【トヨタ産業技術記念館】 テクノランドと体験コーナー。豊田佐吉、豊田喜一郎親子の物語

また後日、愛知県旅行記、三重県旅行記をアップしていきますが、これからしばらく取り上げるのは、2016年4月初旬の愛知県&三重県の二泊三日旅行です。

旅行記

トヨタ産業技術記念館は、見所たっぷりです。

テクノランドと、工作体験をする場合、4時間ほどかかるとみておくほうが良いです。


トヨタ産業技術記念館があるところは、もともと豊田自動職布工場があったところです。

トヨタといえば車ですが「織機」から始まった、ということを私は全く知りませんでした。

 

 

トヨタの創業者は「豊田佐吉」で、父は大工、母は機織をしていました。

貧しい家の長男として生まれた佐吉は、大工の父と一緒に小学校の仕事を手伝った際「西国立志編」という本を知ります。
「すでにイギリスでは、蒸気の力を使って機織の機械を動かしています。ところが日本では今でもチャンカラチャンカラと手で機を織っています」という先生の話を聞き、
「僕も西洋人に負けない発明をしたい」
と決心したのでした。

 

佐吉はその後、東京上野の大博覧会で、外国の進歩した機械を毎日朝から観察し、手帳に書き記し勉強します。

試行錯誤の上、1890年佐吉が23歳の時に「豊田式木製人力織機」を作りました。

発明はそこで終わらず、動力機織機の発明に尽力します。

研究資金を稼ぐために、織物工場で利益をあげようと思うものの、経営がうまくいかず失敗。
その後はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国などいろんな国を訪ね研究します。

こうして佐吉はついに自動織機の発明に成功し、「世界の豊田」になりました。

 

自分の会社を大きくするだけではなく、帝国発明協会に多額の寄付をしたり、いろんな方面で資金を捧げました。

 

豊田佐吉の一生を貫いたのは「二宮尊徳」の教えでした。

二宮尊徳の教えは「報徳宗」として、多数の信者がいたそうです。

二宮尊徳の四大綱領は、

①至誠

②勤労 

③分度 

④推譲

簡単に言うと、真面目に勤めて、分をわきまえ、収入の一部を他に譲る、ということでしょうか。

佐吉の生涯のモットーは、①勤労②感謝③奉仕だったそうです。

 

佐吉は、23歳で木製の人力織機を発明してから、64歳で亡くなるまで研究を重ね、特許を得たものが80点以上に及んだそうです。

 

 

スゴイ発明家だったんですねぇ・・・。

 


 

その後、息子の豊田喜一郎によって、自動車の研究が行われ、世界のトヨタ自動車が生まれます。

(このことを書いた伝記本が、トヨタ記念技術館の売店にあります。オススメです!)

 

入館してすぐにある一階ロビーでは、巨大な「環状織機」の実演があるので、ぜひご覧ください。(写真撮ってなくてごめんね)

 

 


無停止杼換式豊田自動織機(G型自動織機)。
「機械遺産」に認定されている大変貴重な織機です。
1924年に佐吉が発明、完成しました。

 

G型自動織機は、総合的性能と経済性で「世界一」と評価され、各国の繊維産業の発展に大きく寄与したそうです。
1929年には世界のトップメーカーであるイギリス・プラット社に技術供与(特許権の譲渡)し、日本の技術者に自信を与えたそうです。

 

・・・スゴイですね、佐吉さん!  産業革命を起こしたイギリスに、技術提供したんですねー。

 

 


一階は繊維機械館となっており、多数の織機があります。
係りの方がたくさんいて、随時説明をしてくださり、実際に機械を動かしてくれます。

かなりガシャガシャと派手な音がして迫力があります。

 

 

カラフルな糸を組み合わせて、模様を作る。これはフェイスタオルを作っているのかな?

 

 


こんなふうに、写真を織物にする機械まであるんです。

 

 


これはすごい!

写真みたいですが、織物ですよ~!

