【伏見稲荷大社】  全国に3万社ある稲荷神社の総本宮。千本鳥居が見事! イナリは、原始キリスト信仰?

今日取り上げるのは、稲荷神社の総本社である、伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)。

参拝記

場所は京都府京都市伏見(ふしみ)区。

 

最寄り駅は、JR稲荷駅と京阪伏見稲荷駅です。

JRから行くと表参道、京阪伏見稲荷駅から行くと裏参道を通ります。

裏参道のほうに、土産物屋飲食店がたくさんあります。

 

京阪伏見稲荷駅。白狐(びゃっこ)さんがお迎えしてくれます。

 

 

伏見稲荷大社は、全国に3万社ある稲荷神社の総本宮です。

伏見稲荷大社の境内マップ。

稲荷山まで散策するなら、2時間くらい見ておくほうが良いです。

千本鳥居を抜け、おもかる石あたりで引き返すなら、一時間あれば十分です。

 

(伏見稲荷大社の歴史をウィキペディアから抜粋)

和銅年間(708 – 715年)(一説に和銅4年(711年)2月7日)に、伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受けて伊奈利山(稲荷山)の三つの峯にそれぞれの神を祀ったことに始まる。

秦氏にゆかり深い神社である。

和銅以降秦氏が禰宜・祝として奉仕したが、吉田兼倶の『延喜式神名帳頭註』所引の『山城国風土記』逸文には秦氏が稲荷神を祀ることになった経緯が以下のように記されている。

秦中家忌寸(はたのなかつへのいみき)達の先祖である伊侶巨秦公は稲を多く持ち富裕であったが、稲を舂いて作った餅を的にすると、その餅が白鳥となって稲荷山に飛翔して子を産み社となった。
伊侶巨秦公の子孫は先祖の過ちを認め、その社の木を抜いて家に植え寿命長久を祈った。

 

 

 

「秦氏」・・・これもウィキペディアから抜粋

・ 秦の遺民が朝鮮半島に逃れて建てた秦韓(辰韓)の系統。(太田亮)

・ 百済系渡来氏族。弓月の朝鮮語の音訓が、百済の和訓である「くだら」と同音である。また『日本書紀』における弓月君が百済の120県の人民を率いて帰化したとの所伝もこの説を補強する。(笠井倭人・佐伯有清)

・ 弓月君は中国五胡十六国時代の羌族が興した後秦に由来する。また、羌族がチベット・ビルマ語派に属するチベット系民族であって、同言語においてハタは辺鄙の土地、ウズは第一、キは長官を意味することから、ハタのウズキとは「地方を統治する第一の長官」を意味する。同様に、マは助詞「の」、サは都を意味することから、ウズマサは「第一の都市」を指す。(田辺尚雄)

・景教(キリスト教のネストリウス派)徒のユダヤ人とする(日ユ同祖論)。(佐伯好郎)

 

 

いろんな説がありますが、日ユ同祖論が有名でしょうか。(日本人とは大陸や南の海など、いろんな地域から来た人達の混血なので、ユダヤとのつながりがある人もいると思う)

 

日本とユダヤのハーモニーさんのHPに、詳しく書かれています。秦氏のことも載ってあります。

 

 

私、みのもんたさんが司会をしていた番組「新説!? みのもんたの日本ミステリー!」が大好きで、よく見ていました。

日本のルーツは古代イスラエルとか、日本にピラミッドとか、平家はペルシア人とつながっていた、超古代文明が存在していた!とか、ドキドキしながら見たものです。

 

 

興味のある方は書籍などで調べてみてはいかがでしょうか。

日本とユダヤ聖徳太子の謎 失われたイスラエル10支族と古代東方キリスト教徒」には、伏見稲荷大社の祝詞が載っています。

それ神は唯一にして、御形なし。虚にして霊有り、天地開闢(ひらけ)てこのかた、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を拝し奉れば、天に次玉、地に次玉、人に次玉、豊受の神の流れを宇迦之御霊命(うかのみたまのみこと)と生出でたもう

