしたが、この身には老いも病も死もあると生の苦しみを感じ、出家の意志を持ち、王族の身分を捨てて出家しました。
お釈迦様には、弟子の一人で釈迦の従兄弟とも言われる「ダイバダッタ」という存在がいました。
ダイバダッタは、釈迦の教団を分裂させ、命まで狙う恐ろしい敵で、後に地獄に落ちたそうです。
しかし、お釈迦様は「ダイバダッタは、過去生で私の師匠だった。この真理が理解できない者は悟れない」とおっしゃったようです。
手塚治虫さんの漫画「ブッダ」でのダイバダッタは、恐ろしいですよ~。
漫画ですので、架空の人物やシーンなど、いろいろアレンジされています。
今、あなたの身近に、「この人は合わないな~~~」と強烈に思う人、いますか?
私の場合は母親ですが、過去生でもやっぱり「合わなかった」ようで、学ぶために、現世で「母親」として選んで生まれてきたようです。
「理解し合うため」
「魂の成長のため」
だそうです。
「ダイバダッタは、過去生で私の師匠だった。この真理が理解できない者は悟れない」
理解しきれてませんが、「身近な合わない人は、あなたの成長のために存在している」のかも、しれません。
不動明王は恐い顔をしていますが、密教の根本尊である大日如来の化身なのだそうです。
怒った顔は、立ち直ってもらいたい、しっかり仏道を歩んでもらいたいと思っておられるからで、慈悲深いのだそうです。
岩の上に座ってらっしゃるのは、「一切の人々を救うまではここを動かじ」と決意する姿だそうです。
お不動様に手を合わせ、自分の心を整える・・・何か「気づき」が起こるかもしれませんね。
関連記事
→→高幡不動尊金剛寺へ初詣。88箇所巡りの記事はこちら・・・初詣はすごく混雑していました!
→→大山寺の記事はこちら・・・関東三大不動の三つめは諸説あるようですが、大山寺もその一つです。神奈川県伊勢原市。
→→【比叡山と高野山、最澄と空海】の記事はこちら・・・二人とも、平安時代初期の偉大な僧侶。最澄は天台宗の祖、空海は真言宗の祖となりました。
→→【五稜郭(ごりょうかく)】の記事はこちら・・・土方歳三、最後の戦い。
交通アクセス
高幡不動駅下車 徒歩5分。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
車で行く場合、周辺に有料駐車場があります。
境内には、自動車祈祷用の駐車場があるそうです。
近くの宿泊施設
シティホテル高幡。
高幡不動駅から徒歩2分ほど。
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