【洪庵(こうあん)キャンプ場】 ゆるキャン△アニメ第一話で登場! 4月は富士山の雪化粧が美しく、夏季は本栖湖でのカヌーやSUPが楽しい!!

(2025年6月追記・・・夏季キャンプの写真を追加しました)

 

 

前回の【EXPASA談合坂 下り】の続きで、今日は山梨県の本栖湖(もとすこ)湖畔にある人気キャンプ場「洪庵(こうあん)キャンプ場」を紹介します。

ここはアニメゆるキャン△の第一話「ふじさんとカレーめん」で登場した絶景の人気キャンプ場!

富士山がめちゃくちゃ奇麗です!!!

キャンプ記

洪庵(こうあん)キャンプ場は、富士五湖の一つである本栖湖(もとすこ)の北岸にあります。

 

 

富士五湖は、この五つ。

  1. 山中湖(やまなかこ)→→【山中湖】の記事はこちら。富士五湖で一番面積が広い。
  2. 河口湖(かわぐちこ)→→【河口湖】の記事はこちら。富士五湖で一番観光地化されている。
  3. 西湖(さいこ)
  4. 精進湖(しょうじんこ)
  5. 本栖湖(もとすこ)

 

 


河口湖から撮った富士山。河口湖エリアは富士五湖の中で最も観光化されているのでいろんな見どころがあります。

 

 

精進湖(しょうじんこ)から撮った富士山。精進湖は富士五湖で最小です。

 

 

本栖湖(もとすこ)から撮った富士山。1,000円札の裏面は、本栖湖から撮った富士山がモデル。

 

【なるさわ富士山博物館】の展示からですが、洪庵キャンプ場がある本栖湖(もとすこ)は、富士五湖の中で一番深く、容量も多いです。

 

 

本栖湖の案内看板。富士五湖で最も深い138mの水深と、18mを誇る透明度で、日本有数のもの。

 

 

 

 

本栖湖(もとすこ)と富士山の写真(4月)。赤丸の所にテントがぽつぽつあるのがわかるでしょうか??

あそこが、洪庵(こうあん)キャンプ場です。

料金は、チェックイン時間が7:30~15:00の1部と、15:00~20:00の2部に分かれており、1部でチェックインする方が少し高いです。

私がここを訪れたのは2023年4月の平日。車一台、テント1張り、タープ1張り、私と中学生の息子だけ、13時(1部時間帯)チェックイン、翌日10時にチェックアウトでしたが、料金は4,200円でした。これが15時~20時の2部チェックインになると3,700円で、500円安くなります。

また、平日の1部チェックインで4,200円でしたが、土曜日の1部チェックインですと4,900円となり、土日祝日は少し高くなります

 

洪庵キャンプ場というと、本栖湖の浜辺にテントを張るのが有名ですが、予約画面から湖畔サイトと林間サイトを選ぶことはできず、当日、現地で自分で場所取りをすることになります

訪れる前に必ず、予約をしていきましょう!  注意事項にも必ず目を通しましょう。当日キャンセルは全額負担となります。

 

 

まずは、本栖湖畔線沿いにある「洪庵本館セントラルロッヂ」へ。一階がチェックイン・売店で、二階は宿泊施設になっています。ランチタイム営業の食堂もあるので便利。

本栖湖と記念写真を撮りたい方も駐車場に停めてしまうため、平日の昼過ぎなのに満車でした。駐車場はあまり広くないので、必ずチェックイン時間を守って行きましょう。

 

 

チェックイン時にテーブル席に通され、職員さんが丁寧にキャンプ場の説明をしてくれます。(他の荷物に紛れてクシャクシャになった紙でゴメンナサイ)

  • セントラルロッジ洪庵の斜め前にあるチェーンを自分で外して、湖畔のキャンプサイトへ下りてください。20:00から翌8:00までの閉門時間は、車の出入りができません。
  • 場所取りは各自でしてください。テントサイト(林間サイト)は混雑時に車を乗り入れないでください。湖畔サイトは湖側から、一列目、二列目、三列目に分かれていますが、湖に近い一列目は砂利なので車をテントの後ろに横向きで停車してください。
  • コインシャワーは24時間使えて、2分100円です。
  • ゴミは持ち帰ってください。
  • 夜間は静かに。

といった説明を聞き、二人分のキャンプ代金4,200円支払いました。

 

 

洪庵セントラルロッヂでは、

薪や、

 

ゆるキャン△グッズを買えます。

 

洪庵キャンプ場はアニメ「ゆるキャン△」の第一話「ふじさんとカレーめん」に登場します!

