【五代松鍾乳洞】 もろそうなモノレールに乗って、ヘルメットかぶって、美しい鍾乳洞へ!

前回の続きで、奈良の天川村の紹介です。

今日は「五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)」を紹介します。

旅行記

朝の六時に実家のある和歌山市から出発し、【天河大弁財天社】【南朝黒木御所跡と供養塔】の後、車で20分程離れた「五代松鍾乳洞(ごよまつしょうにゅうどう)」へ行きました。

この辺りは、五代松鍾乳洞の他、洞川温泉(どろがわおんせん)と名水「ごろごろ水」も有名。

五代松鍾乳洞は、ごろごろ水の採水場(ごろごろ茶屋)のすぐ向かい側です。

 

 

五代松鍾乳洞に来たら、ぜひ体験したいのがコレ!

ヘルメットをかぶって、細くてモロそうな、作業用モノレール(トロッコ?)に乗って、鍾乳洞を目指すのです!

 

楽しそう~~~♪

 

 

私達は、駐車場に車を停め(駐車料金は500円)、ウキウキしながら、モノレール乗り場へ向かった。

 

・・・が!

訪れたのがまだ10時前だったのに、もうモノレール券が3時間先まで売り切れ。

「えーーーっ、あと三時間、何して時間潰すの」

実家の親に子供を見てもらってるし、昼頃には帰った方が良いよなぁ・・・、こりゃもう諦めるしかないかぁ・・・、とガッカリ。

 

20分間隔で出ているので、乗れるかと思ってました・・・。

 

訪れたのがゴールデンウィークだったこともあり、朝から大人気の五代松鍾乳洞です。

 

ちなみに、モロそうなモノレールですが、20分間隔に出ているとはいえ、一度に四人しか乗れません。

モノレール乗車料金は、大人往復500円、子供は往復300円です。

距離は約200mで乗車時間は5分。最大斜度34.5度で、行きは前向きですが、帰りは前を向いたままバックで下ります。

先ほど載せたモノレールの写真は、バックで帰ってきたところです。

 

 

モノレールに乗れなかった場合、徒歩で鍾乳洞を目指すことになります。

歩くと7~10分。ひたすら上ります。

 

 

 

「あ~~~、モノレール乗りたかったなぁ!」とブツブツ言いながら、夫とひたすら上る。

いつもは、小学生と幼稚園児の子供とお出かけなので、夫と二人だけでの遊びは10年ぶりで、夫婦だけでの行動は身軽だなぁと実感。

久しぶり過ぎるデートでした。

この辺りを歩いていると、水の音が絶え間なく聞こえました。

五代松鍾乳洞から湧き出たミネラル分たっぷりの水が、次の記事に紹介する「ごろごろ水」です。

 

 

幼児がいないので身軽とはいえ、ひたすら10分上りっぱなしはきついので、時々休みながら、ようやく洞窟入り口に到着。

中は有料で、大人400円、子供200円かかります。

営業時間は、午前が9時半から11時半、午後は13時半から15時50分。

水曜日が定休日。また、12月1日から3月下旬まで休業です。

 

 

五代松鍾乳洞は、ガイドと共に入るので、勝手に入ってはいけません

案内は10~20分間隔で、必ずヘルメットをかぶって入ります

女性は髪型にご注意を。(お団子ヘア、ツインテール、ポニーテールは不向き)

 

夫と二人でガイドさんを待っていたら、アフロヘアのお父さんが子供とやってきて、「アフロの父さん、頭がモコモコでヘルメットかぶれるんかなー」と疑問に思いましたが、しっかりヘルメットをかぶってました。(若干髪型が崩れそうですが)

 

五代松鍾乳洞は、昭和8年(1933)に発見された鍾乳洞で、「赤井 五代松(あかい ごよまつ)」さんが探洞したことから「五代松鍾乳洞」と名付けられました。

赤井一族は、この鍾乳洞の探索に、十余年の歳月と私財を投入したそうです。

 

さあ、ガイドのおじさんが来たので、中へ入りましょう。

入り口が若干狭いです。

この1カ月半前に訪れた、滋賀県の【河内の風穴】(55万年以上前にできた、日本で三番目の長さを誇る鍾乳洞)は、入り口がたったの1mしかありませんでしたが、こちらはまだ余裕があります。

 

 

 

おー、奇麗やぁ!

