今日取り上げるのは、東京都台東区上野にある、大好きな国立科学博物館。
上野にはいろんな見どころがありますが、ここと上野動物園は、お気に入り♪
「さすが国立!」と感心するほど、展示内容が豊富です。
見学記
国立科学博物館は、上野駅を出てすぐにある、上野恩賜(うえのおんし)公園内にあります。
国立科学博物館前には、D51の展示があります。
国立科学博物館は、年に何度か特別展を開催しているので、行く前に国立科学博物館 公式HPをチェックしてください。
過去の特別展で、シカン展、ナスカの地上絵展、チョコレート展、【大英自然史博物館展(ロンドン自然史博物館展)】に行きましたが、どの展示も見やすく、わかりやすく、会場もそんなに広くないのでサラリと見れます。(1時間~2時間くらいで見られる展示です)
常設展示は大人630円。高校生以下の子供は無料です。
東京ミュージアムぐるっとパスを使用すれば100円引きで入館できます。
いつでも見られる常設展示はものすごく数が多くて、一つ一つ丁寧に見ていたら、1日じゃ足りません。
遠方から来た博物館好きな人は、ホテルに泊まって2日かけてみるんじゃないのかなーと思わせるほどの豊富な展示です。
みなさん、少年少女の頃、図鑑や科学の本を見てワクワクしませんでした?
そのワクワク感を、大人になっても体験できるのがここです。
知識にふれるというのは、本当にすばらしいことです。
知ることで、世界が、命が、愛しく思えるんです、輝くんです。
まずは、日本館から紹介!
今回の私の一番の驚きは、鉱石。
国立科学博物館を訪れるのは4回目なのですが、今回初めて見たのです。
その多種多様な魅力には驚きました!
「ふぅーん、石かぁ。あんまり興味ないなー」って人も、ここを訪れたらハマると思います。
鉱石は自然が作り出す、天然の芸術のようです。
星空みたいにキラキラ光っていたり、天然なのに人工的に見えたり、霜みたいな結晶があったり、マーブル模様のような石があったり・・・。
本当に不思議です。石の中に宇宙が広がっているようでした。
うっとり見とれているとキリがないので、急いで切り上げ、次へっ(もっと見ていたかったぁ~~っ。素敵な小宇宙っ)
安くてわかりやすいオススメ本! 写真が豊富です。価格552円。
日本列島の地質構造の紹介もありました。
関東平野は、場所によっては3000mもの堆積層があるため、岩盤調査が大変だそうです。関東ローム層について知りたい方は、関東ローム層研究発祥の地「【川崎市の生田緑地】」もオススメです。
隕石の展示。こんなにたくさん落ちていたんですねぇ。
日本館は、昭和6年に出来上がった歴史ある建物で、国指定重要文化財です。
奇麗な建物ですね!
私達が訪れた時、日本館では企画展「瓢箪」をやっていました。(これもおもしろいんだな〜。もうホント、面白い展示ありすぎ)
なんてわかりやすい!
左が脂ぴちぴちの戻り鰹。右が初鰹です。
お堅い展示ばかりじゃなく、こういった身近な展示もあるんです。
日本館は本館に比べて立ち寄る人が少ないですが、南極探検のジロの剥製があります。
こちら、ヒグマのはく製。
デカーッ!
ヒグマは本州にはおらず、北海道に生息しています。ツキノワグマよりも大きな体!
日本館の目玉展示、フタバスズキリュウ。
次は本館の紹介。
私のお気に入りは、地球館地下一階・二階の展示!
これ、すごいんですよ! トリケラトプスの本物の化石! 復元骨格じゃないんです。
横にバターンと倒れて、そのまま化石化したもので、こんな形で見つかった化石は世界で2例しかないそうです。
世界で最も状態のいいトリケラトプスの化石標本と言われていて、有名だそうです。
みんなこっちの大きいトリケラトプスと写真を撮るんですけど、こちらはレプリカです。
ティラノサウルスのレプリカ、こわーーーい!
他にもいろんな展示があって、圧倒されます!
マンモス!
