和歌山帰省のことを書きたいのですが、その前に、つつじが見ごろの六義園(りくぎえん)について書きます。
私が訪れたのは5月1日で、つつじが綺麗に咲いていました。
あれから10日ほど経ちましたが、まだ花が残っているかもしれません。
散策記
巣鴨へ地蔵札を買いに行った時、近くに何か見るところないかなーとマップで検索して出てきたのが、巣鴨の隣駅にある六義園でした。
→→巣鴨とげぬき地蔵の記事はこちら
立派な正門。
マップ。
先ほど正門の写真を載せましたが、駒込駅から近いのは染井門(通常は閉門)なので、私はそちらから入りました。
とりあえず正門側から紹介していきたいと思います。
正門を入ってすぐの見所は、しだれ桜です。大きい樹でびっくりしました。
樹齢は70年ほどで、高さ15m、幅20m。
満開の時期は、一日で3万人以上の方が見に来るそうです。(すごいなぁ~~~)
こちら、満開時の写真。夜桜ライトアップもされるそうです。
たぶん、桜と、モミジの時期が一番人が多いんじゃないのかなぁ?と思います。
3月中旬から4月上旬はシダレザクラ。(ライトアップあり)
4月中旬から5月中旬はツツジ。
5月下旬から6月中旬はサツキ。
6月中旬から6月下旬はアジサイ。
10月中旬はムラサキシキブ。
11月下旬から12月中旬はモミジ。(ライトアップあり)
しだれ桜の後ろには小さな藤棚があって、見ごろでした。
こちらが、南側から見た「中の島」で、左側が妹山(いものやま)・右側の少し大きい方が背山(せやま)。
古くは女性のことを妹(いも)、男性のことを背(せ)と呼んでいたそうで、「中の島」は男女(夫婦)の間柄を表現しているそうです。
私のふるさと和歌山市には「和歌浦」という景勝地があり、妹背山(いもせやま)があります。
→→晴天時の和歌浦・妹背山の記事はこちら(昔はめっちゃ綺麗なとこだったのヨ!)
中の島の中央に、青緑色の石が立っているのが見えるでしょうか?
これは「紀州青石」と言って、和歌山城、和歌浦、岩橋(いわせ)千塚古墳群など、和歌山市のいろんなところで見ることができます。
青石は和歌山だけではなく、西日本の中央構造線 南側に多く見られる石だそうです。(綺麗ですよ~)
出汐湊(でしほのみなと)。
先ほどの「中の島」の右手前で撮った写真です。(近くに売店があります)
これも和歌浦がモデルになっています。
中の島の北西に茶屋があります。
抹茶セットは400円だったかな。ちょっと休憩。
(はぁ~~~、良い景色やわぁ。和歌浦も良いけど、こっちも良いなぁ)
と涼んでいたら、風に乗って、
タンターーンタカタカタンタン♪タカタカタンタン♪
と、「天国と地獄」の音楽が!
(ゆっくりしたいのに走りたくなるなぁ~~~~)
と、もどかしい気持ちで、お抹茶を飲んでいると、次は「剣の舞」が!
「天国と地獄」以上にソワソワする曲がかかってきて、
(ナンなのだぁ~~~、この曲はどこから聞こえてくるのだ~)
と、グーグルマップで周辺を見たら小学校が近くにあるようで、たぶん運動会をしていたんじゃないのかなぁと思います。
お天気がよい日に運動会で、良かったですね~。
吹上茶屋から見た景色。和歌山城の近くには吹上という地域がありますが、そこから名前を取ったのかな?
天国と地獄、剣の舞を聞きながらお抹茶。(なかなか無いですよね、こんな体験)
臥龍石の上で、亀がのんびり甲羅干しをしていました。
吹上茶屋の近くには、みごとな八重霧島が咲いていました。
こちら、渡月橋。
京都の渡月橋が有名ですが、これは、
「和歌のうら 蘆辺の田靏の 鳴くこゑに 夜わたる月の 影ぞさびしき」
の歌から名づけられた石の橋です。
渡月橋を渡る。
記念写真を撮る方が多かったです。
こちら、中の島の北側から撮った写真。「紀の川」と名づけられています。
紀の川は、奈良県から和歌山県へと流れ紀伊水道に注ぐ一級水系の本流(奈良県では吉野川と呼ばれる)で、なんとなく多摩川に似ているような・・・。
ふるさとが恋しくなったときは、多摩川のほとりで涼んでます。
→多摩川の記事はこちら
こちら、藤城峠へと続く道。先ほどの「紀の川」近くにあり、ツツジが見ごろでした。
ハナムグリがたくさん飛んでいました。花粉や蜜を食べる虫なので、人を刺しません。
時々巨大なクマバチがブーンと飛んでいましたが、クマバチのオスは針がなく、雌は毒針を持ちますがイタズラをしないと刺さないので、「お花の蜜を集めてるのね~~」と大らかに見てください。
ミツバチも忙しそうに、花の中に頭を突っ込んでいました。
綺麗だわ~。
お花を見ていると、心が明るくなりますね。
こちら、藤代峠(ふじしろとうげ)の頂、「富士見山」から撮った写真。
園内で一番高い築山で、標高35mです。
和歌山にも藤代峠があるそうですが・・・、知らんなぁ。
調べてみたら、和歌山市の南にある海南市に「藤白峠」があるそうです。
熊野古道の紀伊路の一部のようです。また機会があれば、帰省のついでに寄ってみたいと思います。
こちら、つつじ茶屋。
11月の紅葉シーズンになると、ここが真っ赤になるそうです
ライトアップもされて、さぞかし綺麗でしょうね。
他に滝見茶屋などもあり、1人でのんびりと1時間半の散策を楽しみました。
茶屋の他に、飲食店・売店もあるので、時間をかけてのんびり散策できます。
和雑貨がかわいかったので買いました♪
ツツジはそろそろ見ごろを終えますが、次はサツキとアジサイが見ごろになってきますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
東京で、ふるさとの和歌山市を感じることができ、とてもうれしかったです。
ぜひ、和歌山市にも遊びに来てください♪
次は、六義園のモデルとなった、和歌浦を紹介したいと思います。
→→晴天時の和歌浦。 昔はもっともっと、も~~~~っと綺麗だったはず!!!
関連記事
→巣鴨とげぬき地蔵尊「高岩寺」の記事はこちら・・・六義園に行く前に、巣鴨へ行きました。
交通アクセス
駒込駅から正門まで徒歩7分。
染井門までは徒歩2分です。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。
車で行く場合、駐車場はありませんので、周辺の有料駐車場を利用してください。
料金について
大人300円
小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。
開園時間は9時から5時まで。(入園は16:30まで)
5月4日と10月1日は無料開放日です。
土日祝日の午前11時と、午後2時、無料の庭園ガイドがあるそうです。
近くの宿泊施設
ホテルメッツ駒込。駒込駅すぐ。