前回の【有珠山(うすざん)】からの続きで、五泊六日北海道旅行 三日目の行程の紹介です。
午前中に、【有珠山】を観光し、昼過ぎから小樽(おたる)に移動しました。
旅行記
小樽(おたる)と言えば、なんといっても小樽運河(おたるうんが)。
観光パンフレットに大きな写真で掲載されているので「小樽と言えばココ!」とイメージする方も多いのではないでしょうか。
小樽市内で一番の観光スポットです。
私達はこの日、小樽宿泊だったので、ホテル・トリフィート小樽運河の提携駐車場に車を停めて(一日1,000円。2019年3月31日から1,500円に値上げされる)から、運河沿いをぶらぶら散策したのですが、駐車場がどこも高いことに驚きました!
30分停めて500円・・・駐車場高すぎる~~~(驚)
駐車料金を抑えたい方は、運河沿いから少し離れた駐車場に停めるか(運河から距離がある分、料金が下がる)、小樽市観光駐車場に停めましょう。ここは250台停められ、1日600円。駐車料金をあまり気にせず、ゆっくり小樽観光を楽しみたい方にオススメです。(小樽市観光駐車場は、下のマップの黄色の丸の所。小樽運河まで徒歩3分ほど)
公共交通機関で小樽運河へ行く場合、小樽駅から徒歩8分です。
小樽運河は全長1,140 m。
運河沿いには、小樽市総合博物館運河館(旧小樽倉庫)、小樽市観光物産プラザ(運河プラザ)などの歴史的建造物が並びます。
私達はまず、小樽運河プラザに入りました。
ここはもともと小樽倉庫として使われていたところで、現在は観光案内所、土産物店、喫茶店として利用されています。
運河プラザ前には、消防犬「ぶん公」の像。
火事の焼け跡で泣いていたところ、消防署のおじさん達に助けられ、消防本部で大切に育てられたそうです。
火事があるとすぐに消防自動車に飛び乗り、現場につくとホースをくわえて渡したり、もつれを直したり、野次馬の整理をするなど、ぶん公は大活躍。
出動回数は千回以上にもなり、全国的に有名になりましたが、昭和13年に亡くなりました。
この像は、ぶん公死後68年目の命日に建てられたそうです。
絵本にもなっている「ぶん公」。
なんと、ぶん公は剥製になって、隣の小樽総合博物館運河館にあるようです。
運河プラザで観光パンフレットをもらい、土産物を見て、中庭へ。
明治23(1890)年〜27(1894)年に建築された歴史的建造物で、雰囲気が良く、人もさほど多くなく、ゆっくり記念写真を撮れます。
しゃちほこがカッコ良いですね。
小樽運河プラザの前の広い道路を渡って、小樽運河へ。
小樽運河。
訪れたのが8月の平日夕方だったので、写真のようにわりと空いていましたが、大型連休時はかなり混むのではないでしょうか。
私達は乗りませんでしたが、小樽運河ではクルーズを楽しめます。
乗り場は、中央橋のすぐ近く。
料金はデイクルーズが大人1500円、ナイトクルーズは大人1800円。小学生はどちらも500円。小学生未満の幼児は、大人一人につき一人無料。
ゴールデンウィークと夏季は繁忙期のため、確実に乗りたい方は前日までに電話予約した方が良いそうです。
所要時間は、40分間です。
私達は、運河沿いの散策路を徒歩で楽しみました。
中ほどの倉庫は、「小樽倉庫No.1」と言って、小樽ビールの醸造所&ビアホールです。
中で醸造所見学と、ビールを楽しめるというので、入りたかったのですが・・・。
以前、【サッポロビール園】の記事にも書きましたが、ある日突然、夫がお酒を飲まなくなりまして、せっかくビアホールに入っても私だけグビグビ飲むのも悪いなぁ・・・と思い、入るのをやめました。
・・・といっても、小樽ビールが気になる。
というわけで、ホテルに戻る前に、先ほどの小樽運河プラザで小樽ビールを買い、寝る前に飲みました。
小樽ビールには、ヴァイスタイプ、ピルスナータイプ、ドンケルタイプ、シュバルツタイプの4種類があり、私は緑のピルスナータイプを選びました。最高のアロマホイップを使用したさわやかな飲み心地が売りだそうで、地ビールと言うとクセの強いものもありますが、こちらはとても飲みやすかったです。
4種類飲み比べしたい方は、ネットで買えます。小樽ビールは、麦芽、ホップ、水以外の副原料や添加物、保存料などの使用を禁止したビールです。
小樽ビールはもちろん美味しかったのですが、先ほどの写真真ん中の「いろはす ハスカップ」も美味しく、北海道旅行中、自動販売機で見つけては飲んでいました。
北海道限定品ですが、ネットでも買える。便利な時代ですねぇ。
さてさて、小樽運河散策に戻ります。
ツタの絡まった倉庫も、雰囲気が良いですねぇ・・・。
散策を楽しんでいたら、
アーーーーーーーーーーーッ、アーーーーーー!!!