 

 

私達の身の回りにはいろんな機械が溢れていますが、それらを苦心しながら作った開発者のことを思うと、頭が下がる思いがしますね。

 

物の数だけ・・・というか、失敗した商品も含むと、世に溢れている物の数以上のドラマがあったでしょうね。(感謝)

 


 

貧しい農村の大工の長男として生まれた佐吉は、周りから、ばか、のろま、変人、発明狂、ごくつぶしとあざけられながらも(ひっどいなー!)、自動織機を完成させ、豊田財閥を築きました。

 

自動車生産に目をつけたのは、佐吉の長男である、喜一郎(きいちろう)。

喜一郎は、日本国内で走る車の100%が、アメリカ自動車工業に独占されている事実から、「このままでは日本は、アメリカの経済的植民地に成り下がってしまう」と危惧します。

当時、三井、三菱などの大財閥すら投げ出した自動車産業を、「だれかがやらねばならぬ」と発起しました。

 

この豊田喜一郎の劇画漫画が、産業技術記念館売店で売られています。

これはとても良い本です!

親子の愛憎、経営側とのいさかい、無から有を生み出す苦しみ、技術者との絆、不屈の精神、世界と未来を見る目・・・ぜひ小学校の図書館に置いて欲しいです。

 

 

恐れて尻すぼみしてしまう気持ちを、

失敗することを恐れるな。挑戦しろ!」

と鼓舞してくれます。

 

 

 

皆さんもぜひ、売店の劇画漫画をチェックしてください。

自動車開発の他、戦争と平和についても学ぶことが出来ます。

 

 

トヨタを一大自動車産業へと押し上げた喜一郎は、57歳で病気により他界しました。

エネルギッシュな方だったので、もっと長生きしていろいろ挑戦したかったんじゃないのかなぁ・・・と思います。

過去、苦労して作り上げられた自動車を、現在や未来の人々は、便利さだけではなく地球環境のために、化石エネルギーに頼らないクリーンエネルギーで走行できる物を作れると良いですね。

 

 

石油の出ない国・ものづくりの国、日本、がんばれ!!!

 

 

 

 


トヨダスタンダードセダンAA型乗用車。
1936年4月に完成した、トヨタ初の乗用車です。

 

 

 

座り心地もよさそうですね。

販売価格は名古屋渡しで3350円と設定され、当時のフォードやGMに比べて400円ほど安い価格だったそうです。

 

自動車館の展示。


 

 

我が家はマイカーを持っていないので、展示してある車で「どれに乗りたい?」と夫に尋ねたら、白いレクサスを指さしました。オープンカーじゃないですか!

「オープンカーに乗りたいの?」と尋ねたら、「そういうわけじゃなくて。乗るんだったら白い車が良いなと思って」とのこと。
そういえば、夫は携帯電話も昔っからずーっと白ばかりだなぁ。

 

 

私の好みは、こちらのブルーのセリカ♪

1970年って、まだ生まれてないな。

お父さんが14歳の時に、こんなオシャレな車が走っていたなんて驚きです。

 

自動車の展示の他、工場の一部も再現されています。


こちらも係りの方がいて、実際に機械を動かしてくれます。

 

ガゴーーーーン!

と大迫力。

 


昔は手作業だった車の組み立ては、現在ではオートメーション化が進んで、まるで機械による手術のようですね。

 

 


自動車館のミュージアムショップ近くで、AA型ストラップを作れます。(無料)
対象は小中学生で、1人1個。
スイッチをポチッと押すと、セットされているペレットから自動的に作り出されます。(全12色あるうちの、どれか一色で日によって色が変わるそうです。私達は黄色でした)

 

小学生以上のお子さんを連れている方は、トヨダAA型乗用車のプルバックカー作りが楽しいです。
15分ほどで作れます。(無料)

 

他にも週末ワークショップなど行われているそうです。事前申し込みが必要なものもあるそうなので、HPでチェックしてください。

 

お子様連れに楽しい施設が「テクノランド」。

土日祝日および春夏冬休みは、事前に受付による入数限定の入れ替え入場を実施しているそうです。
私達が訪れた時は40分利用可能でした。

 