鍾乳洞入ってすぐのあたりは、ライトアップされていて、幻想的でした。

 

 

五代松鍾乳洞で観光できるエリアは全長約80m、最も広い洞室は横幅約8m・高さ約6m です。

 

 

上からピタピタと水が滴り落ち、洞窟ならではのヒンヤリとした空気が気持ちよかったです。

洞窟内の温度は、年間を通じて10~11℃くらい。

 

 

複雑な形の鍾乳石がたくさん。

つらら状のもの、柱状のもの、タケノコみたいな形状のもの。

何万年という長い年月をかけて、一つ一つが少しずつ個性的な形に成っていきました。

錘乳石は、20〜30センチのものが多く、大きいものとしては3m~4mほどあります。

最大の石柱である「大黄金柱」は、高さ8メートルで大迫力!

 

 

いろんな形の鍾乳石があって目移りするのですが、「ガイドさんと共に行動」なので、あまり長居することはできません。(もっとゆっくりしたかった!)

 

 

特徴的な鍾乳石には、名前が付けられており、ガイドさんが説明してくれます。

この写真は広いところで撮ったのですが、鍾乳洞内は天井が低いところが多数あり、ヘルメットがジョリジョリこすれました。

「あー、これ、ヘルメット無かったら、頭に傷できるかもな~~」

と思いました。

 

ヘルメット、必須です!

 

 

最後は、修験道の開祖である、役行者(えんのぎょうじゃ)像。

【天河大弁財天社】も、【玉置神社】も、役行者が開いたとされる霊場です。

 

役小角(えんのおづの)・・・役行者(えんのぎょうじゃ)のことです。修験道の基礎を築きました。役小角の弟子の角行(かくぎょう)は富士講の開祖となりました。

 

 

鍾乳洞を出ました。

 

「もっとゆっくり楽しみたかったなぁ~」が正直な感想でしたが、天然記念物にも指定されている美しい鍾乳洞を見て、大満足でした。

ガイドのおじさんも、面白い方なので、オススメします。

 

 

次は、五代松鍾乳洞の向かい側にある「ゴロゴロ水」について紹介します。

 

次の記事はこちら

前回の続きで、奈良県天川村の紹介です。 今日紹介するのは山奥の名水「ごろごろ水」。 旅行記 【天河大弁財天社】、【南朝黒木御所跡と供養塔】のあと、車を走らせ、洞川温泉(どろがわおんせん)近くの【五代松鍾乳洞】を探索したのを[…]

(この旅行記は2018年です)

 

関連記事

天川村の記事です。

→→【天河大弁財天社】・・・車で20分ほど離れています。特徴的な五十鈴(いすず)で有名。

→→【南朝黒木御所跡と供養塔】・・・天河神社のすぐ近く。

 

→→【河内の風穴】の記事はこちら・・・滋賀県多賀町。55万年以上前にできた、日本で三番目の長さを誇る鍾乳洞です。

→→【おきなわワールド】 ハブ博物公園、スーパーエイサー、玉泉洞など見どころがたくさん!・・・沖縄県。ここの鍾乳洞も凄い。

交通アクセス

公共交通機関で行く方は、洞川温泉を目指してください。
下市口駅から奈良交通バスで約1時間の「洞川温泉」下車。五代松鍾乳洞までは、徒歩30分ほど。

車で行く方は、500円の有料駐車場があります。

料金

洞窟内に入るのは有料で、大人400円、子供200円です。

営業時間は、午前が9時半から11時半。午後は13時半から15時50分で。

水曜日が定休日。

12月1日から3月下旬まで休業。

必ずガイドさんと共に入る必要があり、自由散策はできませんのでご注意を。

近くの宿泊施設

洞川温泉 行者の宿 角甚。

お得で便利な、旅の予約サイト