 

 

志摩リンちゃん(左)が自転車で洪庵キャンプ場へソロキャンプに来て、近くの公衆トイレで寝ていた各務原なでしこちゃん(右)と出合うお話です。

それにしても、なでしこ・・・、11月の屋外でよく眠れるなぁ。

 

 

航空写真。チェックイン後は、自分でチェーンを外して黄色い細道を下り、本栖湖(もとすこ)の浜辺へ。

 

 

チェックイン時に説明されましたが、いきなり浜辺に出ないで、坂を下りたところにある売店前にいったん停車。徒歩で浜辺へ行き、空いている場所を探してから車を移動させることに。

 

 

売店の裏側にはコインシャワー。

 

その向かいには、トイレと洗い場があります。

 

 

林間サイトも良いですが、やっぱり湖畔サイトでしょ! と、湖畔へ移動。

 

 

 

こちらが湖畔サイト。湖に近い一列目は砂利なので、車はテントの後ろに横向きに停めます。一番人気で空きがありませんでした。

二列目は急勾配! 車の頭を湖側にして停めます。かなりの傾斜で、ここにテントを張っている人はあまり見ませんでした。

三列目は平らになっているので、居心地が良いです。波の音も遠いので静か。

私達はとりあえず、三列目にテーブルと椅子、軽食だけ並べて過ごすことにしました。

レイトチェックアウトとデイキャンプの方は17時までに退場するので、「空きが出たら一列目に移ろう!」という作戦。

 

 

一時間くらいお菓子を食べながら待っていると空きが出たので、すぐに一列目へ移動!

いや~~~~、最高だわ!!!

 

 

 

【ふもとっぱらキャンプ場】の草原と富士山も絶景でしたが、

 

 

洪庵キャンプ場の、本栖湖と富士山も最高!!!

 

 

しかも水質がめちゃキレイ!

ザーン・・・ザーン・・・と波の音が心地良い♪

 

 

湖岸にはたくさんのカヤック(カヌー)。

こちらは12月~4月中旬頃の間、冬季中止期間で利用できません。6月と9月にキャンプした際に楽しんだので、記事の後半に写真を載せました。

カヌーの他に、SUP、ウィンドサーフィン、ローボート、釣り、マウンテンバイクなどのアクティビティも楽しめます。

 

 

ウキウキ気分でテントの設営をしていたら、先ほど私達がいた三列目に、野生のシカ発見!!

すごく人慣れしていて、数人にカメラを向けられても動じない。

【奈良公園】のシカはせんべい目当てに寄って来て人懐っこくて可愛いですが、悠々と大自然の中で生きる野生のシカは凛々しいですね。

 

 

 

 

「暗くなる前にご飯にしよう!」と火を起こして、息子とご飯。

いつもは夫と娘を加えた四人でキャンプするのですが、今回は平日休みの中学生の息子と私の二人だけのキャンプ。いつもは夫に任せているのですが、今回は私が頑張らねばっ!と張り切って、ご飯作り。

メスティンで鯖缶と昆布の炊き込みご飯を作り、ちゃんぽんを作り(冷凍ちゃんぽんを温めただけですが)、焼き芋を作って、ホットサンドメーカーでコロッケを温める。

 

 

おお・・・夕暮れ時の富士山が、うっすらと紅色に染まって美しい・・・。

4月の富士山は雪化粧がキレイですね。なんでも、富士山に最も雪が多く乗っているのは4月なのだとか。

 

 

焚き火で調理しながら富士山をうっとり見ていると、目の前をシカが!!!

こんな素晴らしい写真を撮らせてくれて、シカよ、山の神よ、本栖湖の神よ、ありがとぉ!!!!

大自然の懐に抱かれて、身も心も清々しくなりますね♪

 

 

明るい時間はそんなに寒さを感じなかったのに、暗くなると強まる風!

中学生の息子はテントに籠ってしまい、私だけで震えながら焚き火の後始末。(めっっっちゃ寒かった! 買った薪が湿気っていて、すぐに火が消えるので大変だった)

 

 

ふと見上げると、美しい星空が・・・。

オリオン座と冬の大三角形がよく見えました!

 

 

「辛いときだって泣かないって誓っただろう♪ は~る~か遠く、終わ~~らない、ベ~テルギ~ウス~~♪」

ちなみにベテルギウスが超新星爆発を起こすまで、10万年程度かかるそうです。ガンマ線バーストをくらうと地球は死の星になると騒がれていましたが、直撃コースに入らないようで、安心安心。

は~~、星空って良いですね! 自分の悩みなんて、ミジンコのカスみたいなもんですね!

 

 

時刻は21時前。快晴で気温7度。

深夜は2度にまで下がる予報を見て、「こりゃテントは寒そうだな・・・」と思い、車中泊に変更。

 

 

初めての車中泊。テントよりも温かいはず・・・だったのですが、めっっっっちゃ寒かったです!

