ヤフーニュースかラインニュースか忘れたのですが、この前の金曜日に、名古屋大学減災連携研究センターのセンター長で教授の、福和伸夫さんの記事が載っていました。
簡単にまとめますと、
・12月21日に昭和南海地震
・12月23日に安政東海地震
・12月24日に南海地震
・12月26日は2004年にスマトラ地震
・12月31日は1703年に元禄関東地震
が起きているので、新年を迎えるまで気を引き締めていきたい、とのことでした。
ちょうど大掃除の時期ですし、食料品の備蓄や防災グッズの見直しなどしてみてはいかがでしょうか。
鳥取は予兆…M9スーパー南海トラフ地震が東京五輪直撃か、鳥取の震度6は南海トラフ地震の前兆か? 「平成の4連続巨大地震」の可能性と伊勢神宮の予言!、の記事を見ていただきたいのですが、
過去に、
863年 越中・越後地震
869年 陸奥沖海溝地震
869年 肥後(熊本)地震
880年 出雲地震
887年 南海トラフ地震
という流れで地震が起こり、
現在は、
2007年 中越沖地震
2011年 東日本大震災
2016年 熊本地震
2016年 鳥取地震
(20??年 南海トラフ地震?)
と、何となく似たような流れです。
我が家は東日本大震災から、カセットボンベ、水、保存食、カイロや寝袋、充電池などいろいろ防災用品を揃えており、一週間なら余裕、切り詰めて2週間くらいなら家族が食べていける量を備えています。
けれども、ご近所で「わけてほしい」という方がおられると、何人に分けるかで違ってきますが、3日ももたないんじゃないのかぁと思います。
緊急時は政府や自治体、ご近所は出来るだけ頼らず、「自分達で自分達の分をしっかり備えて乗り越える意識」が、各人に必要なのではないのかな、と思いました。
→お米の備蓄の仕方。他人の負担にならないように、自分の分は常に備える。の記事はこちら
阪神・淡路大震災 ウィキペディアのページには、
関東大震災では、木造住宅が密集する地域での火災が被害を大きくしたため、主に焼死により日本の災害で最悪となる約10万人の死者を出し、東日本大震災では主に津波による水死で1万5千人を超える戦後最悪の死者を出したが、当震災(阪神淡路大震災)では断層沿いに被害が集中して被災地域が狭かったものの、冬季の早朝に発生したため自宅で就寝中の者が多かったため、主に圧死で6千人を超える死者を出した。
とあり、震災の死者を見ていくと、
・関東大震災は、火災による焼死
・阪神淡路大震災は、家屋倒壊・家具転倒による圧死
・東日本大震災は、津波発生による水死
が主となり、これらを防ぐためには、
・火災を発生させない
・家屋が倒壊しないように耐震化、家具が転倒しないよう壁に固定、寝室に倒れてくる物を置かない
・海抜の低いところに住んでいる人は、高いところに避難する
のが対策となってきます。
海抜は、Flood Mapsで調べられますので、一度お住まいの地域を調べてみてください。
先日の新潟火災を見て、火災の広がりを恐ろしく思いました。
鍋を空焼きしてしまった一件の中華料理店が火元でしたが、災害時は複数の火元が発生すると思われます。
私達が覚えておかないといけないのは、「通電火災」です。
阪神淡路大震災での火災の6割(原因が判明している中での割合)が、この通電火災だったそうです。
通電火災・・・地震後、停電が復旧する際に、破損した電化製品や電気配線が、通電することにより引き起こされる火事です。
この火災を防ぐ方法は、単純に「避難する前にブレーカーを落とす」だけ!
この通電火災を始め、電気関係の出火を防ぐなど、対策を徹底すれば、
火災による死者は20分の1に減らせるそうです。
巨大地震後、崩れずに残った家に住み続けるのがいいかどうかは、今年の4月に発生した熊本地震のケースを見ていると「二発目の巨大地震で家屋倒壊」の場合があるので恐いですが、居住可能か不可かはおいておくとして、家屋が残るということは食料や衣類を持ち出せます。
火災が起こると、全て燃やし尽くしてしまい、食料・物資不足が深刻になります。
なによりも、火災が複数個所で発生すると挟まれてしまい、逃げられません。
ぜひ、通電火災の危険性を覚えていただき、年の瀬で忙しいでしょうが、家具の固定と、災害備蓄品の見直しをしてください。
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