写真は小学生未満が遊べるキッズコーナーです。


身長120cm以上ある子供は「テクノサーキット」ができます。もちろん大人も参加可能です。

床に映ったコースの上を運転します。

いくつかミッションがあるそうですが、私達が訪れた時は、適切な距離を保ちながら目印を追いかけようというもので、最後に順位発表がありました。
テクノランドの中で、一番人気があるアトラクションです。


他にもぴたっとブレーキや、機織マシーン、空気抵抗を体感できる遊びもあり、あっという間に40分が過ぎてしまいました。

 

ライブラリーもあり、見所たくさんのトヨタ産業技術記念館でした。

 

記念館の中には、飲食店も入っているので、一日中遊べると思います。

 

私達は12時に入館し16時までの4時間いたのですが、展示を細かく見るにはもっと時間が欲しかったです。

 

あ~、もっと見たいのにぃ~~・・・。でも行かなきゃ!

 

その理由は、なばなの里のチューリップを明るいうちに見ておきたかったからでした。

 

次は、なばなの里を取り上げます。
→→なばなの里。チューリップ祭り、イルミネーション、ベゴニア館

関連記事

→→日清カップヌードルミュージアムの記事はこちら(世界初のインスタントラーメン・カップラーメン)・・・創業者は大変!

→→【名古屋港水族館】 公開シャチトレーニングがある。ホラーな展示にビビった・・・名古屋港の大きな水族館。

交通アクセス

遠方から行く場合、 名古屋駅で新幹線をおりて、名古屋本線に乗りかえ、栄生(さこう)駅で下車します。(名古屋駅から1駅、7分170円です)
名古屋駅前から出ている「なごや観光ルートバスメーグル」を利用していく場合、トヨタ産業技術記念館前で下車します。(メーグルについては、次のフリー切符で説明します)
メーグルの乗車は一回210円です。

車で行く場合、駐車場は無料です。

フリー切符

名古屋は公共機関での観光が便利な街です。

なごや観光ルートバスメーグル

乗車一回大人210円。子ども100円。
一日乗車券大人500円。子ども250円です。
月曜日は運休です。
土・日・休日は、20~30分に1本運行。平日は30分~1時間に1本運行しています。
名古屋駅、トヨタ産業技術記念館、ノリタケの森、徳川園、文化のみち二葉館、市政資料館南、名古屋テレビ塔、広小路栄、広小路伏見をルート運行しています。
メーグルの車内で一日乗車券を発売しています。
提携施設・提携店で割引やオマケの特典がもらえ、お得です。
デメリットは名古屋駅始発が9:30、各施設からの最終便が16時~17時台までと、運行時間が短いことです。
メーグル 時刻表

ドニチエコきっぷ

先ほどのメーグルはメーグルバスのみの利用でしたが、こちらのドニチエコ切符はメーグル、市バス、名古屋市営地下鉄が一日乗り放題になります。
料金は大人600円、子ども300円。
利用可能日は、土曜・日曜・休日・8日のみです。
メーグルと同じく、提携施設・提携店で割引などが受けられます。
なごや得ナビ
名鉄や近鉄線に利用できませんが、市営地下鉄沿線付近のホテルに宿泊するのなら、このドニチエコ切符はとてもお得です。
平日は、「バス・地下鉄全線一日乗車券」として発売されており、価格は大人850円、子ども430円です。

お出かけ前の下調べを省きたい方は、クラブツーリズム バスツアーがオススメです。バスツアーのキーワード検索で「名古屋」と入力すると関連するバスツアーがたくさん出てきます。

料金について

トヨタ産業技術記念館の入館料は、大人500円、中高生300円、小学生200円です。
メーグル・ドニチエコ切符を提示すると、大人400円、中高生240円、小学生160円で入館できます。
開館時間は9時半から17時まで。
月曜休館。

近くの宿泊施設

ホテルサンルートプラザ名古屋。地下鉄名古屋駅から徒歩3分。

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