前回からの続きで、大阪市天王寺(てんのうじ)区の観光紹介です。
【通天閣(つうてんかく)】のおひざ元の【新世界】紹介の次は、すぐ近くにある天王寺動物園を紹介します。
レジャー記
天王寺動物園の最寄り駅は、新今宮(しんいまみや)駅、動物園前駅、天王寺(てんのうじ)駅などです。マップにもありますが、天王寺動物園の西側は【通天閣(つうてんかく)】や【新世界】といった観光名所があるので、新今宮駅か動物園前駅から行くのをおススメします。
車で行く場合、有料の天王寺公園地下駐車場(500台)があります。
園内マップ。出入口は二か所。
こちらが【新世界】側の入り口である、メインの「新世界ゲート」。阪神高速道路の下にあるので、陰になってちょっと暗い。
天王寺動物園の開館時間は9時半から17時まで(入園は16時まで)。休園日は月曜日。
料金は、高校生以上の大人500円。大阪市外の小中学生は200円、大阪市内の小中学生は無料です。
大阪でたっぷりお得に遊びたい方にオススメなのが、大阪周遊パス!
二日券(3,600円)と、一日券(2,800円)があります。
パス有効期間中、電車とバスに乗り放題ですし、観光スポット40ヵ所以上に無料で入れるので、ぜひチェックしてください。
天王寺動物園も、このパスがあれば無料で入れます。
天王寺動物園の開業は大正4年1月1日で、日本で三番目に古い動物園です!(一番古いのは東京の【上野動物園】、二番目に古いのが京都市動物園)
今は神奈川県住まいですが、私は和歌山市出身なので、こちらの天王寺動物園にはよく遊びに来ていました!
思い出深い大好きな動物園なのです♪(魅力を知ってほしいので、写真をたくさん載せます!)
どこから紹介しようかしら・・・と悩んだのですが、まずはここでしか見られない貴重な動物から紹介!
国内では、天王寺動物園でしか見られない動物は二種類! サルヒヒ舎にいる「ドリル」と、
夜行性動物舎にいる「キーウィ」です!
国内でキーウィに会える動物園は、天王寺動物園だけなので、お土産売り場にはキーウィグッズがたくさん♪
「キウイフルーツみたいなキーウィミニマスコット」は一つ900円。
キーウィのネーミングは果物のキウイからきているのではなく、鳴き声に由来しています。キーウィの翼は退化しており、尾羽はありません。視力が弱いものの、嗅覚がとても発達している鳥で、ニュージーランドの国鳥です。(ちなみに日本の国鳥はキジ)
キーウィのいる夜行性動物舎は、エジプトルーセットオオコウモリの展示もあって楽しいです!
大人にはワクワクする展示なのですが、娘は「暗い~! おばけやしき~!」と怖がって、なかなか夜行性動物舎に入ろうとしませんでした(^_^;)
けれども、キーウィやオオコウモリの展示は珍しいので、ぜひ入ってください!
夜行性動物舎もお気に入りなのですが、もう一つオススメしたいのが爬虫類生態館「アイファー」。
大きなミシシッピーワニや、
ビルマニシキヘビ、
ワニガメ、
亀の中で最も美しいと言われているホウシャガメ、
大阪府産のニホンイシガメ(日本の固有種で、レッドリストの準絶滅危惧種)、
群れない孤高の亀であるインドセタカガメ(大好きな日光浴でも距離感重視。しかも泳ぐのがめちゃ上手い)、
カメというよりはスッポンみたいな、ニューギニアナガクビガメがいて、とても楽しいです!
爬虫類生態館「アイファー」は熱帯雨林のような装飾がされていて、雰囲気もばっちり!
天王寺動物園からは、大阪のシンボルタワー【通天閣(つうてんかく)】と、
日本一の高さを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」も見れます! ライオンとあべのハルカスが一枚の写真に収められる、良い記念撮影スポットです♪
ライオンの他に、
アムールトラ、
ジャガー、
ピューマもいます。ピューマのマリーは腎臓の働きが良くなく、温かい寝室で様子を見ているそうです。
絶滅危機のネコ科の動物たち。中でもトラは3亜種が絶滅しており、自然破壊による生息域の激減や、毛皮や骨の利用目的とした密猟で、種の存続が危ういのだそうです。
アフリカサバンナゾーンは生態的展示をしており、キリンや、クロサイ、
ブチハイエナもいました。ハイエナ、よく見ると可愛いですね♪ 鳴き声が人間の笑い声に似ているため「笑いハイエナ Laughing Hyaena」の異名をもつそうです。
カバ舎は日本初の水中観察プール! 2023年に訪れた時は、水中観察できる窓から遠い所にいたので上の写真しか撮れませんでしたが、水中をゆったりと泳ぐ姿、まき糞をする姿はスゴイ(ビチビチビチ!)ので、じ~~~っくり時間をかけて観察してください。
「なにこれ? ネズミや~」と言われまくっていましたが、実はゾウに近いケープハイラックス!
