【北口本宮冨士浅間神社】 富士山の鬼門を守る神社で、富士登山北口の起点

6月12日(日)に、タイムズ カーシェアでフィットを14時間借りて、山梨県と静岡県にお参り&遊びに行ってきました。

 

①北口本宮冨士浅間神社(山梨県富士吉田市)
②吉田の火祭りと諏訪神社について、東宮本殿、西宮本殿、富士講の開祖と吉田口登山道(山梨県富士吉田市)
③不二阿祖山大神宮(山梨県富士吉田市)
④白糸の滝、音止の滝、元祖富士宮焼きそば(静岡県富士宮市)
⑤富士花鳥園、道の駅朝霧(静岡県富士宮市)

の順番で、取り上げたいと思います。

 

③番の不二阿祖山大神宮(ふじあそやまだいじんぐう)以外、電車とバスで十分行けますが、一日でこれだけのスポットを公共交通機関でまわるのは無理です。

公共交通機関でめぐられる方は、一泊二日の予定を組むことをオススメします。

参拝記

朝5時半に起きて7時に車に乗り込み出発し、北口本宮冨士浅間神社に到着したのが8時45分でした。

 

静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社が富士山の南西に位置し、表富士を望む「陽」の場所(裏鬼門)にあるのに対し、今回訪れた山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社は、富士山の北東「陰」の場所(鬼門)にあります。

 

二つのお宮はちょうど、陰陽・対になる位置だそうです。

 

 

御神体は、富士山本宮浅間大社と同じく日本一の霊峰である富士山です。

 

 

 

鳥居と参道。

もうちょっと後ろに下がって写真を撮りたかったのですが、道路があるため、歩道のギリギリ端っこから撮った写真です。

富士山本宮浅間大社を訪れたのはお祭りの前日だったので、出店関係者がたくさん来ており賑やかでしたが、北口本宮冨士浅間神社はひんやりとした空気が気持ちの良い、静かなお参りとなりました。

 

 

参道。

私はパワースポットに行っても、何かパワーを感じたり見えたりするタイプではないのですが、参道を歩いているとやたらに気持ち良かったです。

気持ちの良い空気、心地良い静けさ、大鳥居まで続く両側の太い木々・・・。

 

(ああ・・・思い出すだけで、また行きたくなってくる!)

 

 

 

大鳥居。
日本最大の木造鳥居です。

朱塗りで鮮やかで、迫力がありました!

 

この大鳥居の手前に小さな川が流れているのですが、綺麗な水で見ているだけで気持ちが良かったです。

もうホント、富士山周辺は水が気持ち良いです。

富士山本宮浅間大社の湧玉池なんて、女神が出てきそうな雰囲気でしたからね・・・。

 

 

 

随神門。市指定文化財。

長い年月で、すっかり薄れてしまった絵。

 

 

大きな手水舎。市指定文化財。

 

 

冷たくて気持ちの良い水でした。富士山の湧き水です。ここで、お水取りはできないそうです。

 

ああ、水・・・、ほんとに綺麗・・・。

 

なんて気持ちが良いんでしょう・・・。

 

 

 

拝殿の左手前には、太郎杉があります。
山梨県指定天然記念物の第一号で、樹齢千年くらいと言われているそうです。

 

 

太郎杉、大きいですねぇ~。

 

 

拝殿の右手前には、夫婦ヒノキ。市指定天然記念物です。

 

 

 

 

神楽殿。上部に十二支の彫刻がありました。

 

 

 

 

拝殿。
鳳凰、獅子、龍の彫刻が美しいです。
拝殿の右側でお守りなど授けて頂けます。

八方除けも魅力的だったのですが、熊本震災への募金がセットになった、オリジナルタオルを頂きました。

→→【熊本城の記事はこちら】 2016年の熊本地震で甚大な被害! 2021年4月に天守閣の復旧工事が無事完了!

 

 

 

拝殿上部には天狗さんが。天狗と山岳信仰は密接な関係にあるそうです。

 

 

本殿は、国指定の重要文化財で、金の装飾がされており、華やかでした。写真は、本殿を横から見たところ。
風雨から守るためか、ガラス(アクリル板?)で囲われていました。

 

祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。

活火山である富士山を守っている水の女神様です。

瓊々杵尊(ににぎのみこと・・・ 木花之佐久夜毘売命の夫神)と、大山祇神(おおやまづみのかみ・・・ 木花之佐久夜毘売命の父神)も祀られています。

 

 

天応元年(781)、富士山の噴火があり、甲斐国主の紀豊庭朝臣が卜占し、延暦7年(788)、大塚丘の北方に社殿を建立したのが北口冨士浅間神社の始まりです。

 

静岡の富士山本宮浅間大社(浅間神社の総本宮)の創建は紀元前290年~紀元前215年の間なので、北口本宮冨士浅間神社の創建は、ずいぶん後ですね。

 

もともとは、この地に古来より「諏訪の森」があり、諏訪神社がありました。

 

そこに浅間神社を勧請したと伝わっているそうです。

 

 

諏訪神社は、北口本宮冨士浅間神社の右側にあります。

 

次は、境内の諏訪神社、吉田の火祭り、富士講などについて取り上げたいと思います。
(注意:吉田の火祭りを見たわけではありません。毎年8月26日、27日に行われます)

 

 

 

 

関連記事

→→富士山五合目の記事はこちら・・・北口本宮冨士浅間神社のご神体は富士山です。

→→富士山本宮浅間大社の記事はこちら・・・ 浅間神社の総本宮。富士山の裏鬼門を守っている御宮。

交通アクセス

富士山駅(旧・富士吉田駅)で電車を下車し、富士急バスか、ふじっ湖号か、富士山世界遺産ループバスに乗り、浅間神社前下車です。
富士急行バスHP

遠方から行く場合、 三島駅か新富士駅で新幹線をおります。
電車の乗り換えは、ヤフー路線などでお調べください。

車で行く場合、無料の駐車場があります。

近くの宿泊施設

富士山ステーションホテル。富士山駅出てすぐ。

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