前回からの続きで、五泊六日北海道旅行 五日目の行程の紹介です。
【神居古潭(かむいこたん)】を散策した後、車で30分ほど離れた旭川市の「雪の美術館」へ行きました。
旅行記
雪の美術館は、旭川駅から車で20分ほど離れたところにあります。
駐車場は無料で、入場料は大人700円、高校・大学生500円、小・中学生400円、幼児無料。
以前紹介した、旭山動物園とのセット券もあります。
エントランスから先は、雪が降り積もったような白い壁と、美しい雪の結晶の世界。
六角形のらせん階段が美しい。
雪の結晶の基本形は六角形です。階段まで雪の結晶をモチーフにするなんて、凝っていますね。
階段下の噴水には硬貨がいっぱい。
この噴水にコインを投げることで願いごとが叶うと言われているそうです。
階段を下りた先は、氷の回廊。
これは、地下水を霧吹き状にして凍らせて作った、人工の氷の回廊です。
柱一本造るのに、約1週間もかかるのですね。
地下水と電気を使って人工的に作っているので、真夏でも冬でも変わらない回廊。(電気代がすごそう)
ガラスを隔てているのですが、窓際に立つとひんやりします。
次は、スノー・クリスタル・ミュージアムへ。
ここは「アナと雪の女王の世界みたい」だと有名です!
雪の美術館のある旭川は、大雪山(だいせつざん)系のふもとにあり、「日本の中で、最も美しい雪の結晶が降るところ」と言われています。
顕微鏡撮影した美しい雪の結晶が、壁一面に飾られているので、ぜひ自分好みの雪の結晶を見つけてください。
結晶の写真は、約200枚もあるそうです!
先に資料館にあった「雪のダイアグラム」を載せておきます。
雪の結晶は、上空の温度と湿度により形が変わります。
こちらは水蒸気の供給量が少ない時の、雪の結晶。
けっこうシンプルですね。
息子は、左上のタケコプターみたいな形の結晶が気に入ったようです。(平板付砲弾というらしい)
こちらは水蒸気の量が多い時の雪の結晶。
先ほどの結晶とは違い、ずいぶんボリュームがあり、複雑な形をしています。
三花、六花、十二花・・・、まるでお花みたい。
私が気に入った雪の結晶は、こちらの六角形。
なんて美しいんだろう!
こんな複雑な形が空高くで作られるなんて、自然ってスゴイ!
雪の結晶は上空の温度と水分量で形が変わるため、中谷宇吉郎教授は「雪は天からの手紙」と表現しました。
なんてロマンチックな言葉なのでしょうか!
「天からの手紙」である雪の一生(高い空の雲の中で成長して地上に積もるまで)は、たったの一時間から二時間なのだそうです。
私は和歌山で生まれ育ちましたが、小学生の頃、雪の結晶が降ってきたのを一回だけ見たことがあります。
傘についた雪の結晶を指でつまむとすぐに溶けてしまうため、傘にくっついたまま観察し、「空から宝石が降ってきた~」と驚きました。
あれから雪の結晶が降ったのを見ていないので、あの日は、夢の世界だったんじゃないかと思えるほど、美しい思い出となっています。
それにしても、雪がほとんど降らない和歌山で、雪の結晶が見られたのは、かなり貴重な体験だったのではないかなぁ・・・と思います。(アラレとボタ雪は何回か見ましたが)
この後、立ち寄った売店に、雪の結晶ブローチがあったので記念に買いました。直径3cmくらいで、お値段は700円くらい。
雪の結晶があしらわれた雑貨の他、アクセサリーもたくさんあったので、目移りがしました。
雪の結晶に限りませんが、「自然の造形美」とは、素晴らしいですねぇ・・・。
次は、地下のメインフロアである音楽堂へ。
ここも大変美しい部屋です。
巨大な天井画は、7名の画家による「北の空」という作品。
雪の美術館は、一日一組限定で、挙式も行えるようです。
こんな素敵な美術館での挙式、一生の思い出になるでしょうね。
他に、「御姫様体験」といって、100着ほどあるドレスから衣装を選び、館内で写真撮影を楽しむプランもあるそうです。こちらは、大人でも子供でも楽しめるプラン。(女性だけではなく男性も楽しめます)
私達が訪れた時は、3組のカップルが館内撮影を楽しんでいました。どのカップルも女性だけがドレスを着ていましたが、男性も衣装を借りて、いっしょに楽しんでみてはどうかなと思います。
御姫様体験の一番安いプランは、3,240円です(2018年夏の料金)。訪れる前に必ず公式HPをご覧ください。事前予約が必要です。
お腹が空いたので、カフェレストランスノーナへ。
すごく雰囲気の良いレストラン!
こちらは夏季限定メニューの、夏野菜のカレー。
写真右上の雪だるまは、ポテトサラダです。
ふわふわ卵のオムライス。ハムの形が雪の結晶でカワイイですね。
このオムライスも、先ほどのカレーと同じく、雪だるまのポテトサラダとデザートがついています。
1,000円~1,500円のリーズナブルなお値段で、雰囲気の良いレストランで可愛いランチを食べられますので、オススメです。
私達はランチを含めて2時間ほどの滞在でしたが、衣装をレンタルして写真を撮ったりすると3時間ほど楽しめるのではないでしょうか。
とても美しく、大人も子供も楽しめる美術館です。
次は、川村カ子トアイヌ記念館を紹介します。雪の美術館からは車で15分ほど離れています。
前回からの続きで、五泊六日北海道旅行 五日目の行程の紹介です。 朝から【神居古潭(かむいこたん)】、【雪の美術館】とまわり、午後は同じく旭川市内にある「川村カ子ト(かわむら かねと)アイヌ記念館」へ行きました。 →→2018年5泊6[…]
(この旅行記は2018年です)
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旭川市の観光記事です。
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→→【八甲田山雪中行軍遭難資料館】の記事はこちら・・・青森市にあります。明治時代、雪中行軍訓練に参加した210名中、199名が死亡しました。雪は美しいですが、雪山は恐ろしい事を、多くの人に知ってほしいです。
交通アクセス
旭川駅前の、プレミアホテルCABIN手前の11番乗り場「旭川市1条通7丁目停留所」から乗車し、「高砂台入口」停留所下車、徒歩約10分。
車で行く場合、無料駐車場があります。
料金
大人700円、高校・大学生500円、小・中学生400円、幼児無料。
【旭山動物園】とのセット券は1500円です。
9:00~17:00(最終入場16:30)
近くの宿泊施設
JRイン旭川。旭川駅出てすぐ。