【よこはま動物園ズーラシア】ではヒーターの前でぬくぬくしていて全く動きませんでしたが、大阪は神奈川よりも暖かいのか、よく動いていました。
タヌキ。
柵には、
「たぬきです。レッサーパンダではありません。あぶないからゆびいれたらあかんで」とあり、笑いました~。これはギャグですかね?? ほんとにタヌキとレッサーパンダを間違える人がいるんでしょうか。
レッサーパンダはこっち♪
ちなみにタヌキは日本では珍しくないですが、外国からするととても珍しいようで、シンガポール動物園にタヌキをおくったところ「パンダ並み」の珍獣として扱われたそうです。
凛々しいチュウゴクオオカミ。時速60kmで走れるハンターです!
日本には固有種の「ニホンオオカミ」がいましたが、絶滅してしまいました。キリスト教ではオオカミは悪魔とされていますが、日本の御嶽神社などではオオカミを神とする信仰があるため、世界的にも珍しいのだそうです。
あらゆる生き物は創造主から生まれたのですから、全てが神様のかけらですね♪
全ての生き物が、平和で豊かに暮らせる世界になれば良いなぁ・・・と思います。
これも見て笑ってしまいましたが、、、、、ギャグですかね???
ほんとにオオカミの前で鳴きマネをする方が多いのでしょうか?(明るく楽しい関西人パワー炸裂!)
「鳴きまねしなくても動画で遠吠え見られます」とQRコード付きで、親切ですね!
お客さんがめっちゃウケていたのが、チンパンジー舎。
おさるさんは面白いですね♪
10数年前に来た時は、「糞を投げるので注意してください」の注意書きがありましたが、今回はありませんでした。
類人猿は人の顔を覚えているので、見知らぬ人間が類人猿舎に入ると警戒します。私も、初めのころは、チンパンジーの雌ミナミにはウンコを投げられ、雄のリッキーには私の手を掴んで檻(おり)の中に引きずり込もうと狙われたりもしました。
(→天王寺動物園 飼育員さんのブログより抜粋。・・・面白いです! めっちゃ笑いました。飼育員さんの動物に対する愛情をとても感じました。 )
次は鳥類ゾーンへ。
運よく、お食事時間に訪れることが出来ました♪
写真は私の大好きな「メガネフクロウ」。ハツカネズミを与えられているところです。
メガネフクロウの足元に、白い塊が転がっていますが、これは「ペリット」と言い、消化吸収できずに吐き戻したものです。(ネズミの骨とか毛)
いや~~、メガネフクロウ、良いわぁ。好きよぉ。
初めてメガネフクロウを見たのは、山梨県の富士花鳥園。見てよ、この凛々しい顔つき!
カラス天狗みたいでカッコイイ! 惚れる~~ぅ!
フンボルトペンギンのお食事時間。
ツルっとすべってこけそうになったり、水に入りそうで入らなかったり・・・とした様子を見てヘラヘラ笑うお客さんが面白い。
関西、良いわぁ。動物も良いけど、お客さんも良いわぁ。ほんま、好きよぉ~。
鳥類ゾーンで驚いたのが、こちら。
猛禽類のエサを置いているのですが、なんと、アミの隙間からすずめが入ってきて、脂肪を突っついて食べるではありませんか!
「えーーーっ!? すずめのエサって、お米じゃなかったの!?」
とビックリ。なんでも、すずめは雑食性なので、虫も食べるし脂も食べるのだそうです。
もう一つ驚いたのが、
草を食べるホッキョクグマ!!!
「えええぇ!? ホッキョクグマのエサって、アザラシよね? 草を食べるの???」
とビックリしましたが、クマは雑食性なので、当然草も食べるのでしょうね。
クマついでにもう1枚。メガネグマのダイスケくんはおじいちゃん。
ヨタ・・・ヨタ・・・ヨタ・・・とゆっっっっくり歩いていて、
「あぁ~~。そうよねぇ。年をくうと、そうなるよねぇ・・・。人間もクマも一緒やなぁ」と思いました。
ダイスケじいちゃん、長生きしてね!!!
一つショックだったのが、コアラ館だったところにコアラはおらず、エミューがいたこと。
エミューも好きですが(【富士花鳥園でエサやりをした】)、コアラ・・・もう天王寺動物園では見られないのね。
2023年現在、日本国内でコアラが見られる動物園は7ヵ所しかないようで、近畿圏にお住まいの方は兵庫県に行くしかなさそうです。
鳥の楽園は国内有数の広さを持ち立派! 小さな滝まであるのです!
園内には奇麗なレストランの他、
かわいい動物リュックやマスコットを扱う土産店もあります。
ああっ、天王寺動物園!!!!
神奈川住まいになってから、【多摩動物公園】びいきになってしまったけれども、関西にずっと住み続けていたら、きっと半年に一度は天王寺動物園に通っていたでしょう!!
大好きよ、天王寺動物園♡(& 面白いお客さん)
楽しいお出かけになりますように♪
(このレジャー記は2023年のものです)
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交通アクセス
新今宮駅か動物園前駅からが近いです。天王寺駅からでも徒歩数分。
車で行く場合、有料の天王寺公園地下駐車場(500台)があります。
料金
高校生以上の大人500円。大阪市街の小中学生は200円、大阪市内の小中学生は無料。
月曜日休館。開館時間は9時半から17時まで(入園は16時まで)。