祝詞を見れば「神は唯一」とあるので、一神教ですね。

伊勢神宮外宮の神様でもある国常立尊(くにのとこたちのみこと)は、稲荷神社の宇迦之御霊命(うかのみたまのみこと)と同じだと書かれています。

 

 

神道では「八百万の神々」と言い、あらゆるものに神様が宿るアニミズムですが、稲荷神社は「唯一の神をまつる=一神教」であるようです。

宗教から見ても、「日本」というのは、いろんなものが融合していることがわかりますね。(権力闘争もいろいろあったことでしょう)

 

 

驚いたのですが、日本で初めての稲荷神社は和歌山県有田市にある「糸我(いとが)稲荷神社」だそうです。

有田市は、祖母が住んでいる地域なので、またお参りに行ってみたいと思います。

 

 

 

 

さて、伏見稲荷大社の写真ですが・・・

外拝殿(舞殿)。
左奥に映っているのが、本殿です。本殿は重要文化財で、1499年に再建されたものだそうです。お参りする方がたくさんいたので写真は撮りませんでした。

 

 

権殿(白狐さんがいます)。稲荷神社と言えば「狐」ですが、「びゃっこさん」とあらわされるように、白い狐です。

イナリは、「INRI」で、ラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭字語の「INRI」という見解があり、 「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」という意味になるそうです。

日本で一番数が多いともいわれる稲荷神社は、商売繁盛のキツネサマではなく、キリスト教と関係があるのかもしれないそうです。

 

先ほどとりあげた「日本とユダヤ聖徳太子の謎 失われたイスラエル10支族と古代東方キリスト教徒」という本には、「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」をヘブル語で表し、頭文字をとると「YHWH」となり、ヤハウェとなるのだそうです。

ヤハウェ信仰(唯一神ヤハウェを信仰する一神教)は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教ですね。(仏教は因果の法則を説いた心の科学)

 

 

伏見稲荷大社と同じく、秦氏ゆかりの神社である木島坐天照御魂神社、通称「木嶋(このしま)神社」とも言われますが、こちらはハッキリと「景教 キリスト教ネストリウス派」と書いてあるようです。

この神社の鳥居は特殊で、三本足の鳥居、三柱鳥居があります。(三位一体=キリスト教=ヤハウェ信仰)

ちなみに日本最古の神社の一つである【大神神社(おおみわじんじゃ)】や、謎めいた【不二阿祖山太神宮】にも、三柱鳥居があります。

 

 

同じく秦氏ゆかりの大避神社(おおさけじんじゃ)、宮司さんの話。大避神社の神様は「ユダヤの神様」とおっしゃっています。つまり、ヤハウェ信仰です。もともと「大避」は「大闢(だいびゃく)」と書いたようで、これは中国語で「ダビデ」を表した文字だそうです。

 

 

秦氏の族長的人物だった秦 河勝(はたの かわかつ)の面とも言われている能面。
鼻が高い西洋風の顔をしていたそうです。

なんだか、天狗っぽいですね・・・。

秦河勝は、聖徳太子の時代に広隆寺を立て、弥勒像をまつりました。弥勒像は親指と薬指をくっつけたポーズをとっており、これは三位一体を表すポーズ、つまりはキリスト教を表しているのだそうです。

ところで、日本にキリスト伝説があるのを、ご存知でしょうか。
青森県の新郷村(昔はヘライ村)に、「キリストの墓」があります。(イスラエルのエルサレム市から送られた、友好の証の石碑まである)

→→青森の謎スポット「キリストの墓」、キリストの里伝承館の記事はこちら・・・戸来(ヘライ)村は「ヘブライ」から来てる? ナニャドヤラ音頭は独特的。

 

日本にもヤハウェ信仰があるのか・・・、気になった方はいろんな本を読んでみてください。私は宇宙のおおもとの神様(創造主)はいるし、あらゆるものは神様(創造主)のかけらだと思うので、宗教で争うのはどうかなぁと思います(世界の全ては、創造主から始まっているのだから・・・)。

宗派が違う!と否定して争うのではなく、仲良く暮らすことが大切だと思います。

 

「己の如く汝の隣人を愛せよ」(自分のように他の人も愛しましょう)

 

 

 

 

はい、伏見稲荷大社に戻ります。

延々と連なった朱色の鳥居は正に圧巻!

