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【二川ダム】 1953年の紀州大水害がきっかけで作られた。祖母の苦労話を紹介

投稿日:2016年9月17日 更新日:

前回からの続きで、有田川町です。

あらぎ島蔵王橋の次は二川(ふたがわ)ダムです。

見学記

あらぎ島、蔵王橋、二川ダムの位置関係。

車でスイスイまわれるので、おすすめです。

 

 

では、二川ダムの紹介へうつりましょう。

二川ダムは、和歌山県有田郡有田川町にある、二級河川有田川水系有田川に建設されたダムです。

 




二川ダム付近は、約1,000本の桜が咲き、下流には二川温泉があります。

 

日本ダム協会というサイトがあって、詳しいので興味のある方はご覧ください。

 

ダムカードなんてものがあるんですね~。
ダムカードについて

 

私が訪れたことのあるダムは、和歌山県の椿山ダムと、この二川ダム。そして、現在住んでいる神奈川県の宮ヶ瀬ダムの3つですが、ダムカード・・・配布されてたかなぁ???

 

平成19年から配布していたそうですので、宮ヶ瀬ダムは知っていたらもらえたのになぁ。

→→宮ヶ瀬湖の記事はこちら(急勾配の乗り物「インクライン」に乗れます)

 

 

 

二川ダムが建設されたきっかけとなったのは、1953年の紀州大水害です。

 

紀州大水害 ウィキペディア・・・昭和28年の7月18日前後の集中豪雨に起因する水害。死者行方不明者計1,015人、家屋全壊3,209棟、家屋流出3,986棟、崖崩れ4,005か所など、被災者は26万2千人(これは当時の県民の1/4にあたる)にのぼるという和歌山県史上最悪の気象災害でした。

 

 

祖母は、母を生む前(今から60~70年前)、川沿いに住んでいました。

当時は、せせらぎのように水量が少なく、側溝のように幅の狭い、チョロチョロした流れだったそうですが、紀州大水害の際、一気に増水し、あっという間に家が流されてしまったそうです。

祖母は子供達を抱えて、身一つで必死に逃げたそうです。

 

 

チョロチョロせせらぎの現在は、こんなふうになっています。

もともとチョロチョロしたせせらぎだったとは思えないような立派な川になっていて、アユが釣れます。(有田川は清流で、アユ釣りで有名です)

小さなころ、従兄弟たちと遊んだ思い出の場所ですが、この川がおばあちゃんの家や家財道具などを流してしまったんですねぇ。(30歳を過ぎてから知ったのでびっくりした。それにしても、過去の自然災害に対して、とても大らかな祖母の姿勢には、感銘を受ける。私が同じ立場なら、自分の財産を流した川で、孫を遊ばせるだろうか・・・と思う。きっと昔々のご先祖さん達も、時には自然災害に泣かされながらも、逞しく生きてきたのだろう。私もそのように、柔軟に逞しく生きていきたい)

 

 

浅いところはくるぶしの深さなのですが、深いところではちょっと足が届かなくなるようなところもあります。

子供の頃は遊べたのですが、現在は遊泳禁止になっています。

 

 

ウィキペディアの紀州大水害ページには、「特に日高川と有田川が被害甚大で、有田川上流の花園村(現在のかつらぎ町花園)では大規模な山腹崩壊と土石流により中心集落が壊滅したという」との一文がありました。

 

母方の祖父母はもともと花園村出身者で、後に有田川町に引っ越してきて紀州大水害にあい、家を流されました。

もしも、壊滅的な被害を受けた花園村にとどまっていたら・・・。

祖父母は流され、母も私も生まれていなかったかもしれません。

戦争も大水害も経験した祖母は、100歳で亡くなりました。

 

 

ちょっと話が変わりますが、私達夫婦は去年、厚木基地の騒音がガマンできなくなって、4年間住んだ神奈川県大和市のマイホームを売却して引っ越したのですが、一年にわたる売却期間中、気力を与えてくれたのは、身一つで逃げた祖母の話でした。

「おばあちゃんは身一つで再出発したんだもの。私なんか、引越しして家具を全部持っていけるじゃない。へこたれてちゃダメだ」
と、思いました。

 

 

祖母が何度も言っていた言葉があります。

「千の倉より 子は宝」

良い言葉だな~と思います。

 

 

私もいつか、おばあちゃんが旅立った世界へ行く時が来るのですが、
「精一杯がんばって生き抜いたよ~!」
と、胸を張っていえるような生き方をしたいなぁと思いました。(でもたぶん100歳までは生きれないだろうな・・・。)

 

 

アメリカの長寿研究者たちが調べた結果によると、100歳まで生きた女性の方の多くが、40歳以上で出産を経験していたそうです。

祖母は何人か子供を産みましたが、一番最後の出産は45歳でした。

 

 

辛いこと、うれしいこと、いろいろあるけれども、精一杯生きねば!

 

 

皆さんも、祖父母の話、ご先祖様のお話を聞いてみてはいかがでしょうか。

たくましく生き抜いてきた、数えきれないほどの人たちの血が、自分に受け継がれているんだ・・・!と、命の繋がり、命の重さをひしひしと感じます。

 

 

ご先祖様を思う気持ちは、自分自身を大事にすることであり、未来をも大切にすることでもあると、私はそのように思います。

 

 

 

 

山から立ち上る霧が奇麗で、ちょっと見惚れました。

 

 

 

次は、二川ダムの北側にある生石高原(おいしこうげん)を紹介したいと思います。

 

関連記事

有田川町の記事です。

欄島(あらぎ島)・・・美しい棚田。

蔵王橋(ざおうばし)・・・ちょっと怖い橋です。

交通アクセス

前回取り上げた蔵王橋から下流へ車で3~4分くらいのところにあります。

公共交通機関で行く場合、JR藤並駅で電車を下車し、有田川町の無料巡回バスに乗り、二川温泉で降り、徒歩35分(2.7km)です。
けっこう距離があるので、ダムを見たい方は二川温泉からタクシーで行ったほうが良いかも知れません。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

有田川町無料巡回バスのページで詳細を見ていただきたいのですが、土日祝日および行楽期しか運行していません

有田川町内の路線バスは「有田鉄道バス」ですが、HP上から時刻表や路線図が閲覧できない状態ですので、平日のバス運行については0737-52-3034へ、お問い合わせください。

車で行く場合、駐車スペースがあります。

近くの宿泊施設

二川温泉 白馬

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執筆者:チョットnow


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