【東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡(元室蘭南部藩陣屋跡)】 国指定史跡。江戸幕府が外来船警戒のために造った陣屋の跡

前回からの続きで、五泊六日の北海道旅行、二日目の紹介です。

午前中は【登別温泉】周辺、昼からは室蘭市の【地球岬、金屏風、トッカリショ】を見て、車で15分ほど離れた元室蘭南部藩陣屋跡(もとむろらん なんぶじんやあと)へ向かいました。

→→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊6日で36か所を巡りました。

旅行記

【地球岬、金屏風、トッカリショ】は大人気の観光地ですが、その次に向かった元室蘭南部藩陣屋跡(もとむろらんなんぶじんやあと)は、私たち家族以外、誰もいませんでした。

室蘭市民俗資料館とんてん館の道を奥に入ると、元室蘭南部藩陣屋跡です。

正式名称は「東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡」と言い、国指定の史跡です。

 

 

ここは係員などはなく、自由見学です。

 

 


広い平地に、過去に何の建物があったのかを解説する石碑だけが残っていました。

ちょっと寂しい所です。

 

 

全体図。

周囲を塀で囲み、表門と裏門で出入りを管理していたようです。

 

 

この陣屋は1856年(江戸時代の末期)に造られたものでした。

江戸時代末期と言えば、1853年に来航した黒船をはじめとする外国船がたくさんやってきた時期で、北海道を含む日本列島の北方域は、外国の侵略に脅かされていました。

そこで江戸幕府は、東北地方の諸藩に蝦夷地(後に松浦武四郎によりホッカイドウと命名される)の沿岸警備を命じ、この地域は南部藩が警備に当たることになりました。

 

しかし、江戸幕府は後に崩壊。南部藩士達は新政府に陣屋の明け渡しを拒み、陣屋を焼き払って、南部藩へ帰ったのだそうです。

このため、この陣屋は12年で役目を終えることになりました。

 

 

陣屋を囲む、高さ2~3メートルの土塁。

 

 

土塁に上ったものの、下りるのが結構こわかった・・・。

 

 

陣屋の周辺は、杉林。

杉の大木が立派でした。

杉林は、土塁や堀等と共に、150年の歴史があるそうです。

一部の木が焦げているのか、何かの脂がついているのか、黒くなっていて迫力がありました。

 

 

だれもおらず、ひっそりしていたのですが、北海道の歴史を感じられる場所ですので、ぜひ訪れてみてください。

 

 

この後、35.6km離れた洞爺湖(とうやこ)へ向かいました。

 

次の記事からしばらく洞爺湖周辺の観光が続きます。

次回は「洞爺湖サミット記念館」を紹介します。(TVで見た人もいるかな?)

 

次の記事はこちら

前回の【東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡(元室蘭南部藩陣屋跡)】からの続きで、五泊六日の北海道旅行二日目の紹介です。 今日は洞爺湖(とうやこ)サミット記念館を紹介します。 →→2018年5泊6日北海道旅行記の行程はこちら・・・5泊[…]

 

(この旅行記は2018年です)

 

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→→【地球岬、金屏風、トッカリショ】の記事はこちら・・・室蘭市。前回の記事。

交通アクセス

陣屋町駅から徒歩10分、750m。

専用駐車場はありませんが、1台、2台くらいなら停められそうなスペースがあります。

近くの宿泊施設

虎杖浜天然温泉 ホテル ルートイン東室蘭駅前。東室蘭駅出てすぐ。

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