【六義園(りくぎえん)のつつじ】 和歌山県の和歌浦など、景勝や和歌に詠まれた名勝をモデルに作られた

和歌山帰省のことを書きたいのですが、その前に、つつじが見ごろの六義園(りくぎえん)について書きます。

私が訪れたのは5月1日で、つつじが綺麗に咲いていました。あれから10日ほど経ちましたが、まだ花が残っているかもしれません。

散策記

巣鴨へ地蔵札を買いに行った時、近くに何か見るところないかなーとマップで検索して出てきたのが、巣鴨の隣駅にある六義園でした。

 

六義園へは、駒込駅から正門まで徒歩7分、染井門までは徒歩2分です。

車で行く場合、専用の駐車場が無いので、付近の有料駐車場を利用してください。

 

 

六義園の立派な正門。

入園料は、大人300円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。
開園時間は9時から5時まで。(入園は16:30まで)
5月4日と10月1日は無料開放日です。
土日祝日の午前11時と、午後2時、無料の庭園ガイドがあるそうです。

 

 

マップ。

先ほど正門の写真を載せましたが、駒込駅から近いのは染井門(通常は閉門)なので、私はそちらから入りました。

 

 

とりあえず正門側から紹介していきたいと思います。

正門を入ってすぐの見所は、しだれ桜です。大きい樹でびっくりしました。


樹齢は70年ほどで、高さ15m、幅20m。
満開の時期は、一日で3万人以上の方が見に来るそうです。(すごいなぁ~~~)

 

 

 

こちら、満開時の写真。夜桜ライトアップもされるそうです。

たぶん、桜と、モミジの時期が一番人が多いんじゃないのかなぁ?と思います。

3月中旬から4月上旬はシダレザクラ。(ライトアップあり)
4月中旬から5月中旬はツツジ。
5月下旬から6月中旬はサツキ。
6月中旬から6月下旬はアジサイ。
10月中旬はムラサキシキブ。
11月下旬から12月中旬はモミジ。(ライトアップあり)

 

 

しだれ桜の後ろには小さな藤棚があって、見ごろでした。

 

 

 

こちらが、南側から見た「中の島」で、左側が妹山(いものやま)・右側の少し大きい方が背山(せやま)。

古くは女性のことを妹(いも)、男性のことを背(せ)と呼んでいたそうで、「中の島」は男女(夫婦)の間柄を表現しているそうです。

 

私のふるさと和歌山市の「和歌浦」は、六義園のモデルとなった景勝地で、妹背山(いもせやま)があります。

→→晴天時の和歌浦・妹背山の記事はこちら・・・和歌山県和歌山市。(昔はめっちゃ綺麗なとこだったのヨ!)

 

 

中の島の中央に、青緑色の石が立っているのが見えるでしょうか?

これは「紀州青石(きしゅうあおいし)」と言って、【和歌山城】【和歌浦】【岩橋(いわせ)千塚古墳群】など、和歌山市のいろんなところで見ることができます。

 

青石は和歌山だけではなく、西日本の中央構造線 南側に多く見られる石だそうです。(綺麗ですよ~)

 

 

出汐湊(でしほのみなと)。


先ほどの「中の島」の右手前で撮った写真です。(近くに売店があります)
これも和歌浦がモデルになっています。

 

 

 

中の島の北西に茶屋があります。

 

 

抹茶セットは400円だったかな。ちょっと休憩。


(はぁ~~~、良い景色。和歌浦も良いけど、こっちも良いなぁ)

と涼んでいたら、風に乗って、

 

タンターーンタカタカタンタン♪タカタカタンタン♪

 

と、「天国と地獄」の音楽が!

 

 

(ゆっくりしたいのに走りたくなるなぁ~~~~)

と、もどかしい気持ちで、お抹茶を飲んでいると、次は「剣の舞」が!

 

「天国と地獄」以上にソワソワする曲がかかってきて、

(ナンなのだぁ~~~、この曲はどこから聞こえてくるのだ~)

と、グーグルマップで周辺を見たら小学校が近くにあるようで、たぶん運動会をしていたんじゃないのかなぁと思います。

 

お天気がよい日に運動会で、良かったですね。

 

 

吹上茶屋から見た景色。和歌山城の近くには吹上という地域がありますが、そこから名前を取ったのかな?


