4月14日、15日と立て続けに熊本県で大きな地震が起こり、多大な被害が出ました。
心より、お見舞い申し上げます。
私達にできることは、まず第一に募金です。
ボランティア活動は募集があるまで自粛してほしいとのことですので、まずは資金面での応援でしょう。
今回の地震は中央構造線が動いたことにより起こった、とも見られているそうです。
南海地震との関連を指摘する方もいるようです。
4月15日に三重県でメガマウスが水揚げされました。
メガマウスは地震との関連が深いため、5月6月あたりに大きな地震が起こるのではないかと、ネット上でささやかれています。
地震が起きる・起きないに関わらず、今一度、家庭内の水や食料品などの備蓄を見直してはいかがでしょうか。
日ごろの避難場所についても家族で相談しておきましょう。
海抜の低いところにお住まいの方は、津波が襲ってきた場合、どこに逃げるかも前もって考えておきましょう。
Flood Mapsは、とても見やすいのでおススメです。
もしも南海地震が起こった場合、どれくらいの津波が押し寄せるのかわかりませんが、Sea level riseで20m地域くらいはチェックしておくほうが良いと思います。
あとは水ですが、検索サイトで「災害時 給水地 ●●市」と打ち込むと、自分がお住まいの地域の情報が出てくると思いますので、これもチェックしておいてください。
震災経験者の話で意外だったのが「風呂水」の話。
綺麗な水なら良いのですが、風呂の残り湯を張りっぱなしにしており、震災後に排水できなかったため残り湯が腐ってしまったんだとか・・・。
現在は便利な世の中で、個人の体験をブログなどで閲覧できるようになりました。
経験談を閲覧するのも大切な勉強だと思います。
また、家具の固定は忘れずに対策しておくほうが良いです。
震度7の揺れで直接的に人が死ぬのは稀です(心臓・血圧に持病のある方は気をつけましょう)。
多くの人は落下物で損傷したり、はさまれて呼吸困難になったり、火災から逃げられずに亡くなるのですから、家具の固定は必須です。
寝る部屋は、倒れてくるものがないようにしましょう。
我が家の寝室に、家具は置いていません。
大切なことですが、子どもに、揺れた時に逃げる位置を教えておきましょう。
もう一つ、忘れてはならないことは
「地震直後は火気厳禁」
ということです。
ガス漏れがあった場合、火災を引き起こします。
関東大震災での死者・行方不明者は約10万5千人だったそうですが、火災による死者は約9万2千人でした。
ロウソクなどの火気の他、通電火災というものがあります。
阪神淡路大震災での火災の6割が、この通電火災だったそうです。
通電火災・・・地震後、停電が復旧する際に、破損した電化製品や電気配線が、通電することにより引き起こされる火事です。
この通電火災を始め、電気関係の出火を防ぐなど、対策を徹底すれば
火災による死者は20分の1に減らせるそうです。
備えなしでは「恐れ」の気持ちが強いと思いますが、前もって備えておくと、恐れから「用心」に気分もかわると思います。
また、「自分の家だけ」ではなく、ご近所にも分けてあげれるくらいの備えをしておくのをオススメします。
命の危険にさらされた時こそ、生きる道の根源に触れる機会であるとも思います。
知っている人、知らない人、仲の良い人、仲の悪い人などと分けず、どの人とも助け合う、分け合うことが必須であると思います。
しっかりと備える。
それが、今、私達にできることではないでしょうか。