表層地盤の調査結果が、年内にインターネットで公開されます。地震の被害想定が従来よりも詳しくなります

昨日、NHK総合テレビにて21時から「NHKスペシャル 大地震 あなたの家はどうなる?~見えてきた“地盤リスク”~」という番組が放送されました。

 

従来よりも、地震の被害想定が詳しくなったそうなので、簡単に書いておきたいと思います。

 

 

 

NHKスペシャル  大地震 あなたの家はどうなる?~見えてきた“地盤リスク”のページに、色分けされた関東平野のマップががあるのでご覧ください。

 

紫→赤→オレンジ→黄色→緑に色分けされており、紫色が危険リスクの高いところで、緑はリスクの低いところです。

 

これは、防災科学研究所が1kmごとに新しい装置で計測して作り出したマップで、年内にインターネットで公開されるそうです。

 

 

防災科学研究所が行った調査は「表層地盤」の調査です。

 

丘陵地帯は地震の揺れが控えめで、川沿い地帯の揺れが激しい・・・と今まで考えられていましたが、どうやらそうではないようで、一番揺れが激しいのは、粘土層が10mのところだそうです。

川沿いが危ないというわけでは、ないのだそうです。

関東平野の表層地盤で、粘土層が10mの危ない地域は、

・利根川、荒川周辺沿岸部
・埼玉県南部
・足立区
・江東区
・横浜の沿岸部
・川崎の沿岸部
・湘南の沿岸部
・千葉県香取市

だそうです。

 

東京の中でも一番揺れるのは、台東区だそうで、表層地盤の調査では従来よりも2.7倍揺れる可能性があるそうです。

今年の秋からインターネットで表層地盤の情報が公開されるそうですので、チェックしてください。

 

揺れやすい地域に家がある場合は、耐震補強工事のほか、一階で就寝しない家具を固定する、など具体的な対策をとるほうが良いでしょう。

 

ちょっとしたことで、生死のラインが変わるのだと思います。

 

付け加えて、通電火災の危険性も頭に入れておきましょう。

 

この通電火災を始め、電気関係の出火を防ぐなど対策を徹底すれば、火災による死者は20分の1に減らせるそうです。

大正の関東大震災では10万人近い方が亡くなり、9割以上が焼死だったそうです。

 

 

過去にも災害があったわけですから、またいつか、災害がやって来るのに決まっています。

 

だからこそ、怖い怖いと怯えるのではなく、備えあれば憂いなし

 

危険と対策を知って、行動しましょう。

 

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備えあれば憂いなし! 準備ができる時に、しっかりと備えておきましょう。