天国と地獄、剣の舞を聞きながらお抹茶。(なかなか無いですよね、こんな体験)

臥龍石の上で、亀がのんびり甲羅干しをしていました。

 

 

 

吹上茶屋の近くには、みごとな八重霧島が咲いていました。

 

 

 

こちら、渡月橋。


【京都嵐山(あらしやま)の渡月橋】
が有名ですが、これは、
「和歌のうら 蘆辺の田靏の 鳴くこゑに 夜わたる月の 影ぞさびしき」
の歌から名づけられた石の橋です。

 

 

渡月橋を渡る。

記念写真を撮る方が多かったです。

 

 

 

こちら、中の島の北側から撮った写真。「紀の川」と名づけられています。


紀の川は、奈良県から和歌山県へと流れ紀伊水道に注ぐ一級水系の本流(奈良県では吉野川と呼ばれる)です。

 

こちら、藤城峠へと続く道。先ほどの「紀の川」近くにあり、ツツジが見ごろでした。

 

 

 

ハナムグリがたくさん飛んでいました。花粉や蜜を食べる虫なので、人を刺しません。


時々巨大なクマバチがブーンと飛んでいましたが、クマバチのオスは針がなく、雌は毒針を持ちますがイタズラをしないと刺さないので、「お花の蜜を集めてるのね~~」と大らかに見てください。

ミツバチも忙しそうに、花の中に頭を突っ込んでいました。

 

 


綺麗だわ。

お花を見ていると、心が明るくなりますね。

 

 

 

こちら、藤代峠(ふじしろとうげ)の頂、「富士見山」から撮った写真。



園内で一番高い築山で、標高35mです。

和歌山にも藤代峠があるそうですが・・・、知らんなぁ。

 

調べてみたら、和歌山市の南にある海南市に「藤峠」があるそうです。

熊野古道の紀伊路の一部のようです。また機会があれば、帰省のついでに寄ってみたいと思います。

 

 

こちら、つつじ茶屋。


11月の紅葉シーズンになると、ここが真っ赤になるそうです
ライトアップもされて、さぞかし綺麗でしょうね。

 

 

 

他に滝見茶屋などもあり、1人でのんびりと1時間半の散策を楽しみました。

 

 

 

茶屋の他に、飲食店・売店もあるので、時間をかけてのんびり散策できます。

 

 

 

和雑貨がかわいかったので買いました♪

 

 

ツツジはそろそろ見ごろを終えますが、次はサツキとアジサイが見ごろになってきますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

東京で、ふるさとの和歌山市を感じることができ、とてもうれしかったです。

 

 

ぜひ、六義園のモデルとなった、和歌山市の和歌浦にも遊びに来てください♪

和歌山市和歌浦の観海閣(かんかいかく)から見た和歌浦湾と、妹背山の写真。

 

 

次は、六義園のモデルとなった、和歌山県和歌山市の和歌浦を紹介したいと思います。

次の記事はこちら

先ほど、東京の六義園(りくぎえん)について書いたので、そのモデルとなった和歌山県和歌山市の「和歌浦」について書きます。 →→六義園(りくぎえん)のツツジの記事はこちら・・・東京都。 散策記 和歌浦の場所は、和歌山県和歌山市。[…]

 

(この散策記は2017年です)

関連記事

巣鴨とげぬき地蔵尊「高岩寺」の記事はこちら・・・六義園に行く前に、巣鴨へ行きました。

交通アクセス

駒込駅から正門まで徒歩7分。
染井門までは徒歩2分です。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

車で行く場合、駐車場はありませんので、周辺の有料駐車場を利用してください。

料金について

大人300円
小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。
開園時間は9時から5時まで。(入園は16:30まで)
5月4日と10月1日は無料開放日です。
土日祝日の午前11時と、午後2時、無料の庭園ガイドがあるそうです。

近くの宿泊施設

ホテルメッツ駒込。駒込駅すぐ。

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