前回からの続きです。
横須賀港で艦船を見て、横須賀ネイビーバーガーを食べ、戦艦三笠を見学した私達は、猿島へ渡りました。
レジャー記
猿島は三笠公園(戦艦三笠保存地)の東方約1.75km 沖合にあり、乗船時間は10分ほどです。
私達が訪れた2012年4月、猿島はまだ知名度が低く空いていましたし、料金も安かったです。
当時、往復乗船料金は大人1200円でした。
現在は、乗船料金は1300円に値上がりし、入園料大人200円かかるので、合計300円高くなってしまったようです。
猿島に到着。貝殻だらけの浜です。
船着場近くに小さなお店があり、軽食や猿島のガイドブックを買えます。
猿島は東京湾に浮かぶ唯一の無人島で、湾内最大の自然島です。
バーベキューや釣り、歴史遺産散策、磯遊び、7月中旬~8月末は海水浴を楽めます。
鎌倉時代、日蓮正人が今の千葉県中部から鎌倉へわたる途中、嵐にあい、方向が分からなくなった時、海の神様である龍に題目を唱えたら、大きな龍が出現し、あたりは静かになりました。日蓮は島に流れ着き、目の前に現れた一匹の白い猿に導かれて浜に無事上陸できたことから「猿島」という名前がついたそうです。
また、ペリーが勝手に「ペリーアイランド」と名づけた島でもあります。
ペリーと言えば黒船ですが、日本で初めてアメリカが来航したのは浦賀ではなく、和歌山の紀伊大島です。
猿島からは、縄文時代の土器や弥生時代の土器・人骨が出土したそうです。大昔、人が住んでいたんですね。
マップ片手に、テクテク散策。島内は整備されていて綺麗でした。
ガイドツアーもあるようです。
レンガ造りの兵舎。
島内はハイキングコースみたいによく整備されており、歩きやすいです。
砲台址は全部で5箇所あります。
幕末から第二次世界大戦終了まで、東京湾を守っていました。
国内初の台場が作られたのが、この猿島だそうです。
まさしく「要塞の島」ですね。
見晴らし台。夫の後ろにあるのは、三浦半島と観音崎灯台です。
猿島から見た東京湾。
大型タンカーが行き交っていました。
タンカーを見るのにオススメなのが、海ほたるです。
日蓮洞窟付近の岩場。地層がスゴイ。
日蓮洞窟は、江ノ島まで通じているという話があるそうです。
愛のトンネル入り口。
トンネルは全長90mで、日本で4箇所しか現存していない「フランス積み」という方式で、積み上げられたものです。
雰囲気が良いですね。
苔むした壁の穴に、ひっそりとカタツムリがいました。
落書きで苔が剥がされていたのが、雰囲気を損なわせて、ちょっと残念でした。
写真に撮っていませんが、島の中央部高台にある遠望台広場は、仮面ライダーの撮影で、ゲルショッカーの結成式が行われた場所らしいです。
1972年10月7日だそうです。(私、まだ生まれてないな・・・)
私の故郷和歌山県にも、猿島と似た島があります。
ご存知の方もいるかと思いますが「友ヶ島」で、「ラピュタの島」として人気ですね。
猿島ガイドブックから、注意事項を抜き出します。
・レンガの落書きや傷つけは絶対にしないでござる
・磯や海の中の岩や石は必ず元にもどすでござる
・危険なことは絶対にしないでござる
サル島だけに、語尾をサル・ザルでまとめたのかな・・・?
