今日は、神奈川観光の定番「江の島(えのしま)」を紹介します。
江島神社(三社あります)、サムエルコッキング苑、江の島シーキャンドル、江ノ島岩屋(洞窟です)、稚児ヶ淵(ちごがふち)が見どころで、順番に紹介していきます。
半日ほどでまわれます。
レジャー・参拝記
江の島(えのしま)は、鎌倉の南西にあります。
最寄り駅は、小田急線の片瀬江ノ島駅(かたせえのしまえき)です。
竜宮城のような、小田急片瀬江ノ島駅。
特徴のある面白い駅舎ですが、2020年の東京オリンピック会場整備のために、この駅舎は2019年の一月から解体作業開始。新しい駅に生まれ変わりました。
こちらが2020年7月に訪れた時の写真。新しい駅舎も竜宮城っぽくて素敵ですね。
顔出しパネル。
駅から数分歩いて、江ノ島弁天橋(えのしまべんてんばし)へ。
江ノ島は大昔、陸続きだったらしく、縄文時代の住居跡などがあるそうです。
その後は海面の上昇で島と陸は海で隔てられ、引き潮のときだけ湘南海岸と陸続きになりました(トンボロ現象)。
このトンボロ現象の模型が、江ノ島のすぐ近くにある【新江ノ島水族館】の「なぎさの体験学習館」にあります。
江ノ島へ渡る橋「江ノ島弁天橋」は、右手に富士山が見えるし、潮の良いにおいがするし、時々アクセサリーや絵画が路上販売されていたりして、渡るのが楽しいです。
今は立派な橋が架かっていますが、昔は粗末な木の橋で、津波や台風などで壊され、人もたくさん亡くなったそうです。
現在の立派な橋を歩いているとウソみたいですよね・・・。
江ノ島は弁財天と五頭龍の伝説で有名。
弁天橋を渡りきると、弁財天仲見世通りが見えてきます。
大人4人くらいの幅しかない細い通りに、飲食店や土産物店が並んでいます。
江ノ島の名物は、シラスです。
1月から3月までの禁漁期間以外、生シラスが食べられます。
シケで漁に出られない時や、売り切れたときは食べられません。
生姜をといたポン酢で生シラスを食べると、美味しいんです!
江の島の人気店「とびっちょ」で食べた時の写真。
こちらはしらす丼御膳。かまあげしらすと、しらすかき揚げのセットです。1760円。
こちらは釜揚げしらす桜えび醤油漬け丼。1870円。
こちらはシラス卵とじ丼。1430円。
釜揚げシラスは甘みがあって美味しいし、シラスカキアゲはさっくり。
ぜひ、湘南名物のシラスを食べてくださいね。
お子様ランチがけっこう豪華! 1100円です。
江ノ島には数多くの土産物店、飲食店の他、旅館やスパがあります。
江ノ島は小さな島なので、観光は半日もあれば十分。
江島神社(三社あります)、サムエルコッキング苑、江の島シーキャンドル、江ノ島岩屋(洞窟です)、稚児ヶ淵(ちごがふち)が見どころ。
まずは、江島神社(えのしまじんじゃ)から紹介したいと思います。
江島神社(えのしまじんじゃ)は、広島県の厳島(いつくしま)神社、滋賀県の【竹生島神社】とともに、「日本三大弁財天」の一つ。
江ノ島の下から上へ、
- 田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)を祀る「辺津宮(へつのみや)」
- 市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)を祀る「中津宮(なかつみや)」
- 多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を祀る「奥津宮(おくつみや)」
の、三社からなります。
弁財天仲見世通りの突き当たりに、大きな朱塗りの鳥居。田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)を祀る「辺津宮(へつのみや)」は、この先です。
私達はこの階段を上らず、隣にある「江の島エスカー」を利用して、辺津宮(へつのみや)へ行きました。
江の島エスカーは日本初の屋外エスカレーターです。
三区間に分かれており、大人料金は下記の通り。(子供は半額)
全区間(1区~3区):360円
1区:200円
2区-3区:180円
3区:100円
江の島エスカーの他、島の上にあるサムエル・コッキング苑と江の島シーキャンドル(展望灯台)、江の島窟屋がセットになった、お得な「展望灯台セット券」があります。江ノ島を存分に楽しみたい方は、お得なセット券「江の島ワンデイパスポートを買いましょう。
「辺津宮(へつのみや)」。ご祭神は、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)。
隣には、弁財天黄金浄水。弁財天の神使である白龍王の彫像がカッコいいですね。