息子とくっついて寝ようかと思ったのですが、中学3年生なのでめちゃ嫌がられるだろうなと思い、首にカイロを3つも貼り付けてようやく寝れました。

それでも寒くて夜中に2回目を覚まし、人生で初めて「凍死」が頭をよぎった日でありました。

 

死亡時刻を推定できる症例では、早朝5時台に発生が多く、午前3〜9時までの時間帯が全体の半数以上を占めていました。

死亡時刻前後の気温を調べると、ほとんどが11℃以下で、屋外では0〜5℃が多く、酩酊状態の場合は15〜19℃でも発生しています。一方、屋内での凍死は全体の25%ですが、死亡時の外気温は0〜11℃の範囲で幅広く分布していました。

(→→凍死が年に1000人超えで熱中症を上回るより抜粋)

 

 

【八甲田山雪中行軍遭難】の日本兵達は、さぞかし寒くて辛かっただろうなぁ(199名が凍死)・・・と思いながら、うとうと・・・となんとか眠り、無事、朝を迎えたのでした。

 

 

寒すぎて日の出は見れなかったけれども、朝もやの本栖湖 & 富士山が美しすぎて、夢の世界にいるのかと思いました。

時刻は6時半。息子と二人でホットコーヒーを飲みながら、朝陽と富士山を堪能したのでした。

 

 

外に置きっぱなしにした袋が凍っていた!

・・・ということで、「4月は春でしょ」と富士山のふもとに出かけたら凍えますので、ご注意を!

 

 

夜は冷たい強風で凍え死にそうでしたが、陽が昇るにつれて風も弱くなり、見事な逆さ富士!

絶景なりぃぃぃ~~~♪

天気が良かったのでレイトチェックアウトに変更することも考えたのですが、田貫湖(たぬきこ)と、まかいの牧場(魔界のではなく、馬飼野)にも行きたいしな・・・と思い、10時前にチェックアウトしました。

 

 

余談ですが、この2か月後、イラついた息子から暴言を吐かれ酷いショックを受けたのですが、お母さんは、キミのことを心の底から愛しているよ・・・(´;ω;`)

2年前に乳がんを患い、5年~10年生きている確率が半分と言われた身体だけれども、お母さんは10年後またここで、24歳になったキミとキャンプすることを夢見ています。

 

 

それにしても、「育児は育自」とはよく言ったものですね。

育児は給料も休みも無いし、辛いこともそれなりに多いですが、「無償の愛」の学びですね~。

私も、あなたも、世界中のみんな、その学びの中にいる仲間です。

 

 

 

 

ここからは追記で、6月と10月にキャンプした際の写真を追加で載せておきます。

 

夏季キャンプでぜひ挑戦してほしいのが、カヤック(カヌー)!

 

 

カヤック乗り場に軽自動車と装備品が置かれてあります。利用したい人は、軽自動車に貼られた利用案内をよく読み、電話でスタッフを呼びます。

電話をかけたら5分くらいで、原付バイクでスタッフ登場。

利用料金は一時間2,000円、一日利用だと5,000円です。利用時間は、9:00〜17:00まで。

 

 

これがですね、なかなか楽しい♪

一人でも二人でも料金は変わりません。1時間で2,000円、2時間で4,000円、一日で5,000円なので、たっぷり楽しみたい方は一日レンタルでも良いかもしれませんね。

ただ、本栖湖の波が静かな時は本当に楽しいのですが、波が立っている時はけっこう濡れるし揺れます。

 

 

 

こちらは2024年9月にキャンプした時の写真。波はほとんど立っておらず、快適でした♪

この日は、昼間は波がほとんどなく、15時ころから波が立ち始めました。

 

 

こちらは2025年6月に訪れた時の写真。14時ごろにカヤック体験をしたのですが、かなり波が立っていました!  しかし、夕方になると波がおさまり、夜間と翌朝は驚くほど静かでした。

 

 

2025年6月キャンプ時の写真。夕方、富士山が少し赤く染まっており、奇麗でした。

4月にキャンプしたときは富士山に雪化粧が残り、夜間は寒くて死にそうでしたが、6月は夜も寒くなく、雪化粧もちょっとだけ残っていて、ちょうどよかったです。

梅雨の中休みにキャンプできる人はラッキーかもしれません。

 

 

二人でキャンプしてから二年経ち、息子は高校二年生に。すっかり落ち着き、明るくなりました。

人生、山あり谷あり。

調子の良いときも悪いときも、自分の成長になくてはならない出来事なのだと胸に刻み、しっかりたくましく生きておくれ、子供たち!

 

 

 

チーズフォンデュや、

 

やきとりや、

 

ワンタン雑炊を食べました。

 

 

4人でキャンプをすると楽しいのですが、料理をする人は大変です。

 

 

 

本当に素晴らしいキャンプ場だったので、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか♪

 

 

次は、田貫湖(たぬきこ)を紹介します。

洪庵キャンプ場から車で南へ30分の所にあります。

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、山梨県の観光紹介です。 本栖湖(もとすこ)湖畔にある人気キャンプ場の、【洪庵(こうあん)キャンプ場】の次は、田貫湖(たぬきこ)を紹介します。 レジャー記 前回の【洪庵(こうあん)キャンプ場】から田貫湖([…]

 

(このキャンプ記は2023年4月、2024年9月、2025年6月のものです)

 

 

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