【四柱神社(よはしらじんじゃ)と縄手通り商店街】 願いごと結びの神にお参りをして、松本の美味しい地下水を味わう

今日は長野県松本市の四柱神社(よはしらじんじゃ)を紹介します。

旅行記

四柱神社(よはしらじんじゃ)は、JR松本駅から北東へ徒歩10分の所にあります。

 

道中、牛つなぎ石がありました。

皆さんは「敵に塩を送る」という言葉を知っていますか。

松本が武田信玄の支配下にあった時代に、今川氏真と北条氏康が、武田信玄へ塩の輸出を禁止したため、武田領の甲斐・信濃・上野の民衆はとても困りました。この事態を聞いた上杉謙信は、長年の宿敵である信玄に塩を送りました。これに信玄は大変感嘆し、「味方に欲しい大将よ」とまで思ったのだそうです。

しかしどうやらこれは、武田信玄は無料で塩をもらったわけではないし、塩を送った上杉謙信も武田を思いやったというよりかは自分達が不利益を被らないようにした政略であったようです。

 

→→上杉謙信の美談「敵に塩を送る」実は打算だった・・・東洋経済にわかりやすいいきさつが書かれています。

 

 

テクテクと歩き、四柱神社(よはしらじんじゃ)に到着。

 


創建は明治12年(1879年)。

祭神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)の4柱の神で、「願いごと結びの神」として信仰を集めているそうです。

 

 

次は、四柱神社のすぐ近くにある縄手商店街(なわてしょうてんがい)へ。四柱(よはしら)神社の参道として栄えたのだそうです。

ソフトクリーム、せんべい、カエルの雑貨屋さんなどが軒を連ね、雰囲気が良かったです。

 

縄手通り商店街には、カエル大明神がいるのです!

説明書きにもある通り、なわて通りにはかつて「河鹿蛙(かじかがえる)」が多く生息していましたが、川が汚れてしまってカエルがいなくなり、通りの活気も失われてしまいました。

もう一度、水清く、活気のある通りにカエルという意味で、カエル大明神が祀られたのだそうです。

 

すごく勇ましいカエルの像。

良い記念写真が撮れます。

 

 

 

松本はあちこちに「まつもと城下町湧水群」と名付けられた湧き水があります。

その冷たくて美味しいこと!

訪れたのが真夏で、大変暑かったので、この湧き水には何度も助けられました。

市街地の湧水は24か所もあるのだそうです。

松本駅や松本城近くの観光案内所で、湧水マップを手に入れられるので、みなさんもぜひ美味しい地下水を味わってください。

 

 

次は、国宝松本城(まつもとじょう)を紹介します。

 

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(この旅行記は、2013年です)

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交通アクセス

四柱神社までは、JR松本駅から徒歩10分。

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