本物の化石かレプリカか・・・は、国立科学博物館HP の、「地球館地下一階展示リスト」で見れます。
地球館は2015年7月14日、リニューアルされました。
映像が豊富になり、子供にも興味を持ってもらいやすくなっています。
ルーシー。
320万年前のにエチオピアで生きていた、アウストラロピテクス・アファレンシスの成人女性です。
スカーレット・ヨハンソン主演で「LUCY(ルーシー)」という映画がありますが、冒頭シーンで出てくることでご存知の方も多いのではないでしょうか。
細胞についての説明などもあります。
もじゃもじゃ~とミミズのようなものがたくさん見えますが、全て、鯨の腸に寄生したアニサキスです。
こちら、B3の展示。
天体望遠鏡や元素表、自然科学系ノーベル賞受賞者―科学者の個性と創造性の展示などなど、一番難しい展示だと思うのですが、夫と息子が好きな階です。私は地下1・2階、1階、3階、日本館がお気に入り。
B3では、宇宙から飛んでくる素粒子を見れます。
これ、けっこう面白いですよ~。
ここの展示で、8歳の息子は元素に興味を持ちました。
理科好き、科学好きな子は、ここで良い刺激をもらうんじゃないのかなぁと思います。
帰り際、売店で買った本。
元素たちがキャラクターになっていて、小学生でもわかりやすくなっていてオススメです。
ニホニウム!
アジア初の新元素です。
地球館3階には、100体以上のはく製があります。
・・・と、こんなふうに見所がたくさんあるのですが、子連れに楽しい施設ができました。
それが、7月にリニューアルしてできた「コンパス」という、4歳から6歳を対象にした展示室。(子供は0歳から12歳まで入れます)
ここは、整理券が無いと入れません。
地球館一階の案内所で、整理券がもらえます。
保護者1名につき、子供5名までが1グループです。
一回の入場には60名という定員があるので、先着順です。
1日6回入場する時間があり、私達は12時から配布される整理券を手に入れて、最終の15時に入りました。
コンパスを利用する方は、早めに入館して、早めに整理券を手に入れましょう。
45分間入場でき、別料金はかかりません。
滑り台、ネット、隠れ家みたいな隙間があり、子供は大喜びでした。
絵本、図鑑、標本なども豊富です。
シアター36○は、10分ほどの上映で、上映番組がたくさんあるようですので、HPでチェックしてくださいね。
シアター36○は無料で見れますが、大きな音がするので小さなお子さんは怖がるかもしれません。途中退場はできないので、お気をつけください。
もっと見たい、あそこも見たい、あれも気になる、こっちも気になる・・・とちょろちょろ動き回って、あっという間に閉館時間。
最後は売店で宇宙食を買って帰りました。
フリーズドライ製法で作られたアイス。
実際に宇宙飛行士が食べているものではないらしい。
・・・あんまり美味しくなかった(^_^;)
まだまだ書きたいのですが、長くなるのでここで終了します。
あとは、みなさん、現地に行っていろんなことを発見して、吸収してくださいね。
国立科学博物館、たくさんの発見をありがとう、また行くね~!
(この見学記は、2010年、2012年、2015年、2017年です)
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国立の施設の記事です。
→国立西洋美術館の記事はこちら・・・上野。国立科学博物館の隣で、外から見ただけ。建物は世界文化遺産です。外にあるロダンの彫刻は無料で見れます。
→国立天文台三鷹キャンパスの記事はこちら・・・三鷹にあります。国立天文台の本部で、無料で見学できます。
→国立極地研究所「南極・北極科学館」の記事はこちら・・・立川。国立極地研究所の隣に、無料で入れる科学館があります。
交通アクセス
JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分。
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分。
京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分。
車で行く場合、付近の有料駐車場を使うことになり、駐車料金が高いので、公共交通機関で行くのをおすすめします。
料金について
常設展示は大人630円。高校生以下の子供は無料です。
東京ミュージアムぐるっとパスを使用すれば100円引きで入館できます。
→東京・ミュージアムぐるっとパスの記事はこちら
近くの宿泊施設
ホテルサンルートステラ上野。上野駅出てすぐ。