空き缶やビニールなどは、自然の力では分解できません。
ゴミは、持ち帰るようにしましょう。
さて、一時間くらい散策した私たちは、三笠公園まで戻った後、横須賀海軍カレーを食べに行きました。
横須賀海軍カレーのマスコットキャラクター「スカレー」。
食事をしたお店は「横須賀海軍カレー本舗」で、 食べたメニューは「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 featuring戦艦三笠 2,320円 」でした。
横須賀海軍カレー本舗より写真と説明を拝借。
【ご飯1キロ・カレー600g・チキンカツ300g・牛乳100cc】
♪軍艦マーチにのせて席までお届けします♪
30.5cmチキンのカツ砲があなたの胃袋を直撃!(主砲 40口径30.5センチ)
「フィーチャリング三笠ください」と、注文してしばらく待つと・・・
ヒューーー・・・ドガーーン!!!
と大砲を打ち込む音が派手に響き、
チャーンチャンチャッチャラチャッチャッチャ!!!
まーーもるも せめるも くーーろがーーねのーーー♪
と軍艦マーチが店内に鳴り響き(ギョッとした)、フィーチャリング三笠カレーがテーブルに到着。
店中のお客さんの注目を浴びたので、ちょっと恥ずかしかった。
大きいな!!!
カツ3枚。
挑むのは夫、私、3歳の長男。
夫が大活躍してくれたおかげで、完食しました。
食べやすい味で美味しかったです。
時々無性に懐かしくなって、「ねぇねぇ、また横須賀行って、フィーチャリング三笠食べようよ」と、夫を誘うのですが「苦しかったからもうイヤだ」と断られてしまいます。
長男が小学生になったんで、以前よりもクリアしやすくなったと思うのですが・・・。
ああ、また行きたいな・・・。
女性なら3人、男性なら2人で食べきれると思います。
他にもいろんなメニューがあるので、ぜひお店で悩んでくださいね。
ちなみに満員の店内で、フィーチャリング三笠を頼んだのは、私達家族だけでした。
カレーのモデルとなった、戦艦三笠の記事はこちら
フリー切符が充実していて、お得で楽しい三浦半島。
次回も三浦半島を取り上げたいと思います。
関連記事
→→【瀬戸内海国立公園 友ヶ島①】 通称「ラピュタの島」への交通アクセス。第2砲台跡は記念写真スポット・・・和歌山にある、猿島と似たような無人島。ラピュタの島として有名。
→→横須賀軍港、戦艦三笠・・・前回の記事です。
交通アクセス
三笠公園の戦艦三笠近くに、猿島行きの船乗り場があります。
京急:「横須賀中央駅」より三笠循環バスで「三笠公園」バス停下車、徒歩2分
JR:「横須賀駅」よりバスで「大滝町」バス停下車徒歩7分
横須賀中央駅から三笠公園までは徒歩で15分ほどです。1kmくらいしか離れていませんので、徒歩でも行けます。
車で行く場合、付近に有料駐車場(三笠駐車場と三笠公園駐車場)があるようです。
フリー切符
・三浦半島1デイ・2デイきっぷ公式HP
京急線金沢文庫~浦賀間・逗子線・久里浜線各駅で自由に乗り降りできます。
1デイパスは品川駅から大人1920円、横浜からは1410円。
2デイパスは品川駅から大人2030円、横浜からは1620円です。
料金比較しても分かるように2デイパスはとてもお得です。
有効期間1日。
品川駅から大人2030円、横浜駅からは大人1930円です。
・よこすかグルメきっぷ公式HP
どちらのフリー切符を使うかは、お好みで選んでください。必ず公式HPで注意事項をよく読んでご利用ください。
料金について
猿島への入園料金 大人 200円、小・中学生 100円。
乗船料大人1300円、小学生650円。
小学生未満は大人1名につき1名無料(大人の人数を超えた場合、小学生料金を人数分適用)。
三浦半島1デイ・2デイきっぷ利用時、猿島への乗船料金は10%(130円)引きになります。
よこすかグルメきっぷ利用時は200円引きです。
船の発着時間は季節により異なるので、お出かけ前にチェックしてください。
・猿島行き船 時刻
猿島にペットを連れて行くことはできません。他にもルールがあるようですので、事前に確認してください。
近くの宿泊施設
セントラルホテル。横須賀中央駅出てすぐ。