私達が油壺マリンパークに訪れたのは、2016年2月。
この日の行程は、
①京急油壺マリンパーク
②諸磯隆起海岸(もろいそりゅうきかいがん)・・・天然記念物。
③すかなごっそ・・・農産物直売所
でした。3つの記事に分けて、順番に書こうと思います。
レジャー記
三浦半島は遊べるスポットがたくさんあります。
油壺マリンパーク、ソレイユの丘、荒崎、三崎漁港、城ヶ島、観音崎・・・などなど。
三浦半島フリーきっぷ、三崎まぐろきっぷなど、お得なフリー切符があるのですが(フリー切符については記事下に書きました)、今回は諸磯隆起海岸と「すかなごっそ」で買物をしたかったので、カーシェアリングで行きました。
休日はETC割引がありますので、ETCカード必須です!
私達は9時ちょうどに到着しました。
行列など無く、すんなり入場することができました。
11時くらいから館内が混雑するので、ゆったり楽しみたい方は早めに到着しましょう。
水族館「魚の国」入り口で、ムカシオオホホジロザメ(メガロドン)の顎歯復元模型と記念写真が撮れます。
今からおよそ2,500万年~4,000万年前に栄えた体長約13mの巨大なサメ。
日本では古来、この化石歯を「天狗の爪」と称して、寺社などの宝物としても祭られたそうです。
ウィキペディアから拝借した写真。
赤がメガロドン、緑がホホジロザメ。
・・・コワ~~~ッ。
人間丸呑みされますね・・・。
こちらもウィキペディアから拝借。
ザトウクジラを追いかけるメガロドンの想像図。
ホホジロザメの二倍くらい大きなサメだったそうです。(コワスギ~!)
左がムカシオオホホジロザメ(メガロドン)の歯、右がホホジロザメの歯。
こんな巨大な歯を持つ生き物がいたんだぁ~~・・・とビックリ。
ティラノサウルスの歯も怖かったですけどね・・・。(国立科学博物館で見れます)
水族館に入ってすぐ右側に、チョウザメの展示がありました。
どれも大きな固体ばかりでびっくり!
シロチョウザメは飼育43年目、バルチックチョウザメは飼育39年目、シベリアチョウザメは飼育40年目なんだそうです。
ずいぶん長生きするんですねぇ。こんなに巨大なチョウザメを見たのは初めてで、驚きました!
チョウザメも良かったのですが、アメフラシの展示もすごく面白かったです!
水槽にへばりついて、カタツムリみたいに、ウネーウネーと伸びたり縮んだりして動き回ります。
糞は金魚の糞のちょっと短いようなものです。
なんだか面白くてジーッと観察してしまいました。
油壺マリンパークには、メガマウスの剥製展示があります。
世界で37番目に発見された、全長5.7m、体重1.2tのメスで、骨格標本や学術解剖のドキュメンタリー映像も見れました。
息子は深海生物好きなので、メガマウスの標本に大はしゃぎ!
プランクトンを食べる鮫なので、口が大きくて、歯が細かいです。
こちらもメガマウスと同じく深海に生息している鮫、「ミツクリザメ」の標本展示。
ゴブリンシャークとも呼ばれて、口が飛び出る面白い鮫です。
こちらも深海に住まう生物、タカアシガニ。
油壷マリンパークが面している海は、日本で二番目に深い相模湾のためか、深海生物の展示が多かったです。
ハリイバラガニ。
相模湾に住んでいるそうです。武装しすぎたボディに驚く。
進化って面白いですねぇ・・・。
アルビノのナマコと、トラフカラッパを初めて見た! 中でもトラフカラッパは、フォーエバーブルー(wiiゲーム)で本物を見たいなぁと思っていたので感激! まるっとしたカワイイカニちゃんです♪
水族館の二階には、80mの円形水槽があります。
ドーナツみたいな形をしている水槽で、活き活きと泳ぐ魚達を見ることができます。
オオメジロザメ、シロワニ、ノコギリエイもいました。
10分間の魚の餌付けガイドでは、オキアミとまぐろの血合い、アジの切り身を食べる姿を見ることができます。
ドーナツ型水槽は魚の泳ぐスピードを感じられるので、オススメ!
また、水族館一階では、10分間の魚のパフォーマンスショーをしており、魚の特性をうまく活かした見せ方をしていて楽しかったです。
屋内大海洋劇場ファンタジアムの、いるか・あしかパフォーマンスショーは35分間です。
私達は一番初めの10:30のショーを見ました。座席にはまだまだゆとりがあり、けっこう前のほうに座れました。
ショーが開始すると、ナゾのペンギンが舞台に登場。
ペンギンくんの司会でショーが進みます。
オタリアのびっくり顔。
水族館のショーは、ほのぼの系としっかり系に分かれるのですが、油壺マリンパークはとってもしっかり系のショーです。
オタリア・いるかで「アイアイ」を演奏したり(びっくりしました!)、いるかが口でボールを弾き飛ばしてシュートしたり、芸達者ぶりには心底感心しました。
4頭のいるかがそろってジャンプをしたり、キレのある技を見せてくれます。
1981年のオープニングショーは、イルカ・アシカよりも人間の出演者が多いショーをしていたそうです。
劇場の入り口に歴史のパネル展示がありますので、そちらも忘れずご覧になってくださいね。
2015年5月新たに東京湾で見つかったダイオウイカ。
全長1.2mほどの若い個体で、同様の大きさの個体としては4例目となる非常に貴重な標本だそうです。
透明なアクリル樹脂に封入し、360度から観察ができるアクリル包埋標本として公開しています。
ダイオウイカは現在までにおよそ600個体が見つかっているものの、子供が見つかるのはとても稀だそうですので、ぜひご覧になってくださいね。
人間でいうと、小学生くらいの年だそうです。
大人のダイオウイカ。(息子の身長120cm、夫は175cm)
こんなに大きいのに、卵の大きさは約1mmだそうです。ケース右下のイカのシルエットは、普通のスルメイカ。
・・・そういえば、神戸市の須磨水族館に、ダイオウイカのスルメがあったなぁ。
ダイオウイカの模型。口が巨大なくちばしのようでコワイ。
こんなに巨大なイカなので無敵なのかと思いきや、潜水艦みたいな姿をしたマッコウクジラに食べられるらしい。
でででで、でっかい!!!