辺津宮の境内の八角形の堂「奉安殿」には 、日本三大弁財天のひとつとして有名な裸弁財天「妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)」と、「八臂弁財天(はっぴべんざいてん)」が安置されています。拝観料は、 大人200円、中高生100円、小学生50円。
御堂の中の裸弁財天「妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)」は、この写真の弁財天です。
むすびの樹。
大銀杏の二つの幹が一つの根で結ばれているため、良縁の御利益があるそうです。たくさんの良縁祈願絵馬がかけられていました。
辺津宮でのお参り後、エスカーに乗る(又は階段を上がる)と、中津宮(なかつみや)が見えてきます。
ご祭神は市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)。
龍の彫刻が美しいです。
水琴窟。水琴窟は、日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。
手水鉢の排水を処理する機能をもつのですが、独特的な音が心地よいです。
中津宮からしばらく歩くと、サムエルコッキング苑(イベントが無いときは無料)と江の島シーキャンドル(入場料大人500円、子供250円)の入り口が見えてきます。
江島神社巡りは、あともう一つ「奥津宮(おくつみや)」が残っているのですが、もっと上に神社があるため、ここで少し休憩して、サムエルコッキング苑へ。
明治時代の英国人貿易商サムエル・コッキング氏が作った、近代的温室をもつ庭園です。
サムエルコッキング苑は、季節によりさまざまな花を見せてくれます。1月はウィンターチューリップ、5月はバラが見られます。
コッキング植物園温室遺構。
明治時代に「東洋最大の温室」といわれていたコッキング庭園の基礎部分で、地下には水槽やボイラー室、貯炭庫などが設置されていました。
大変貴重な資料なのだそうです。
次は、江の島シーキャンドルへ。
最上階の展望台は入場料大人500円、子供250円かかりますが、二階展望台へは無料の外階段で上がれます。
展望台から相模湾を望む。
・・・この日は(2015年)、曇っていたため、富士山は見えませんでした。
こちらは2024年に訪れた際の写真。快晴で富士山が良く見えました!
無料のデッキには椅子やテーブルが置かれてあり、のんびり休憩できます。
また、シーキャンドルは冬季にイルミネーションをしていて大変奇麗です。
シーキャンドルの足元には、大きな「アオノリュウゼツラン」があります。
数十年に一度花を咲かせ、その後に枯れてしまうのだそうです。
サムエルコッキング苑前は広場になっていて、たこせんべい屋さんがありました。2015年当時、 一枚300円。飲み物を飲んで、たこせんべい食べて、休憩。
こちらは2024年に訪れた際のたこせんべい屋。
たこせんべいは300円から500円に値上がりしていました。物価高だから、しかたないですね。
たこせんべい(500円)と、えびせんべい(400円)と、貝せんべい(400円)を買いました。
サムエルコッキング苑を出て、島の右側に行くと、江島神社の奥津宮、江の島岩屋、稚児ヶ淵があります。
長くなるので、次回に続きます。
前回からの続きで、江の島観光を紹介します。 →→【江の島観光 前編】 湘南名物の生シラスを食べる! 日本三大弁財天の江島神社(三社)巡り・・・江の島名物の生シラス、江島神社、サムエルコッキング苑、江ノ島シーキャンドルについて書きました。 […]
(この参拝記は2015年と2024年のものです)
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→→【天河大弁財天社】の記事はこちら・・・奈良県天川村。別名「天河神社」も三大弁財天の一つに数えられることがあります。独特的な五十鈴守りがあり、神様に呼ばれないと行けないとも言われます。芸能関係者の尊崇を集めている神社です。
交通アクセス
公共交通機関で行く場合、
小田急江ノ島線 片瀬江ノ島駅下車 徒歩20分
江ノ島電鉄線 江ノ島駅下車 徒歩25分
湘南モノレール 湘南江ノ島駅下車 徒歩26分
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
車で行く場合、コインパーキングがいくつかありますが、あまり多くありません。
江ノ島内に駐車できない場合は、新江ノ島水族館あたりの駐車場に停めることになると思います。
料金について
お得なセット券がたくさんあるので、比較検討しましょう。
近くの宿泊施設
岩本楼本館。参道沿いにあります。