【ごろごろ水】 大峯山洞川温泉の名物「ごろごろ水」と「陀羅尼助丸」。採水場は、五代松鍾乳洞の向かい側

前回の続きで、奈良県天川村の紹介です。

今日紹介するのは山奥の名水「ごろごろ水」。

旅行記

【天河大弁財天社】【南朝黒木御所跡と供養塔】のあと、車を走らせ、洞川温泉(どろがわおんせん)近くの【五代松鍾乳洞】を探索したのを、前回紹介しました。

次は、洞川温泉の名水「ごろごろ水」についての紹介で、五代松鍾乳洞の向かい側にあります。

 

まずは洞川温泉郷の紹介から。

趣のある建物が並び、けっこう賑わっていました。

ここは大峯山から熊野川の源流ともなっている山上川のほとりにあり、標高は約820m余り。

その気候から「関西の軽井沢」とも呼ばれているようです。

そういえば、軽井沢(長野県)、一度も行ったことないなぁ・・・。また機会があれば行ってみたい。(現在、神奈川住まいなので、故郷の和歌山へ帰るよりも、軽井沢の方が近い)

 

 

この温泉郷の名物は、陀羅尼助丸(だらにすけ)

あちこちに看板が立っていて、試しに一つ買っていこうかなぁと思ったのですが、けっこう値段が高い!

この写真は、洞川温泉ではなく、隣の黒滝村の黒滝茶屋で撮った写真で、容量が少ないためか一袋600円程とお手頃価格でした。

近くにサンプルがあったので、手に取って匂いを嗅いでみたのですが、何とも言えない独特的な匂いがムワ~~ンとして、

「んー・・・。これは、買っても飲まないだろうな(苦そうだわ)」

と思い、止めておきました。

 

 

 

陀羅尼助丸は、今から1300年ほど前に、修験道の開祖である役の行者(役ノ小角)が、山中のキハダの皮を煮て作った薬です。

前回も貼りましたが、五代松鍾乳洞にあった役行者(役小角ともいう)の像。(いろんな伝説のある方です!)

 

 

 

(天川村まで行かなくても、ネットで買えます)

古来より、胃腸薬といえば「陀羅尼助丸(だらにすけ)」と、全国で愛用されてきたらしい。自然の生薬でできているので、副作用の心配がないそうです。

 

 

では次に、洞川温泉のもう一つの名物「ごろごろ水」について。

【五代松鍾乳洞】向かい側に、ごろごろ水の採水場と、ごろごろ茶屋があります。

鍾乳洞から湧き出ている水で、PHは8.2のアルカリ水。

 

駐車場は一回500円です。このように番号が振られており、ほぼ満車で、皆さんポリタンクにせっせと水を汲んでいました。

 

 

コックをひねると、ごろごろ水が出てきます。

私達はポリタンクを持っていなかったので、手に受けて数口頂きました。

ヒンヤリとした、美味しいお水でした。

私達のように、ポリタンクを持たずに来た方は、洞川温泉のガソリンスタンドでポリタンクを売ってくれるようなので、声をかけてみてはいかがでしょうか。(ガソリンスタンドは小さいし、道路は狭いので、できれば事前に用意して行くのをオススメします)

 

また、ごろごろ茶屋では、この水で淹れたコーヒーをいただけます。

 

 

ごろごろ水の採水には、いくつか注意事項があるので、看板を貼っておきます。

「自然からの恵み」ですから、みんなでルールとマナーを守って利用したいものですね。

 

 

山奥まで汲みに行くのは無理だわ~という方に、便利な宅配もあります。

ごろごろ水は、カルシウムを程よく含むpH値8.2のアルカリ自然水。全国最上級の甘みを誇るようです。

 

 

同じく天川村にある【天河大弁財天社】は、水の神様を祀っています。(役行者が開いた霊場です。宮司様のインタビューへのリンクを貼りましたので、ご覧ください)

 

 

大自然に感謝!

美味しい水を、ありがとうございます~♪

 

 

 

 

この後、和歌山市に帰ったのですが、途中、黒滝茶屋(黒滝村)に寄りました。

 

次の記事はこちら

前回の続きで、奈良県の観光を紹介します。 今日取り上げるのは「奈良のへそ」とも言われる黒滝(くろたき)村の、黒滝茶屋。 旅行記 黒滝村は、奈良のほぼ中央に位置していることから「奈良のへそ」とも呼ばれているようです。 […]

(この旅行記は2018年です)

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交通アクセス

ごろごろ水の採水場へ、公共交通機関で行く方は、洞川温泉を目指してください。
下市口駅から奈良交通バスで約1時間の「洞川温泉」下車。ごろごろ茶屋までは、徒歩30分ほど。

車で行く方は、500円の有料駐車場があります。

料金

ごろごろ水の採水時間は9時から18時まで。
注意事項があるので、現地の看板および係りの方の指示に従ってください。

近くの宿泊施設

洞川温泉 行者の宿 角甚。

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