境内に奉納された鳥居は、1万基あるそうです。

訪れた時は夕方で、あまり人もおらず、別世界へのゲートをくぐっていくような気分になりました。

 

 

二股のところは、右側が進む道で、左側が戻る道です(振り返って撮ったので逆に見えています)。

鳥居の裏側には、奉納した方の名前が書かれています。

一番小さい鳥居は17万5000円から、一番大きな鳥居は130万円以上の初穂料だそうです。

 

 

狛犬ではなく、狐で阿吽。

 

 

おもかる石。

願いを念じて持ち上げた時、重さが予想していたより軽ければ願いが叶い、重ければその願いは叶わないといわれています。

 

この時、婚約中だったので「結婚生活がうまく行きますように」と願いながら持ち上げたら・・・・、

 

 

思っていたより重かった!

 

 

(そりゃ、いろいろあるやろうから、忍耐と工夫やろなぁ・・・)

と、気が引き締まりました。

 

 

思っていたよりも重かったら、「願いがかなわない」とがっかりするのではなく、「しっかりせい! ということやろなぁ」と、ポジティブにとらえてみてはいかがでしょうか♪

 

 

結婚生活が11年目に入り、確かにいろいろありました(これからいろいろある?)が、幸せですよ~。

 

 

 

伏見稲荷大社、次は稲荷山を一周してお参りしますね!

 

次は北へ10分歩いて東福寺(とうふくじ)へ。紅葉の名所です。

次の記事はこちら

今回取り上げるのは、東福寺(とうふくじ)です。 伏見稲荷大社から北へ徒歩10分ほどで、とても近いのでセットで行けます。 →→京都府 一泊二日旅行(清水寺・金閣寺・銀閣寺・北野天満宮・伏見稲荷・東福寺)の行程こちら・・・公共交通機関を[…]

 

(この参拝記は2006年です)

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交通アクセス

JR京都駅で電車に乗り、2駅先のJR稲荷駅で下車、乗車時間5分で、料金は140円。徒歩すぐです。
または京阪電車伏見稲荷駅で下車して、徒歩5分。

バスで行く場合、京都駅から市バス南5系統に乗車し、稲荷大社前で下車し、徒歩7分です。乗車時間12分、230円。

車で行く場合、170台収容できる普通車専用の駐車場(無料)があります。お正月や特別参拝がある時は利用できません。
周辺にはいくつかの有料コインパーキングもあります。

 

前回の【北野天満宮】からの交通アクセスは、市バス(203か102系統)に乗り、出町柳駅(でまちやなぎえき)へ。
出町柳駅から、伏見稲荷駅へ。(京阪本線。乗車時間15~20分)

フリー切符

京都市バス一日乗車券はこちら・・・大人一日600円で、京都市バスと京都バスが乗り放題。一日でバスに3回以上乗車する人は、お得です。

京都市交通局HP お得な切符一覧・・・バス一日乗車券の他、バスと地下鉄のフリー切符(1日・2日)もあります。

京都のバス、鉄道の乗り換えは「歩くまち京都」でご覧ください。・・・京都市内はバスが細かいです。上手に乗り換えてください。大型連休は道路が非常に混んでバスが遅れるので、鉄道を利用するのもオススメ。

近くの宿泊施設

ホテルグランヴィア京都。京都駅出てすぐ。

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