マンボウってこんなに大きくなるんですね~。
産卵数世界一の生き物です。
コツメカワウソの展示も凝ってます。
2014年7月19日オープンしたカワウソの森では、8匹ものカワウソが見れます。
お昼寝したり、動き回ったり・・・と、可愛かったです。
京急油壷マリンパークのアイドル、コツメカワウソの嵐くん。
TV番組「志村どうぶつえん」に出演したことがあるそうです。
三浦自然館 観察王国では、神奈川県の絶滅危惧種50種類200点を保護・展示しています。
ホタルの幼虫などが見れました。(初めて見た!)
日本にも、ニホンカワウソという固有種がいたそうですが、1979年高知県で捕獲されたのを最後に、30年以上も目撃が絶えたことから、2012年に絶滅宣言されたそうです。
動物園で展示しているカワウソは、コツメカワウソという東南アジアのカワウソだそうです。
神奈川県の絶滅種一覧。
こんなに多いんですね・・・。
ピタッと寄り添うフクロウ。
水族館で飼育した生き物の、供養塔がありました。
油壷マリンパークのペンギンは、イワトビペンギンのみです。
一昔前に、整髪料のCMで人気になりましたね。ヤンチャな赤い目と、黄色くメッシュしたような髪を立ち上げた、小柄なペンギンです。
見た目もヤンチャなんですけど、性格もやっぱり荒いらしくて、喧嘩はにらみ合ったり、つっついたり、羽でビンタをするそうです。
この羽ビンタがけっこう強烈らしく、人間の足に当たるとアザができるほどなんだとか。
低い声で「バァンバァンホッホッ」と鳴きます。
3月に卵を産むそうなので、これからお出かけする方、卵を見れると良いですね。
油壺マリンパークは、体験イベントもたくさんしており、別料金でイルカ、カワウソ、アシカにエサやり、ふれあい体験ができます。
500円から工作も楽しめるので、いろいろ組み合わせると一日遊べると思います。
娘が初めて欲しがったオモチャ。
子育ては、「初めて記念日」の連続ですねぇ。
9時から15時まで油壺マリンパークを楽しんだ後、車を15分ほど走らせて諸磯隆起(もろいそりゅうき)海岸へ行きました。
→→諸磯隆起海岸(国指定天然記念物)。交通アクセスについて・・・地味なところだけれども、すごく貴重らしい。
→→JAよこすか葉山 農産物直売所「すかなごっそ」の記事はこちら・・・諸磯隆起海岸の後で寄った。
(2022年追記・・・油壺マリンパーク跡地は温泉付きキャンプ施設になったようです)
関連記事
→→新江ノ島水族館の記事はこちら・・・こちらも相模湾に面した水族館です。
→→沼津港深海水族館の記事はこちら・・・日本一深い駿河湾に面した水族館です。世界で唯一の冷凍シーラカンスの標本が見れます。
交通アクセス
車で行く場合、駐車料金は1日700円です。
公共交通機関で行く場合(フリー切符がオススメ!)、京急三崎口駅で下車し、1番乗り場から「油壺」行きバスに乗車、終点の油壺バス停から徒歩5分です。
乗車時間は15分です。電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
・三崎口駅発 油壺行きバス時刻表
フリー切符
三浦半島の観光には、お得なフリー切符があります。お好みに合わせて、選んでください。
公式HPで注意事項をよく読んで使用してださいね。
・三浦半島1デイ・2デイきっぷ公式HP
京急線金沢文庫~浦賀間・逗子線・久里浜線各駅で自由に乗り降りできます。
1デイパスは品川駅から大人1920円、横浜からは1410円。
2デイパスは品川駅から大人2030円、横浜からは1620円です。
料金比較しても分かるように2デイパスはとてもお得です。
三浦半島1デイパス、2デイパスを利用すると、油壺マリンパークの入園料が、40%割引になります。
・三崎まぐろ切符 公式HP
一日だけ有効です。
①京急三崎口駅までの往復電車切符
②三崎エリア指定のバス乗車券
③まぐろ料理の食事券(油壺マリンパークのログテラスレストランで鮪づくし丼が食べれます)
④レジャー施設利用(油壺マリンパークを選ぶとタダで入れます)
がセットになった大変お得な切符です。 品川駅からは大人3060円、横浜からは2960円です。
テレビなどでも取り上げられるお得なきっぷなので、バスはとても混み合います。
バスの乗車時間は15分ほどですが、帰りの時間(16時ごろ)は道路が渋滞するので、三崎口駅まで30分ほどかかる場合があります。
料金について
高校生以上の大人1700円、中学生1300円、小学生850円、3歳以上の幼児450円、ペット500円です。
犬、ネコの入園には、ワクチン接種証明書などが必要だそうです。公式HPでチェックしてください。
土日祝日、大型休み(春休みなど)の開園時間は、9時から17時まで。
平日の開園時間は、9:30~16:30。
お出かけ前に公式HPで確認してください。
こちらの施設は、デイリーPlusで、割引クーポンを入手できます。
近くの宿泊施設
ホテル京急油壺 観潮荘。油壺マリンパークから徒歩3分。