と、大きな声が頭上で響きました。
ナニ!?と見上げたら、
ウミネコが鳴いていた。
ぜんぜん「ニャー」と聞こえないのに、なぜウミネコなのだろう??
運河沿いの散策路には、63基のガス灯が設置されているそうで、ウミネコの糞でところどころ汚れていました。
ウミネコの落とし物(つまり、フンです)が気になる方は、ガス灯の近くでのんびりしない方が良いかも。
テクテクと南へ歩き、小樽運河食堂が見えてきたら、そろそろ散策も終わりです。
大混雑の小樽運河食堂。
中でご飯を食べようかなと思ったのですが、あまりの混雑に断念。
小樽運河食堂を過ぎたあたりから、運河の幅は一気に狭くなります。
私達はこのまま、ガイドマップにあった歴史的建造物やメルヘン交差点への散歩に出かけたのですが、これらは次で紹介するとして、先に「夜の小樽運河」の写真を載せておきます。
夜の小樽運河。
明るい時間帯とは雰囲気が違って、「大人のデートスポット」といった感じ。
やっぱり夜の方が雰囲気が良いですねぇ。
運河クルーズを楽しみたい方、小樽ビールをお店で楽しみたい方は、できるだけ大型連休を避けた方が良いでしょう。
倉庫群のライトアップは毎日行われ、日没から22時30分まで。
また、運河沿いは11月から1月末まで幻想的な青色のイルミネーションで彩られ、大変奇麗だそうですよ。
次は、小樽の散歩(出抜き小路、歴史的建造物、メルヘン交差点)を紹介したいと思います。
前回の【小樽(おたる)運河】からの続きで、五泊六日北海道旅行 三日目の行程です。 三日目の行程最後は小樽の散歩で、小樽運河からメルヘン交差点へ向かいました。 →→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡り[…]
(この旅行記は2018年です)
関連記事
→→2018年・秋 北海道 五泊六日旅行の行程・・・この旅行の行程まとめ。
→→【有珠山】ロープウェイ山頂駅に到着! 噴火を繰り返すダイナミックな有珠山は、また姿を変えるだろう・・・前回の記事。
●小樽の観光記事です。
→→【北一硝子三号館(北一ホール)】 小樽観光にぜひ組み込んでほしい、オシャレなカフェ! 167個の石油ランプに火を灯す開店準備は必見!
→→【日本銀行旧小樽支店金融資料館】 入館無料。1,000億円をバックに1億円をかつぐ! ニセ札の見分け方も紹介
交通アクセス
小樽駅から徒歩8分。
車で行く場合、小樽市観光駐車場がオススメです。250台停められ、一日600円です。
料金
小樽運河でクルーズ船を楽しみたい方は、デイクルーズ料金大人1500、子供500円。ナイトクルーズ料金は大人1800円、子供500円。
近くの宿泊施設
ホテル・トリフィート小樽運河(2018年4月20日オープン)。私たちが泊まったホテルです。小樽運河まで徒歩3分。提携駐車場は1,000円でしたが、2019年3月31日から1,500円に値上げされます。